NHKの石田研一放送総局長は20日の定例会見で、「両耳の聞こえない作曲家」として知られた佐村河内守氏を昨年3月放送の「NHKスペシャル」などで取り上げたことについて、「結果として本人が作曲していなかったことなどを事前にチェックできなかった。作り手として重く受け止めている」と述べ、事実関係の調査を続ける意向を示した。
石田氏は、取材時に佐村河内氏の耳が聞こえていた可能性について「これまでの調査では、当時のスタッフは気づいていなかった」と話し、診断書や身体障害者手帳などを確認した上で放送を決めた経緯を説明。石田氏は今後、佐村河内氏に事情を聴く考えを示し、検証番組の放送については「まだ何も決めていない」と述べるにとどめた。
番組制作に外部出身の契約ディレクターが関与していたことを報道陣から指摘されると、石田氏は「外部スタッフが関わっているNHKの番組はあまたある。(NHK)本体でしっかりチェックしなければならず、(嘘を)見抜けなかったことが大きい」と述べた。
MSN産経ニュース 2014.2.20 18:21
石田氏は、取材時に佐村河内氏の耳が聞こえていた可能性について「これまでの調査では、当時のスタッフは気づいていなかった」と話し、診断書や身体障害者手帳などを確認した上で放送を決めた経緯を説明。石田氏は今後、佐村河内氏に事情を聴く考えを示し、検証番組の放送については「まだ何も決めていない」と述べるにとどめた。
番組制作に外部出身の契約ディレクターが関与していたことを報道陣から指摘されると、石田氏は「外部スタッフが関わっているNHKの番組はあまたある。(NHK)本体でしっかりチェックしなければならず、(嘘を)見抜けなかったことが大きい」と述べた。
MSN産経ニュース 2014.2.20 18:21