ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

「夢あきらめない」 障害者アスリートと小学生が交流会

2015年08月27日 02時51分26秒 | 障害者の自立

 国内最高峰のジャパンパラ水泳競技大会が9月5、6日に東京辰巳国際水泳場で行われるのを前に、東京都江東区の辰巳小学校で、選手と児童との交流会が25日に開かれた。4~6年生の約90人が見守るなか、ロンドン・パラリンピックに出場した山田拓朗選手と木村潤平選手がクロールや平泳ぎなどを披露した。

 地元の子どもたちにパラリンピック競技のおもしろさを体感してもらうのが狙い。6年の千野流之介さん(11)は「さすがプロだと思った。僕もサッカーの夢をあきらめずにがんばりたい」。木村選手は「パラリンピックに興味を持ってもらい、関わる人が一人でも増えてくれれば」と話した。

写真・図版

平泳ぎとバタフライを披露した後、子どもたちに拍手で送られる木村潤平選手=25日午前、東京都江東区、井手さゆり撮影

2015年8月26日    朝日新聞デジタル


高齢者や障害者守る「福祉避難所」開設訓練

2015年08月27日 02時48分49秒 | 障害者の自立

 水戸市吉沢町の県立水戸特別支援学校で25日、大規模な災害が発生した際に障害者や高齢者らが避難する「福祉避難所」の開設訓練が行われた。

 市内で震度6強を観測する大きな地震が発生したとの想定で実施され、学校関係者や市職員、地元住民ら約150人が参加。車椅子を乗せることができる車両を使って、乗り降りの訓練を行ったほか、避難所の設営や炊き出しの手順、車椅子でも利用できるテント型の仮設トイレの設置方法などを確認した。

 同校の奥岡智博教頭は「これまでは施設ごとに訓練をしていたが、市や警察、福祉タクシーなどと連携して大規模な訓練ができた。地域の防災体制の強化につながればうれしい」と話していた。

 水戸市は、東日本大震災の際に障害者や高齢者らが安心して避難できる避難所が少なかったことを踏まえ、市内の福祉施設など39カ所を福祉避難所に指定している。

2015.8.26    産経ニュース


介護者の負担を減らす「飲み込める」歯磨き粉

2015年08月27日 02時39分34秒 | 障害者の自立

歯磨きと歯周病予防など口腔ケアの両方ができる。最大の特徴は抗菌成分や香料といった原料の全てが天然由来であることだ。これによって飲み込んでも消化されるので、腹痛を起こすこともないという。幼児や高齢者に安心して使えるため、使用者だけでなく介護をする人の負担軽減にもつながる良品だ。

 透明なジェル状タイプ(容量75グラム)と、液体スプレー(30ミリリットル)の2種類があり、ほかに登山者らに好評を得ているコンパクト型も設定している。価格はいずれも1000円(税抜き、以下同)。発売は2013年7月で、今年7月までの1年間は前年比で約5倍の1億円弱を売り上げた。海外からも注目されており、今秋からドイツ、スウェーデンなど欧州5カ国で発売予定だ。

 事業運営もユニークで障害者の就労支援スキームを導入している。その仕組みはトライフ(横浜市中区)が障害者に650円で商品を供給、卸売りや小売りによって250~350円が障害者の収入になる。すでに全販売数量の半分ほどがこのスキームに乗り、障害者の雇用を促進している。こうした社会性の高い事業方式も評価され、国内のベンチャー企業顕彰で権威のある「ジャパンベンチャーアワード」の15年表彰では最優秀の経済産業大臣賞に輝いた。

 トライフは代表取締役の手島大輔(45歳)と取締役の永利浩平(44歳)の2人だけで運営するベンチャーだ。2人の出会いは11年春。オーラルピースの主成分である抗菌剤「ネオナイシン」の原型成分の量産技術を九州大学などとの産学協同で開発した永利が、事業化を手島にもちかけたのだった。

 ネオナイシンは、おからなどに住む乳酸菌が作る成分に梅エキスを配合した抗菌剤で、今年になって国内特許が成立した。永利がかつて在籍した乳業会社時代に研究に着手、02年からほぼ10年がかりで開発した。ただし、事業化への道は決して平たんでなかった。そこで、永利は大手商社やコンサルティング会社を経てオーガニック化粧品などを手掛けていたトライフの手島に「この人となら道が拓けるはず」と、アプローチしたのだった。

 もっとも、直ちに手島が口腔ケアへの展開を着想したわけではなかった。転機となったのは、手島が重篤な父親の介護で、歯磨きやうがいが、いかに大変かを実感したことだった。こうして永利が開発したシーズが口腔ケアというニーズに結びついた。

 ただ、その時点では歯周病菌への効果が弱かったため、手島は更なる開発を要請。永利は梅エキスの配合で、ネオナイシンの完成に辿り着いた。高齢者の死因では唾液や胃液などが肺に流れ込んで発生する「誤えん性肺炎」が上位を占めるが、ネオナイシンはその肺炎を起こす細菌への抗菌力も確認されている。

 永利は最初の就職先であった化学メーカーで、洗剤などの原料の一部に薬品を使うことに疑問を抱き、化学薬品を一切含まないネオナイシンの開発へと傾斜していった。

 手島と出会うことで、苦節十余年の開発が報われた。このビジネスに障害者支援の要素を入れた手島の志は高く、「世界にオーラルピースを普及させるグローバルカンパニー」が目標だ。永利も「自分たちの技術が世の中のためになる。それが一番嬉しい」と、これからの二人三脚の歩みに夢を膨らませている。

永利 浩平(Kohei Nagatoshi)
株式会社トライフ取締役
1971年生まれ。95年に北海道大学農学部を卒業し、東京の化学メーカーに入社。2000年に福岡県の化粧品メーカーにUターン就職。02年同県の乳業会社に転じてネオナイシンにつながる研究開発に着手。12年から現職。趣味のバスケットボールは愛好家チームでプレーし、子どもたちの指導も。

Wedge2015年9月号より


ブラインドサッカー日本代表、決戦舞台はバリアフリー

2015年08月27日 02時33分25秒 | 障害者の自立

 視覚障害者が音の鳴るボールを追う「ブラインドサッカー」の日本代表が9月、リオデジャネイロ・パラリンピックの出場権を懸けたアジア予選に挑む。会場は東京・渋谷の特設コート。多くの障害者にも応援してもらおうと、バリアフリーにこだわった。

 大会は9月2日に開幕。普段は一般向けに使用されている国立代々木競技場フットサルコートに観客席を設置し、日本、韓国、中国、イランなど6カ国が二つの出場枠を懸け熱戦を繰り広げる。

 大会の売りの一つは、視覚、聴覚障害者や車いすの人にも配慮した会場づくりだ。視覚障害者の手引きをする人や、手話通訳者が常駐。実況中継を手元の受信機で聞くことができる音声システム、触ることでスタンドなどの位置関係を知ることができる会場の模型、盲導犬や聴導犬用のトイレも準備する。

 車いす専用のスタンドも設け、収容人数は約1900人。障害者スポーツとしては異例だが、入場料も徴収する。

ブラインドサッカー日本代表、決戦舞台はバリアフリー

2014年11月、ブラインドサッカーの世界選手権でアイマスクを着けプレーする選手たち

2015.8.26    サンケイスポーツ


採用選考時の差別問題で280万ドル支払いへ

2015年08月27日 02時27分21秒 | 障害者の自立

 米小売りチェーン大手ターゲットが採用選考時に人種や性別によって差別したとされる問題で、米雇用機会均等委員会(EEOC)は24日、同社が280万ドル(約3億3300万円)を支払い和解することに同意したと発表した。

 EEOCは、ターゲットが過去の採用選考時に行っていた三つの評価テストで、人種や性別に基づき上級専門職の応募者を不当に選別していたと信じるに足る事由を確認。こうしたテストは1964年に制定された公民権法に違反すると述べた。

 また、採用選考時に心理学者が実施した評価は採用前の健康診断に当たり、米国障害者法(ADA)に違反したことも判明したという。ADAは、雇用主が採用通知を出す前に応募者に健康診断を受けさせることを禁じている。

 ターゲットの広報担当者は発表文で、EEOCは同社が行っていた採用前の評価は応募者に不利な影響を及ぼす恐れがあると判断したが、差別の事例を確認していないと述べた。広報担当者はまた、過去10年に同社の採用選考に応募した人数は数千万人に上るが、和解の対象は数千人規模だと語った。

 さらに「当社はこうした評価に関して不適切な行為は一切なかったと今も確信している。ただ、EEOCが指摘した採用時の評価はいずれもすでに行われていないことと、この問題の訴訟には巨額の費用がかかることを踏まえて、EEOCと和解合意した」と説明した。

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版