ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

[ペンでつながる心のタスキ]五十嵐立青さん ごきげんの輪広げて

2015年07月27日 01時05分04秒 | 障害者の自立

 働く場所がない障害のある人と、担い手がいない農業という二つの問題を解決するために、障害のあるスタッフが働く農場「ごきげんファーム」を経営しています。現在、70数名の障害者スタッフ(ファームスタッフ)と職員で有機栽培をし、地域の皆さまや全国に朝採りの野菜セットをお届けしています。

 立ち上げの頃は「障害者に農業ができるか」と厳しいお言葉もいただきましたが、今では他の農家さんから「手伝いにきてくれ」と言われることも多くなりました。障害のある人たちへの周囲の見方が、少しずつですが確実に変化していることを感じます。

 もちろん、ファームスタッフも日々変化し、畑で大活躍をしています。スタッフたちからは「ごきげんファームに来て初めて仕事が続いている」「やりがいを持つことができた」「今までは生きていても死んでいた。ごきげんファームに来て生まれてきた意味がわかった」といったうれしい声が聞かれます。

 まだまだ課題の多い事業ですが、農場長を中心にファームスタッフに常に全力で誠実に向き合う職員たちと、何よりも地域の皆さまの温かいご支援で事業が進んでいます。農水大臣も畑に視察に来てくださったりと注目はいただいていますが、これからも焦らず急がず、つくばの大地に根を張って地域にごきげんの輪を広げていければと考えています。

たすき0725五十嵐立青

(つくば市、認定NPO法人つくばアグリチャレンジ代表理事)

2015年07月25日   常陽新聞スマートフォン版


人・仕事を都市から地方へ 鳴門のNPO、テレワーク通じ推進

2015年07月27日 00時59分32秒 | 障害者の自立

 障害者の在宅就労に取り組む鳴門市のNPO法人・JCIテレワーカーズネットワークは、時間や場所にとらわれない働き方「テレワーク」を通じて、都市から地方へ人と仕事を移す実証事業を行う。8月上旬に同市内に拠点を開設し、都市部の企業の本社機能の一部と社員が移る。新たな雇用につなげることも目指しており、テレワークの基盤づくりを進める。

 開設する拠点は「とくしまテレワークサポートセンター」と名付け、閉校した旧川崎小学校(同市大麻町)校舎3階の教室と準備室を市から借り受ける。同NPOが都内のデータセンターに設置しているテレワーク用の情報通信技術(ICT)基盤を移設して、作業スペースなどを整備する。
 サポートセンターに移るのは、都内に本社があるIT企業「インフォ・クリエイツ」で、社員2人が鳴門市内に移住する予定。社員はテレワークで業務に当たり、ICT基盤の移設や機能向上などを担うとともにセンターの運営スタッフを養成する。

 事業では、移住する社員の快適な暮らしを支えるため、耐震改修などを施した空き家2軒を用意するほか、地域の防災や子育て、医療、観光などに関する情報を提供するポータルサイトを開発する。

 センターは今後、首都圏の企業に対する営業活動を行い、障害者らがテレワークでできる仕事の受注を目指すほか、テレワークの導入を希望する企業から相談を受け付けたり、人材育成に向けた講習会を開いたりする。

 同NPOの猪子和幸理事長は「地域に密着した徳島型のテレワークのモデルをつくり、全国に発信したい」としている。

 事業は総務省の「ふるさとテレワーク推進のための地域実証事業」で、全国で15団体が実施する。四国では同NPOだけで、県や同市、IT関連企業、NPO法人などと共同で取り組む。事業費は約3700万円。

【写真説明】テレワークの実証事業の拠点として活用する旧川崎小学校の校舎=鳴門市大麻町
 
2015/7/25    徳島新聞

街の魅力を切り絵で 竹蓋 年男さん

2015年07月27日 00時54分15秒 | 障害者の自立

 桜川市の真壁地区で、切り絵の創作を続ける。江戸時代から残る歴史的な街並み、期間中は十万人の人出でにぎわう「真壁のひなまつり」、そして、ここで暮らす人たち。この三つを主な題材にしている。

 真壁との関わりは、学習塾の真壁教室を任されたのがきっかけ。街の第一印象は、「歩いている人も少なく、ちょっと寂しい街だな」。だが、「隅々までのぞくと、こんなすてきな所はないんじゃないかと感じた。地元の人たちにも、この素晴らしさを伝えたかった」。

 子どもたちの日常にも触れてみようと、毎日、街の中を歩いた。見世蔵、文庫蔵、養蚕蔵など、数多く残る国の登録有形文化財の建物群。アマチュア写真家が訪れ、絵を描く人たちの姿も目立つ。それでも、住民たちから聞こえてくるのは「ここには何にもない」だった。

 趣味から転じ、本格的な切り絵の創作活動に入ったのは、地元で活躍する南画家、洋画家と三人展を開いてからだ。県内を会場とした二〇〇八年の国民文化祭を契機に、地域でも「手づくり文化祭」が広まっていた。

 「どうしたらこの街を表現できるのか。そんなことを考えた時、古い歴史の街並みには、白と黒を基調にする切り絵がぴったり合った」

 切り絵は、趣味で携わっていた当時から独学。鉛筆で下書きを描き、筆ペンで白と黒を色分けする。この工程が、作品の出来栄えを左右する。黒い紙を貼り付け、カッターで切る。

 地域を元気づける活動にも、積極的に加わる。真壁藍保存会に協力して、藍染めの手ぬぐいのデザインを担当。桜川市の誕生十周年を記念し、旧岩瀬町、旧真壁町、旧大和村を代表する神社仏閣や四季をあしらった。

 全国有数の産出量を誇る御影石のPRにも一役買った。石材業者と一緒に、石灯籠に切り絵をはめ込んだ商品を手掛けた。

 東日本大震災以降は、人物に焦点を当てた作品づくりが中心となった。高齢者が多くなったが、笑顔を表現して心を和ませる。

 今、構想を描いているのは「郷土かるた」。子どもたちが真壁の文化、歴史を学ぶことで、ここで育ったことに誇りを持ってもらいたいと思っている。 (原田拓哉)

 <たけふた・としお> 1960年2月、日立市生まれ。茨城キリスト教大学を卒業後、市内で学習塾を経営。大手の学習塾に誘われ、2003年から真壁教室で塾の講師に。切り絵作家として、桜川市内で切り絵教室を開いているほか、市主催の市民講座の講師も務める。大学時代の友人たちと知的障害者の保護者たちを支援するグループ「生活と教育を考えるネットワーク」にも参加している。つくば市在住。

2015年7月26日   東京新聞


秋田市、避難準備情報発令は初 土砂災害警戒情報受け

2015年07月27日 00時48分25秒 | 障害者の自立

 秋田市は25日午後1時20分、大雨により土砂災害の危険が秋田市全域で高まったとして、市内全14万3551世帯(31万7807人)に避難準備情報を出した。避難準備情報の発令は同市で初めて。

 避難準備情報は、2005年の内閣府のガイドラインに盛り込まれた。災害により人的被害が発生する可能性が高まった時、避難に時間がかかる高齢者や障害者ら要援護者に、一足早く避難を促すのが狙いだ。

 この日は、午後0時27分に秋田地方気象台が市全域に土砂災害警戒情報を出した。市防災安全対策課によると、市内では雨が降り続く予報もあり、初めての避難準備情報の発令に踏み切った。これまでの大雨では、短時間に激しい雨が降り、一気に勧告を出す状況になることが多く、準備情報を出す機会はなかったという。



 避難準備情報は同日午後3時35分に解除。

2015/07/26     秋田魁新報


世界の人々が夢と希望分かち合える大会にと総理

2015年07月27日 00時37分38秒 | 障害者の自立

 安倍晋三総理は24日、東京オリンピック・パラリンピック第1回推進本部会議であいさつし「2020年の大会を世界中の多くの人々が夢と希望を分かち合える歴史に残る大会、東日本大震災から復興を成し遂げた日本の姿を世界に向けて発信する大会、パラリンピックの開催を通じ、我が国が障害者の方々にとってバリアの無い、世界で最も生き生きと生活できる国であることを示す大会になるよう取り組んでいきたい」と大会の目標を語った。

 安倍総理は「新国立競技場については計画を白紙に戻し、ゼロベースで見直すことを決断した」とし「内閣全体として責任をもって競技場の建設を進めていくため、遠藤オリンピック・パラリンピック担当大臣をヘッドに閣僚会議を立ち上げた。大会までの期間が限られている中、新しい整備計画の策定に全力を挙げ、2020年のオリンピック・パラリンピック開催までに間違いなく完成させ、世界の人々に感動を与える場にしていきたい」と理解と協力を求めた。

安倍総理は「主役は国民ひとりひとり、アスリートの方々。みんなに祝福される大会でなければならない」としたうえで「2020年の7月24日が東京オリンピック開会式。今日からちょうど5年後の7月24日に開幕する。『あと5年』ではなく『もう5年しかない』という気持ちで、一丸になって成功に向け尽力を」と指示した。また新国立競技場の整備計画はこの秋口に策定する計画だ。

2015年7月25日   財経新聞