ゴエモンのつぶやき

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更生保護施設態勢強化に歓迎の声「社会復帰の最後のとりで」

2015年08月28日 02時34分53秒 | 障害者の自立

 更生保護施設で高齢者・障害者の出所者を指導する福祉スタッフをほぼ倍増するなど受け入れ体制強化の方向性を法務省が示した。通常より負担が重い施設を支援する施策に対し、関係者からは歓迎する声が上がっている。法務省は「社会復帰の最後のとりで」と呼ばれる更生保護施設だけでなく、自立準備ホームや民間企業の協力体制づくりも進めており、官民をあげた再犯防止の旗振り役を務めている。

 更生保護施設は、保護観察所の委託を受け、釈放されたばかりの出所者に生活指導や就労支援を行う。出所者は施設で暮らしながら仕事を探し、やがてアパートへ転居するなどして社会に復帰していく。

 元刑務官や犯罪者の更生支援を志す高齢者らが更生保護法人の一員として運営するが、「定員20人、職員4人程度の小規模施設で、365日、1日24時間、出所者を処遇する“極限状態”の施設も少なくない」(法務省保護局)という。

 更生保護施設は、受け入れ人数や日数などに応じ、国から委託費を受給し運営費に充てる。限られた職員で運営しなければ経営が成り立たず、稼働率を上げられないところが少なくないため、同局幹部は「福祉の専門家や非常勤職員を増やせば、受け入れ人数の増加が期待できる」と話す。

 「更生保護施設の積極的な取り組みに対し、政府が財政的な支援をしてくれるのは助かる」。東京都渋谷区で女性向け更生保護施設を運営する「両全会」の小畑輝海理事長は法務省の施策を歓迎する。両全会では滞在者の約6割が高齢者や障害者だ。専任の看護師の女性は「高齢者や障害者は就労が困難な上、指導も難しくなる。それでも本人がやる気をもって仕事を見つけ、自立した後に近況を知らせてくれると、再犯していないことが分かる」と現場の苦労と喜びを語る。

 政府目標である出所者約2千人の“居場所”を確保するため、法務省は更生保護施設のほかに、自立準備ホームや民間企業の協力も求めている。自立準備ホームでは、保護観察所に登録された社会福祉法人など全国332事業者(今年3月末時点)が宿泊場所と食事を提供、自立支援も行う。出所者の新規受け入れ委託人数は、更生保護施設で6676人(平成25年)、自立準備ホームで1109人(25年度)だった。

 一方、出所者の雇用に協力する民間企業は「協力雇用主」と呼ばれ、全国に1万4千社以上ある。このうち約670社で実際に出所者を雇用している。

 政府は実雇用する協力雇用主を3倍に増やす目標も掲げるが、法務省は27年度に協力雇用主への奨励金制度を創設。直近4カ月で約120社増加したという。

2015.8.27      産経ニュース


更生保護施設、高齢者・障害者向け福祉スタッフ倍増へ 出所者2千人受け入れ目指す

2015年08月28日 02時31分16秒 | 障害者の自立

 法務省が高齢者・障害者の出所者を受け入れる更生保護施設の福祉スタッフを倍増するなど体制強化を検討していることが26日、分かった。更生保護施設の稼働率向上を柱の一つとして、政府が目標とする出所者2千人分の“居場所”創出を目指す。東京五輪までに再犯防止を進め、「世界一安全な日本」を国際社会にアピールする狙いだ。

 政府は昨年12月、東京五輪が開催される5年後までに居場所のない出所者を全体の3割(約2千人)減らす目標を決定した。居場所がないまま釈放された出所者が再犯に至るまでの期間が短いためだ。平成21年の犯罪白書によると、約6割が出所後1年たたずに再び犯罪に手を染めている。

 これを受け法務省は、高齢者や身体障害者、知的障害者などを受け入れ、社会福祉士などの資格を持つ福祉スタッフを配置する「指定更生保護施設」を現在の57施設から全国の全更生保護施設(103施設)にほぼ倍増する財源を28年度予算で概算要求する方針。103施設に1人ずつ配置できる額だが、配置しない施設もあるとみられ、積極的な施設に複数配置できるようにして稼働率向上を図る。

 福祉スタッフは、高齢者・障害者の特性に配慮した指導や福祉サービスを受けるための調整などを行う。国は施設に対し、通常の委託費のほかに福祉スタッフ1人当たり月額約40万~50万円を支給する。 

 また、法務省は更生保護施設で出所者の自立を支援する非常勤職員1人1日当たり一定額が支給される委託費について、週3日が上限だった支給日数を5日に拡大。さらに、施設の改修や増築に対する補助金を拡充する予算も求める方針。福祉スタッフ倍増と合わせ、受け入れ体制強化を進める考えだ。

 全更生保護施設の定員は計2349人だが、充足率はここ数年、70%台後半で推移。100%になれば、約500人多く受け入れることができ、通常は1人につき3~4カ月滞在することから、受け入れ人数は年間で約2千人増える計算だ。

2015.8.27    産経ニュース


知的障害者 接客で自立を 

2015年08月28日 02時25分18秒 | 障害者の自立

 ◆盛岡・あすなろ亭改装 そば職人「一緒に働きたい」

 盛岡市の障害福祉サービス事業所「あすなろ園」が運営する手打ちうどん店「あすなろ亭」(同市羽場)が改装オープンし、手打ちそばの提供を始めた。

 うどんの他に新たに加わったメニューは、つけ鴨かもせいろそば(1000円)や、特製とろろの山かけそば(650円)など。同店では、知的障害のある男女5人が自立に向けて働き、接客などを担当している。

 手打ちそばの提供は、そば職人歴22年の菅原勝利さん(70)が今年7月、同園の指導員となったことで実現した。菅原さんが同市永井で経営していたそば店では、特別支援学校の職場研修の一環で知的障害を持つ若者を受け入れていた。「正直で温厚な人が多く、一緒に働くことが楽しかった」と話す。

 今年2月、菅原さんの店は区画整理で立ち退きを迫られた。年齢から新たな店を始めることは難しいと判断。知的障害者と働いた日々を思い出し、「何かの役に立ちたい」と同園に指導員を申し出たという。

 菅原さんは「自分のそばでお客さんを増やして、みんなと忙しく、楽しく仕事をしたい」と意気込んでいる。今後は、同園の利用者に、そば打ちの指導をしていく予定だ。

 あすなろ亭は午前10時半~午後3時。水曜日定休。

「コシの強いそばを楽しんでほしい」と話す菅原さん(盛岡市羽場の「あすなろ亭」で)

「コシの強いそばを楽しんでほしい」と話す菅原さん(盛岡市羽場の「あすなろ亭」で)

2015年08月27日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

障害者が利用できる施設や雇用企業紹介 帯広のVESS、寄付呼び掛け

2015年08月28日 02時20分34秒 | 障害者の自立

 【帯広】帯広で理美容の出張サービスを行うVESS(ベス)の長岡行子代表(44)らが、十勝管内で車いすでも使える施設や障害者を雇う企業などを載せた情報誌の発刊準備を進めている。資金はインターネットで小口の寄付を募る「クラウドファンディング」の手法で集める。長岡さんは「体が不自由でも、気軽に外出するきっかけをつくりたい」と張り切っている。

 きっかけは今年3月、帯広であった障害者向け就労支援のイベント会場。主催した長岡さんは、障害者の多くや家族らが外出に大きなためらいがあるのを知った。「トイレやスロープの有無などが気掛かりで、外出に不安がっていました」と話す。

 2003年に開業したVESSには理美容師8人が、管内の福祉施設や病院に出向き、散髪やパーマなどを行っている。その中の1人、美容師磯崎優子さん(45)の長男(22)は脳性まひで、車いすでの生活を余儀なくされていた。長岡さんは磯崎さんから「車いす利用者が気軽に行ける施設をまとめた情報が少ない」との話をよく聞いていた。磯崎さんの後押しもあって、障害者向け情報誌を作ることにした。

 2人は、障害者の来訪に対応した施設やレストラン、エステ店を調べ、障害者を雇っている企業などの情報も載せたい考え。十勝管内の店や人の情報誌「元気スロウ」を発行している印刷会社ソーゴー印刷(帯広)の協力も得て、情報誌は80~100ページで、5千冊を製作する予定。車いす利用者をモデルに起用することなども考えている。

 製作費や印刷費を含め計150万円ほど掛かる経費は、ネットで幅広く集めることにした。資金が集まり次第、製作を始める。

 受け付けサイトは「READYFOR?」https://readyfor.jp/projects/kurumaisu-vessで、3千円から応募できる。締め切りは9月25日午後11時。連絡はVESS(電)0155・38・3558へ。

08/26    北海道新聞


中学生・高校生1800名が、高齢者や障害者への応対マナーを学ぶ!

2015年08月28日 02時04分59秒 | 障害者の自立

一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会(大阪府大阪市、代表理事:垣内俊哉)は、学校法人清風南海学園(大阪府高石市、理事長・校長:平岡正巳)に在籍する中学生・高校生に向けてユニバーサルマナーアカデミックプログラムを開催します。ユニバーサルマナーとは、自分とは違う誰かのことを思いやり適切な理解の下、行動することを意味します。今回の講義やワークショップを通して高齢者や障害者の視点に立ったサポート方法を学び、地域や社会に貢献できる学生を育成することが目的です。

一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会(大阪府大阪市、代表理事:垣内俊哉)は、学校法人清風南海学園(大阪府高石市、理事長・校長:平岡正巳)に在籍する中学生・高校生に向けてユニバーサルマナーアカデミックプログラムを開催します。ユニバーサルマナーとは、自分とは違う誰かのことを思いやり適切な理解の下、行動することを意味します。今回の講義やワークショップを通して高齢者や障害者の視点に立ったサポート方法を学び、地域や社会に貢献できる学生を育成することが目的です。

 【本リリースのポイント】

● 清風南海学園の中学生・高校生1800名が、9月9日に同校体育館にて、

 高齢者や障害者への対応方法「ユニバーサルマナー」を学びます。

● 「ユニバーサルマナーアカデミックプログラム修了証」を学生全員に発行します。

● 同プログラムの講師は、障害のある当事者講師・岸田ひろ実が勤めます。

 【ユニバーサルマナーアカデミックプログラム概要】

2015年9月9日(水)14:20〜15:20

会場は清風南海学園(体育館)にて実施

※メディアご関係者の方は事前連絡の上、ご見学いただけます。

 <講義の内容>

 ・皆の役に立つユニバーサルマナーって何だろう?

 ・どんな時にどうやって声をかける?

 ・人と人との違いを感じるワークショップ

 ・聴覚障害者&視覚障害者の視点を体験するワークショップ

 【当日登壇する講師について】

岸田 ひろ実 Hiromi Kishida

2008年に心臓病手術の後遺症により下半身麻痺となる。車いすで生活する視点や、知的障害のある長男の子育て経験など、悩む中で自身が得た知見を活かし講演・研修講師として活躍。全国各地にて年間70回以上の講演を行う。2014年TEDxyouth@Kobeにスピーカーとして登壇、2015年日経新聞「結び人」に掲載。ログミー、Spotlight、グノシー等のネットメディアの掲載記事はFacebookシェア数は総計5万人以上を達成した。

 (掲載メディア)

●Spotlight「もう死にたい!車椅子の母が娘に吐露…しかし返ってきたのは意外な言葉だった」

→ http://spotlight-media.jp/article/163195218149804953

 ●ログミー「ママが死にたいなら死んでもいいよ、車いすの母が娘の言葉で気づいた障害との向き合い方」

→ http://logmi.jp/69097

【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会
担当者名:岸田奈美
TEL:0661954466
Email:info@universal-manners.jp

2015年8月27日    一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会