ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者の就労を後押し/高松にカフェオープン

2015年08月01日 02時11分36秒 | 障害者の自立

 障害者の社会参加を後押しするカフェ「cafe樹~いつき~」が30日、香川県高松市番町の県社会福祉総合センターの2階にオープンした。就労支援に取り組む事業所を利用している障害者が、料理の盛り付けや洗い物、会計などを担当。和食中心のランチや軽食などを提供する。

 同センターでは5月末に喫茶コーナーが閉店。県が代わりの出店者を公募し、障害者の就労支援事業を行っている同市春日町の社会福祉法人・大樹福祉会(常谷忠克理事長)が運営することが決まった。

 カフェの運営は、同福祉会の施設利用者6人と職員3人の計9人でスタート。日替わり定食(700円)は、肉がメーンの「樹きまぐれランチ」と魚を中心にした「市場のお魚ランチ」の2種類を用意。いずれも県産野菜を使った小鉢などが付いている。

 同福祉会職員の石原誠吾さん(44)は「地域の方々にスタッフがいきいきと働く姿を見に来てほしい」と来店を呼び掛けている。営業時間は平日の午前10時~午後3時(ランチは午前11時~午後2時)。

障害者の社会参加を後押しするカフェで働くスタッフら=香川県高松市番町、香川県社会福祉総合センター

2015/07/31     四国新聞


「続けてもらえたら…」 栃木県内の視覚障害者 接続通話サービス、月末で終了

2015年08月01日 02時07分05秒 | 障害者の自立

NTTの電話番号案内「104」で案内された番号にそのままつないでもらう接続通話サービス「DIAL(ダイヤル)104」が、31日で終了する。30円の手数料が掛かるものの、番号を記録してダイヤルする作業に手間を要する視覚障害者にも、便利なサービスだった。利用減による終了だが、県視覚障害者福祉協会の須藤平八郎(すとうへいはちろう)会長は「障害者への配慮で続けてもらえないだろうか」と話している。

 NTT東日本広報室によると、終了理由は、設備更新の時期を迎える中、携帯電話の普及やインターネットなど情報収集・伝達手段の多様化で利用が減っているため。利用は全国で2014年度が102万件。ピーク時の07年度592万件から大きく減っている。

 また事前に行った視覚障害者団体へのヒアリングでは「点字メモが取れる、ボイスレコーダーがある」といった声があり、継続の要望もなかったという。番号案内サービスは継続する。

7月31日 朝刊    下野新聞


高品質な製品販売、障害者支援に貢献 大地を守る会セミナー /東京

2015年08月01日 02時03分06秒 | 障害者の自立

 大地を守る会のセミナー「社会貢献型商品開発への挑戦」が30日、千代田区一ツ橋1の毎日新聞社1階「毎日メディアカフェ」で開催された。

  障害者など社会的弱者といわれる人が作った製品の販売を通じて自立を支援する「ウェルフェアトレード」や、東日本大震災の被災者を支援する商品開発が広がっている。セミナーでは、同会の吉田和生商品部長が具体的事例を紹介した。

 千葉市の特定NPO法人「はぁもにぃ」では発達障害、知的障害者が養蜂や菓子作りをしている。同会はこのNPOを支援するため、ハチミツを今秋からネット販売する。港区にある「アプローズ南青山」は、発達障害などの人がフラワーアレンジメントの技術を学びながら働く場で、8月から同会が花束の販売をする。吉田さんは「いずれも、商品力が高いことが特徴だ。障害を持つ人が作った商品であることをしっかり情報発信したい」と語った。

毎日新聞 2015年07月31日 地方版


Tシャツプリント、自立へ好評快走中 旭川「車いす紅蓮隊」

2015年08月01日 01時57分06秒 | 障害者の自立

 旭川市でバリアフリーや障害者の就労支援に取り組む車いすの若者らのグループ「車いす紅蓮(ぐれん)隊」が、オーダーメイドでTシャツにプリントする事業を始め、評判を呼んでいる。すべての工程を障害者が手作業でこなし、細かな注文にも応じるのが売りだ。売り上げを増やし、自らの手で雇用拡大をと努力が続く。

 車いすをせわしなく動かしながら、製作責任者の川村徹さん(29)がプリンターを操作すると、カラフルなデザインのTシャツが姿を現した。「狙った場所に正確にプリントするのが腕の見せどころ」。デザインデータの加工や入力、Tシャツへの印刷、乾燥、点検などの作業を5人のメンバーで行う。

 車いす紅蓮隊は10年前、現隊長の五十嵐真幸さん(29)が職場の仲間2人とともに「足元からバリアフリーを広げよう」と立ち上げた。現在隊員は15人。公共施設やまつり会場に出向き、「車いす目線」で移動のしやすさなどを助言したり、障害者向け観光ツアーの企画をしたりしている。

 経済的自立をめざし、3年前から就労支援施設「チーム紅蓮」でTシャツプリントに着手した。国の給付金でプリンターを購入して専門業者の指導を受け、今春から障害者だけで本格稼働を始めた。

 プリンターや作業台の脚を削り、作業スペースを広くとるなど、車いすで作業しやすい工夫を施す。だが1台の機械で1枚ずつ仕上げるため、2日間で最大60枚ほどしか製作できない。

 紅蓮隊はこれを逆手にとり、デザインの一部だけを1枚ごとに変えるような大量注文にも対応しながら、料金を同じにしている。料金はTシャツ代と合わせて1枚2千円からで、肩や背中などプリントの箇所数に応じて料金が変わる。

 昨年まで年間800枚ほどを受注していたが、口コミで注文が増えており、今後は年間生産4千枚を目指す。川村さんは「プリント箇所が多いなど難しいデザインを仕上げた時の喜びはひとしお」、五十嵐さんは「『障害者が頑張っているから』と買っていただくのではなく、品質と値段で勝負したい」と闘志を燃やす。問い合わせは同隊(0166・38・8200)へ。

オーダーメイドのTシャツをプリントする「車いす紅蓮隊」=旭川市

朝日新聞 (本紙記事より)    2015年7月30日


視覚障害持つ台湾人夫婦、日本で学んだ点字楽譜の普及活動へ

2015年08月01日 01時49分59秒 | 障害者の自立

(高雄 30日 中央社)日本への留学から帰国した視覚障害を持つ夫婦が、現地の学校で学んだ「点字楽譜」の技術を台湾に普及させる活動に乗り出している。2人は視覚障害者が自分の力で演奏を成し遂げられるようにできればと意欲を見せている。 

呂千毓さんと辜進心さんは同じ大学の日本語学科出身で、卒業後に結婚。呂さんは幼少期に受けた先天性白内障の手術失敗で右目を失明し、左目の視力は0.03しかない。一方の辜さんは、目のがんにより8歳までに両目を摘出、全盲となった。 

呂さんは運命に屈せず夢を追い続け、2009年に教育部の公費留学試験に合格。筑波大学大学院で障害科学を専攻し、修士号を取得した。辜さんは視覚障害者にパソコンを教える仕事をしていたが、3年前に妻の後を追って日本に向かい、筑波大学附属視覚特別支援学校音楽科でクラシックギターを学んだ。 

夫婦は留学中、聴覚・視覚障害者のための大学、筑波技術大学で点字図書館や楽譜の点字翻訳センターなどを参観し、日本には視覚障害者に優しい環境と多くの支援施設があることを目の当たりにしたという。 

辜さんは視覚障害者の音楽演奏について、楽譜が読めないためメロディーなどは記憶に頼るしかなく、時間が経てば忘れてしまうとその難しさを吐露。点字楽譜によってこの困難を克服できればと話した。辜さんはまずはボランティアを募集し、点字楽譜を広める活動を推進していきたいとしている。 

文藻外語大学提供

2015/07/30     中央社フォーカス台湾