ゴエモンのつぶやき

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ふれて感じる名作「富嶽三十六景」 西区で初の鑑賞会 大阪

2014年02月24日 02時01分48秒 | 障害者の自立
 ■視覚障害者のために立体コピー図版

 視覚障害者に、江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎がさまざまな場所から見える富士山を描いた代表作「富嶽三十六景」の立体コピー図版を手でさわり味わってもらう鑑賞会が22日、大阪市西区の日本ライトハウス情報文化センターで開かれた。46枚からなる富嶽三十六景を凹凸によって表した“立体絵”にふれてもらい、作品のイメージを感じてもらう試みで、同センターが府内で初めて企画。今後も随時、視覚障害者の鑑賞を受け付ける。

 この立体コピー図版は、視覚障害者の支援に取り組む常磐大学(水戸市)コミュニティ振興学部の中村正之教授と研究室の学生らが、「富嶽三十六景」の原図46枚を所蔵する山梨県立博物館の協力を得て昨年11月に制作した。視覚障害のためのアートに詳しい同センタースタッフの小原二三夫(ふみお)さんが協力した縁で、同センターに寄贈。小原さんが今回の鑑賞会を企画した。

 立体コピー図版制作にあたっては、まず原図46枚すべてを白黒にしたうえで、画像の濃淡を解析。原図の情報を分解し、1枚につき4種類の凹凸による「絵」をつくるなどして工夫した。

 たとえば、原図の中で広く知られる「神奈川沖浪裏」では、まず富士山の位置を示した絵をさわり、次いでその周りにある小舟、さらに小舟を襲う大波にふれたうえで、最後の1枚で全体の構図を把握する仕組み。

 今回の鑑賞会は、視覚障害者4人が参加し1時間にわたり開かれた。ボランティアが絵の構図や色などについて説明した。参加した奈良県大和郡山市の柿本淳子さんは「複雑な絵ですが、シンプルに分解されているので順を追ってさわっていくと、波や舟をイメージすることができた。ボランティアが横で説明してくれるので、わかりやすかった」と感想を語った。

 企画した小原さんは「富嶽三十六景にはいろいろな方向から見た富士山が描かれており、富士山にも多様な見え方があることを感じてもらえたら」と話している。

 立体コピー図版の鑑賞は無料。申し込み、問い合わせは同センター((電)06・6441・0015)。

MSN産経ニュース : 2014.2.23 02:44

前橋公園のバリアフリー点検、地図化 作業療法士の卵・群馬大生

2014年02月24日 01時46分37秒 | 障害者の自立
 同大医学部保健学科の作業療法学専攻では毎年、学生が学内のバリアフリーを調べている。今年は外里冨佐江(とざとふさえ)教授(リハビリテーション学)らの発案で初めて学外に目を向けた。

 三年生十九人が三グループに分かれ、昨年十月、前橋公園の臨江閣周辺、るなぱあく、さちの池周辺の三カ所を調査。それぞれの地図をつくり、課題を報告書にまとめた。

 るなぱあくを調べたグループは、実際に車いすに乗り、赤ちゃんの代わりに荷物を載せたベビーカーを押し、障害者や親子連れの目線で調査した。

 報告書では、二つある駐車場の大きい方に近い「東入り口」には階段が二十一段あり、車いすでは入りにくいことを指摘。スロープがある正面入り口に向かう歩道の端には車いすやベビーカーの車輪がはまりかねない隙間があることも挙げた。

 メンバーの佐々木瑞希(みずき)さんは「全体的にバリアフリーが整っているが、保護者や介助者の付き添いがあることが前提となっている」と指摘した。

 臨江閣を担当した一人、大塚昂弘(たかひろ)さん(20)は「段差を移動する上下の運動は体力を使う。手すりやスロープなど、思いやりを形にする工夫が大切だと身に染みた」と振り返った。さちの池を調べたグループは、狭くて車いすでは通りにくい通路、階段や傾斜がある地点を細かく地図に描き込んだ。

 今回の調査では、前橋市の福祉担当の若手職員グループが調査場所や内容を助言した。

 グループは背景調査のため昨年七月、障害者や高齢者二百八十七人にアンケートを実施。外出時に知りたい情報として回答が多かったのは、駐車場の広さ(回答者の37%)、洋式トイレの有無(同23%)、段差の有無(同13%)だった。

 外出時の支障としては「視覚表示が少ない」「休む場所が少ない」「耳が聞こえない人への対応が分からない人が多い」などの声が寄せられた。


色鉛筆で3つの地図をつくった学生たち=前橋市昭和町の群馬大で

東京新聞 : 2014年2月23日

心も躍るユニーク壁画 小松高美術部が制作

2014年02月24日 01時37分40秒 | 障害者の自立
 愛媛県西条市小松町新屋敷の小松高校美術部1年生5人が22日、同市周布の障害者就労支援事業所「あけぼの」に縦約3メートル、横約8メートルの壁画を完成させた。事業所の利用者らは「かわいらしい絵で事業所のイメージにぴったり」と喜んでいる。
 あけぼのは2000年3月、障害者の保護者数人が福祉作業所として開設。現在は市内の知的・精神・発達障害者19人が野菜や果物の栽培、加工などに取り組んでいる。
 同校のPTA人権部会が13年7月、研修で事業所を訪れたことが縁で、美術部に壁画制作を依頼。生徒たちは1月から事業所の活動写真などを参考にアイデアを出し合い、野菜や果物を利用者に見立てた表情豊かな楽しいデザインを考案した。
 今月9、22日に計約12時間かけ作業。22日は午前9時ごろから始め、カラオケで歌うシイタケやサッカーをするニンジンなどを壁いっぱいに描いた。


【写真】障害者就労支援事業所「あけぼの」で野菜や果物をモチーフにした愛らしい壁画を描く小松高美術部1年生

愛媛新聞 : 2014年02月23日(日)