ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

車いす修理で高齢者の助けに 自転車店主が安全整備士に

2015年07月26日 01時36分42秒 | 障害者の自立

 自転車修理の技術を車いすの点検や修理に生かそうと、兵庫県尼崎市内で90年以上続く老舗の「石本自転車」(塚口本町1)の店主石本雅映(まさてる)さん(58)が「車いす安全整備士」の資格を取得した。個人の自転車店としては全国で初めて。高齢者人口の増加で、車いす利用者も増えており、石本さんは「自転車同様、安心して修理を任せてもらえるよう腕を磨き、高まる需要に応えたい」と意気込む。

 1921(大正10)年創業で、祖父から続く3代目の店主。近所の車いす利用者がタイヤの空気入れに訪れた際、「顔なじみに整備を頼めれば」と聞き、昨年9月、車いすの安全整備士への挑戦を決意した。

 資格は「日本福祉用具評価センター」(JASPEC、神戸市)が福祉用具の安全性を高めようと、2010年から実施。2日間の講義と実技講習をパスする必要があり、石本さんは1回で合格した。

 JASPECによると、現在の認定登録者は約800人。福祉施設の職員や車いすメーカーの社員などが大半だが、自転車店経営者の関心も少しずつ高まっているという。

 レンタル仕様の車いすは、貸出業者が保守点検をするが、個人が購入した場合、自ら整備しなければならない。石本さんは「個人の利用者が安心して預けられる拠点になれば」と話す。

 既に、福祉機器部品の卸売業者とのルートを開拓。長年の自転車修理技術を生かし、車いす独特の微妙なブレーキの利き具合や車輪のゆがみなど不具合を直す。今では、店の近くにある高齢者施設に出張点検に出向く機会も増えた。

 JASPECセンター長の鈴木寿郎さん(57)は「パンク修理などプロの技術が生かせる。今後、代車への移動補助など高齢者や障害者への対応ができれば、利用者には心強い」と期待を寄せる。石本さんも「客層が広がり、地元の人と幅広く関わることができる」と喜んでいる。

車いすを整備する自転車店の店主石本雅映さん

2015/7/24    神戸新聞


精神疾患の診療 誘導か 都内医療グループ、生活保護窓口で

2015年07月26日 01時31分50秒 | 障害者の自立

 生活保護を受給している精神疾患の患者に対し、東京都内の医療グループが自治体からの委託で福祉事務所に「相談員」として職員を派遣し、グループの精神科クリニックで通院治療やデイケアなどの「自立支援医療」を受けるよう誘導した疑いがあることが24日、分かった。

 患者から相談を受けた弁護士らが同日、自治体やクリニックへの監査を求める意見書を厚生労働省に提出した。

 自立支援医療は障害者向けで、生活保護受給者の場合は自己負担がなく、全額公費で賄われる。

 弁護士らは、グループが患者を劣悪な施設に囲い込み、通院を続けさせた上、本人の同意がないままに保護費を管理していた疑いもあるとして、3人の患者を施設から退出させた。グループは保護費の返還請求に応じたという。

 弁護士によると、江戸川区、大田区、港区からの業務委託で、グループの職員7人が福祉事務所の相談員になっている。相談員らは生活保護を受けているうつ病や統合失調症の患者に、グループ内のクリニックに通院するよう伝えたという。自立支援医療が適用されれば、医療機関には患者1人当たり1日1万円の診療報酬が支払われる。

2015/7/25     日本経済新聞


トマトの栽培を自動制御で

2015年07月26日 01時24分53秒 | 障害者の自立

 長崎市古賀町の障害者就労支援施設「ワークセンターほたる」が、トマトを一鉢ずつ独立したポットで養液栽培する「ポットファーム」システムを県内で初めて導入した。土を耕す手間がいらず、かん水や施肥をコンピューター管理するため作業しやすいのが特徴。就労訓練として利用者が作業に汗を流している。

 システムは岐阜県農業技術センターで開発された。ハウスの室温維持や培養液の循環などをコンピューターで自動制御。鉢が独立しているため病害の伝染抑止効果もある。

 設備を取り扱う兼弥産業(愛知県)によると、九州では熊本県玉名市でJR九州ファームが大規模に展開。全国の障害者施設では福岡県、沖縄県、三重県で3施設が導入している。

 ワークセンターほたるはビニールハウス(幅7・5メートル、奥行き30メートル)で544鉢を栽培。3月に植えた苗が大きく成長し、障害者5人が枝の手入れや授粉、収穫作業などに励んでいる。収穫は6月中旬に始まり、1日20~30キロ。保育園などに販売しているという。

 社会福祉法人長崎市社会福祉事業協会の理事長で、施設管理者の田中信春さん(79)は「試行錯誤して不安だったが、甘くておいしいトマトができた。軌道に乗れば規模を拡大して工賃アップにもつなげたい」と話す。利用者の男性(57)=西彼長与町=も「赤く実が熟れるとうれしくなる。一生懸命やりたい」と意欲を語った。

鉢植えしてコンピューター管理で育てたトマトの実を収穫する男性

2015年7月25日   長崎新聞


首相「夢分かち合える五輪に」

2015年07月26日 01時19分14秒 | 障害者の自立

 政府は2020年東京五輪の開会式まで5年を迎えた24日午前、五輪・パラリンピック大会推進本部(本部長・安倍晋三首相)の初会合を首相官邸で開いた。首相は「世界中の多くの人が夢と希望を分かち合える、歴史に残る大会となるよう取り組みたい」と述べ、成功に向けて一体で準備に取り組むよう各閣僚に指示した。

 新国立競技場については「新整備計画の策定に全力を挙げ、大会開催までに新しい競技場を間違いなく完成させる」と強調した。

 東京大会のテーマとして(1)震災から復興した姿を世界に発信(2)障害者にとって日本が世界で最も生き生きと生活できる国だと示す―ことを挙げた。

首相「夢分かち合える五輪に」

2015年 07月 24日     ロイター


東京五輪エンブレム発表 森会長「世界のアスリートの目標に」

2015年07月26日 01時08分59秒 | 障害者の自立

 五輪エンブレムはアルファベットの「T」を、パラリンピックエンブレムは記号の「=(イコール)」をイメージしたデザイン。「T」はTOKYO、TEAM、TOMORROWの頭文字で、「=」は平等という思いを込めた。

 東京五輪で世界が一つになる、その和の力の象徴としてデザインされた。すべての色が混ざることで生まれる黒と、白を中心にした配色で、大きな円があしらわれている。右上の小さな赤い丸は日の丸のイメージでもあるが、ハートの鼓動を表す。

 昨年10月から条件付き公募で集まった国内外の104作品の中から、東京生まれのアートディレクター、佐野研二郎さんの案が採用された。

 エンブレムは大会組織委員会が発表。会長の森喜朗氏は同日夜、都庁の都民広場で行われた発表会で、「大会のシンボルとして、東京大会を目指す世界中のアスリートの目標になる」とあいさつし、最高の五輪を作り上げようと呼びかけた。舛添要一都知事は「新しいエンブレムがこれからのオールジャパンをけん引するシンボルとなる」と来る2020年を見据えて語った。

 発表会には、組織委員会理事でアテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリストの室伏広治さんやパラリンピック競泳金メダリストの成田真由美さん、そして東京大会を目指すヤングアスリートたちも登場し、華を添えた。

2015.07.25    THE PAGE