美味しいコーヒーに気持ちいい空間の「スターバックス」! スタッフもテキパキ笑顔で、スタバに行くだけでなんだかハッピーになれる、そんなファンも多いだろう。
だが、そんなスターバックスが、ある男性を「出入り禁止」にして物議を醸している。それもただの出禁ではない。一生涯、永遠にだ!! スタバからそんな厳しい措置を取られてしまうなんて、一体、何があったのだろうか。
・永遠にスタバ出禁になった男
スタバ出禁騒動が起きたのは、米フロリダ州だ。ロブ・ローウェンさん(62)はスタバの常連。その店舗には駐車場があったのだが、ロブさんは気づいてしまった。障害者用の駐車スペースに勝手にクルマを停めている人がいることを!
・スタバの障害者用スペースを占領している人を注意したら……
現地では、障害者用スペースに勝手に駐車するのは違法だ。駐車場にも違法にクルマを停めた場合、罰金の対象となるというサインが出されている。それより何より、この場所を必要としている人が困ってしまうだろう。
義理の息子が筋ジストロフィーで車いす生活をしているロブさんは、誰よりもそのことがわかっていた。彼は、障害者用スペースに違法駐車している人に対し「クルマを動かしてくれませんか?」と声をかけて回ったそうだ。
・ロブさんの行動が“嫌がらせ”だとクレーム! → 出禁に
ロブさんによると、すぐに動かしてくれる人もいたが、中には全く話を聞いてくれない人も。そんな人には、彼も強硬な手段に出た。クルマを動かさない人を、撮影したりしたというのだ。それが “ロブさんから嫌がらせを受けた”として、スタバにクレームが入ってしまった。
そんなこともあり、店のマネージャーから「ほかのお客様への嫌がらせはやめてください。店には来ないでほしい」と口頭での “出禁処分” が。ついには文書で「一生涯、世界中全てのスターバックスに出入り禁止」との通達を受けたのである!
・ネット上で猛烈な物議を醸す
このニュースが広まると、ネットユーザーの間で猛烈な物議に! 以下のようなコメントが寄せられた。
「出禁にするなんてヒドイ」
「スタバが、こんなことをするなんて悲しいです」
「スターバックスさん、どうして思いやりのない人のために彼を出禁にするの?」
「駐車違反者を出禁にすべき」
「ロブさんの出禁を解かない限り、もうスタバには行きません」
「障害者用スペースの適切な運用って、本来お店の仕事だよね?」
「私は、双方とも悪いところがあったと思うけど……」
「確かにロブさんもやり方がマズいところはあったよ。でも、それを差し引いても出禁措置はやりすぎだ」
・出禁措置は解かれる
ロブさんは、スタバからの出禁措置を受け入れるとしていたものの、ネットユーザーの声に動かされたのか、出入り禁止は数日で解かれたという。スターバックスの広報は米国メディアに、全ての店舗でロブさんを歓迎すること、そして店の駐車問題の改善に取り組んでいくコメントを発表したそうだ。
確かに、ロブさんの行動のなかには少し強硬な部分もあった。しかし、なぜスタバ側も出禁という厳しい措置をとったのだろうか。全ての客が気持ちよく利用できるように環境が整えられることを願うばかりである。
参照元: ABC News、Business Insider、Bay News9(英語)