ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

国際写真展に出展 障害者施設「アトリエ・コーナス」

2015年08月23日 03時04分06秒 | 障害者の自立

 大阪市阿倍野区の「アトリエ・コーナス」に通う5人のアーティストが撮影した作品が、21日に神戸市中央区で始まる「六甲山国際写真祭」に出展される。同アトリエは知的障害者がアートに取り組む拠点。飾らない彼らの日常が収められた作品は注目を集めそうだ。30日まで。

5人の出展作品は、同アトリエの活動に興味を持ったフランス人ギャラリストが贈ったフィルムカメラで2012年の年末から13年までの3カ月間に渡って撮影された45点。13年には全作品を収納した写真集「Brut photography」も出版されている。

 六甲山国際写真祭は「デザイン・クリエイティブセンター神戸 KIITO」を主会場に12カ国から出展された約200点を紹介する。

 六甲山国際写真祭ディレクターの杉山武毅さんは「彼らの作品が健常者と異なる構造を有していることは想像できるが、その区別がどこにあるのかという問題提起にもなる。障害者のアート活動への認知が進まないこともあり、取り上げた」と選出理由を挙げる。

 同アトリエの白岩高子事務局長は「カメラを初めて触る彼らが、とてもうれしそうだった。(彼らの)アングルや切り取り方は違う。彼らは私たちが見ていないものを見ているんだと思った」と話している。

 六甲山国際写真祭の問い合わせは電話078(335)6510、同祭事務局。

アトリエ・コーナスのアーティストが撮影した出展作品

2015年8月21日    大阪日日新聞



「そにゃる」開所 障害者の就労を支援

2015年08月23日 02時56分22秒 | 障害者の自立

 色麻町高城の旧加美よつば農協清水支店跡地に障害者就労支援施設「そにゃる」が開所した。同町での障害者就労支援施設は初めて。
 一般社団法人「そにゃる」が運営。旧支店の1階を活用し、約98平方メートルに作業所、多目的室、相談室などを設けた。スタッフは8人。
 定員は、コーヒー豆の焙煎(ばいせん)、観賞植物の飾り付け、のこぎり刃の研磨修理を行う「就労移行支援」が6人、アクセサリー作りや観葉植物の鉢植え、荷造りなど企業からの請負作業をする「就労継続支援B型」が14人の計20人。コーヒー豆や観葉植物は販売する。
 6日の開所式には町の担当者、スタッフら計15人が出席。秋生文昭代表理事は「利用者が使いやすく、楽しく作業できる施設にしたい」と話した。
 施設利用は月~金曜日、午前10時~午後4時20分。昼食と送迎がある。体験見学も受け付ける。連絡先は秋生代表090(6628)7092。

アクセサリー作りを実演するスタッフ

2015年08月22日      河北新報


精神障害で通院の一部患者 医療費を過大負担 県、216人に計230万円返還へ

2015年08月23日 02時44分24秒 | 障害者の自立

 県障害福祉課は二十一日、精神障害者の通院医療費を数年間、一部の通院者に過大に自己負担させていたと発表した。県は、対象となる九市一町の二百十六人に、時効でない過去五年分(計千五百三十五件)の計二百三十万円を返還する。

 医療費は自己負担の上限が定められており、残りは国と県が支払う仕組み。本来は上限が月額二千五百円の人に、誤って月額五千円と伝えたため、本人が余計に支払うケースが頻発した。

 上限額を計算する市町村職員に対する県の説明が、不十分だったことが原因という。

 ミスは昨秋判明し、今年二月時点で、今回とは別の五人にも計約二万円を返還した。また、今回の二百十六人の他に、最大で百七十九人分の自己負担額を誤った可能性がある。この制度は二〇〇六年に始まっており、実際にはさらに多くの通院者が過大に医療費を支払ったとみられる。

2015年8月22日      東京新聞


ドイツと日本「過去との向き合い方」その違いは

2015年08月23日 02時40分12秒 | 障害者の自立

「過去」との向き合い方で日本と比較されることが多いドイツ。歴史に対するその厳しい姿勢は、どこから来るのか。

 7月上旬、日本記者クラブの取材団に参加してドイツを訪れた。ベルリンの街を歩くと、「過去」を突きつけるモノや施設の多さに圧倒される。

 中心部のベルリン上級地方裁判所。玄関に近い路面に10センチ四方ほどのネームプレートが九つ埋め込まれている。生年月日、そして死亡した強制収容所の名前。刻まれているのは、ナチスに迫害され、殺された人たちの情報だ。

 真鍮(しんちゅう)製のプレートは「つまずきの石」と呼ばれる。この場所から9人のユダヤ人裁判官らが連れ去られたことを示す。最初の石ができたのは1996年。いまでは欧州の19カ国で5万3千個に。6月9日には連邦議会の全会派が出席し、敷設の式典が開かれた。主宰団体のクリスティーネ・キューンル=ザーガーさん(69)は言う。

「犠牲者を知る人たちが高齢化でどんどん亡くなっている。今やらなければという使命感です」

 市内の学校、ハンナ・アーレント・ギムナジウム。ハイディ・ゾウ教諭(60)は、16~17歳の生徒を対象に、犠牲者や加害者たちの生き様を調べさせる授業を30年前から続けている。成果は「石」に刻まれていく。

 いま多くの州の学習指導要領で歴史教育が義務づけられ、学生たちはナチを記録した博物館や強制収容所などを訪れる。

「私たちの世代こそが、ドイツの社会を大きく変えてきたのです」(ハイディさん)

 もっとも、国をあげての「過去の克服」の背景には、実利を求める政治家の判断もあった。

 戦後初の西独首相アデナウアーは51年、連邦議会で「ドイツ民族の名において、筆舌に尽くしがたい犯罪がなされた」と演説し、多くのユダヤ人が逃れていったイスラエルへの賠償を決めた。ドイツ国際政治安全保障研究所のムリエル・アッセブルクさんは、こう解説する。

「ドイツ製品を世界で再び受け入れてもらうには、後悔や償いを示し、特に米国のユダヤ人社会に認められる必要があった」
 
 85年、コール首相が武装親衛隊の眠る墓地を訪れてユダヤ社会などから批判を浴びるや、3日後にはワイツゼッカー大統領が歴史的な演説を行い、沈静化させた。東欧諸国や強制労働の被害者への補償を次々と打ち出し、周辺国に懸念が強かった東西ドイツの統一も成し遂げた。

 何がドイツを過去に向かわせるのか。答えはひとつではないが、確かなのは、隣国と深刻な摩擦を起こすことなく、この国が再び欧州の中核を担い始めているという事実だ。

AERA 2015年8月17日号より抜粋


空港-都心 バリアフリーに 五輪へ交通機関 重点

2015年08月23日 02時37分18秒 | 障害者の自立

 国土交通省は21日、2020年東京五輪・パラリンピックに向け、羽田、成田両空港から都心までの交通機関で重点的にバリアフリー化を進める方針を決めた。16年度予算の概算要求に関連経費を盛り込む。

 車いすでも乗り降りしやすいリフト付きバスの導入や、駅のエレベーターの大型化を進める。羽田空港国際線旅客ターミナルや東京駅では、9月中旬に、車いす用のスロープなどを備えたタクシーだけが待機できるレーンを設ける。

 リフト付きバスは両空港と都心を結ぶ路線で来年1月にも試験運行を始める。国が車両購入費の一部を補助する制度が既にあり、バス会社に活用を促す。

 五輪を記念したデザインの自動車用ナンバープレートの交付を15年度中に始める予定で、受け取った人からの寄付金も財源に充てる。

 地方でも観光地を中心にバリアフリー化を進めるため、高齢者や障害者の旅行を支援する窓口の増設などに取り組む。

2015年8月22日     東京新聞