障害者の社会参加を後押しするカフェ「cafe樹~いつき~」が30日、香川県高松市番町の県社会福祉総合センターの2階にオープンした。就労支援に取り組む事業所を利用している障害者が、料理の盛り付けや洗い物、会計などを担当。和食中心のランチや軽食などを提供する。
同センターでは5月末に喫茶コーナーが閉店。県が代わりの出店者を公募し、障害者の就労支援事業を行っている同市春日町の社会福祉法人・大樹福祉会(常谷忠克理事長)が運営することが決まった。
カフェの運営は、同福祉会の施設利用者6人と職員3人の計9人でスタート。日替わり定食(700円)は、肉がメーンの「樹きまぐれランチ」と魚を中心にした「市場のお魚ランチ」の2種類を用意。いずれも県産野菜を使った小鉢などが付いている。
同福祉会職員の石原誠吾さん(44)は「地域の方々にスタッフがいきいきと働く姿を見に来てほしい」と来店を呼び掛けている。営業時間は平日の午前10時~午後3時(ランチは午前11時~午後2時)。
障害者の社会参加を後押しするカフェで働くスタッフら=香川県高松市番町、香川県社会福祉総合センター
2015/07/31 四国新聞