ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

行政処分中に虐待…入所者押し倒す 西東京

2015年08月05日 13時04分55秒 | 障害者の自立

 入所者への虐待で東京都から新規利用者受け入れ停止処分を受けている知的障害者入所施設「たんぽぽ」(西東京市、社会福祉法人田無の会運営)で6月、新たに男性職員が入所男性を押し倒す事案があったことが分かった。施設が都に申告した。

 関係者によると、男性職員が6月17日早朝、入所男性の下着を替えようとしたところ、拒まれたため脱がしたままにした。その後、別の男性職員が居室棟の廊下でこの入所男性を押し倒し、転倒させた。入所男性にけがはなかったが、1時間ほど下着をつけていなかったとみられる。

 入所男性の首にひっかき傷があり施設側が調べ、押し倒した職員が「自傷行為を止めようとしてできた」と話した。転倒させたことも認め「別の入所者を介助中、近寄ってきた男性を避けようと押した」と説明したという。たんぽぽでは過去にも職員による入所者への暴行が問題化。今年2月に就任した新理事長は「許されないこと。職員研修を進める」と話している。

毎日新聞 2015年08月03日 



視覚障害者が操作できるATMは8割 金融庁が銀行や信金を調査

2015年08月05日 13時00分16秒 | 障害者の自立

 金融庁が7月22日に発表した「障害者等に配慮した取り組みに関するアンケート調査」の結果で、全国の金融機関(銀行、信用金庫、農協など)に置かれたATMのうち、視覚障害者が自分で操作できるATMが78%あることが分かった。全国1407機関を対象に今年3月末時点の対応状況を聞いた。

  1407機関の本支店・出張所12万885店舗に設置されたATMは、計16万8404台。視覚障害者対応ATMは8万8091店舗(全体の73%)に13万1687台(78%)置かれていた。また4万4054台(26%)に文字拡大機能が、3万9123台(23%)に視覚障害者単独で暗証番号が変更できる機能が付いていた。

  車いす使用者に配慮したATMは9万2182店舗(76%)に、14万92台(83%)置かれていた。

  自筆困難者への預金取引の代筆規定があるのは1401機関(99%余)、視覚障害者への代読規定があるのは1386機関(99%)、点字による残高通知書を発行しているのは75機関(5%)だった。

  店舗設備(ネットバンク専用店舗除く)は、3万4802店舗(29%)にスロープが、2万2431店舗(19%)に点字ブロックが、1万9174店舗(16%)に車いす使用者用ローカウンターがそれぞれ設置されていた。

2015年0804日      福祉新聞編集部


知的障害者のプロ集団 JOY倶楽部の演奏、観客魅了

2015年08月05日 12時52分38秒 | 障害者の自立

 知的障害者で構成するプロの演奏集団「JOY倶楽部ミュージックアンサンブル」のコンサートが1日、佐賀市の県立美術館ホールであった。29人が豊かな音色を響かせ、観客を魅了した。=写真

 演奏者は1部と2部に分かれて出演し、シンセサイザーやアコーディオン、ドラムスなどを用いて全13曲を披露。カーペンターズの「イエスタデイ・ワンス・モア」などの名曲とオリジナル曲を織り交ぜ、ダンスパフォーマンスを盛り込むなど飽きさせない構成で観客を引き込んだ。

 以前楽団のスタッフを務めていた女性(40)=北九州市=は「一人一人が個性を出して輝いている」と魅力を語った。また、家族4人で鑑賞した佐賀市の堤瞳さん(35)は「演奏者の皆さんが楽しそうで、音楽の楽しさがこちらにも伝わる演奏だった」と絶賛した。

 「JOY倶楽部-」は福岡市内の障害福祉サービス事業所が1993年に設立。年間約60公演をこなし、観客動員数は26万人以上を数える。

高い演奏力で観客を引き込む「JOY倶楽部ミュージックアンサンブル」のメンバー

=佐賀市の県立美術館ホール 

2015年08月04日     佐賀新聞


障害者女子ソフト「武蔵野プリティープリンセス」始動へ 支援募る

2015年08月05日 12時47分23秒 | 障害者の自立

 知的障害のある女性でつくる日本初のソフトボールチーム「武蔵野プリティープリンセス」が9月から本格始動する。

 代表を務める工藤陽介さん(38)は「純粋に体を動かす楽しさを知ってほしい。チームスポーツの楽しさ、勝つ喜び、負ける悔しさをみんなで味わいたい」と意気込んでいる。チーム発足に向けての支援も募っている。

 「ソフトボールは女性が輝けるスポーツ。その場をつくり出したい」。シドニー五輪ソフトボール女子日本代表に通訳として帯同し、現在は東松山市内の福祉施設で働く工藤さんはチーム創設の目的をこう語る。

 女性の障害者スポーツは大人になっていくにつれ、実施できる場が少なくなっていくのが現状だという。男性の障害者チームは、県内にも数チーム存在するが、その中に女性が参加すると、体力的な差が出てしまう。

 「スポーツをしたいのにできる環境がない」と指摘し、「将来的には知的障害者の女子ソフトボールリーグを立ち上げたい」という夢を持っている。

 ただ、社会人女子ソフトボールチーム「TSMレディース」の監督でもある経験から、「選手や資金を集めるにしても、ぶつかる壁は大きい」と実感を込めて課題を指摘する。道具の準備や練習グラウンドの確保、練習場への移動などは、やはり健常者の補助が必要だ。

 それでも「われわれがサポートして、ただやるだけではなく、勝敗にこだわることで楽しさを感じてもらいたい」と前向きだ。

 チーム立ち上げへ心を突き動かした大きな要因がもう一つある。野球型競技の障害者スポーツの広がりが少ないことから、2020年の東京五輪・パラリンピックの種目追加に逆風が吹いていること。

 副代表の松永侑子さん(27)も「この活動が切っ掛けになって日本中に広まってくれれば」と期待する。

 チーム結成には選手が足りず、スカウトキャラバンを実施するためのバットやグラブなどの備品も足りない。

 支援調達の一環として現在、インターネット上で「クラウドファンディング」(https://readyfor.jp/projects/softball )を実施中。目標金額は65万円で、今月31日午前11時までに達成すると、決済が完了する。3日午後の時点で6万6千円が集まっている。

 練習はさいたま市、川越市内のグラウンドで土曜日の午前中に実施する予定。協賛や練習などの問い合わせは、工藤代表(電話080・7963・4373)へ。チームのフェイスブックでも活動を報告している。

社会人女子ソフトボールチームの監督で、「武蔵野プリティープリンセス」代表の工藤陽介さん

2015年8月4日    埼玉新聞


NPOわかば、障害者とともに20年 支援の歩み振り返る

2015年08月05日 12時40分59秒 | 障害者の自立

 作業所の運営を通して障害者支援に取り組むNPO法人わかば(鳥栖市幸津町)が1日、創立20周年を記念して鳥栖市のホテルビアントスで式典を開いた。関係者約160人が出席し、歩みを振り返り節目を祝った。

 わかばは1996年、障害がある子どもの保護者らでつくる「親の会」の事務局として活動を始めた。98年に現在の名称で福祉作業所を開所し、2006年にNPO法人になった。国の補助を活用して今年、施設を建て替え、現在は27人の利用者がいる。

 式典では、森田紀男理事長が「ハンディのある人たちを社会に送り出すことが私たちの務め。そのためにも一人でも多くの人に障害を正しく理解していただき、この鳥栖市で楽しく暮らしていけるように願っている」とあいさつした。

 利用者による大正琴の演奏もあった。

創立20周年記念式典で大正琴の演奏を披露する「わかば」の利用者

2015年08月04日      佐賀新聞