ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

知的障害者のため最期まで 末期がんで抗がん剤治療中、佐賀・諌山さん

2015年08月16日 02時16分28秒 | 障害者の自立

 大学生のころ、知的障害者施設に住み込んでアルバイトをしたことから障害者福祉の道に進み、施設の職員や管理者として半世紀にわたり障害者を支援してきた男性がいる。佐賀市の諌山眞司さん(72)。末期がんで入退院を繰り返しているが、3年前に設けた施設を軌道に乗せるため奮闘している。「利用者のために最期まで働きたい」と話す。

 諌山さんは1942年、福岡県出身。佐賀大農学部2年生のとき、家賃が不要で仕事を手伝えば食費が賄えるということで佐賀市内の知的障害児入所施設「めぐみ園」に住み込んだ。

 そこで脳性まひの少年と知り合う。あるとき少年に誘われ、市内の公園に出かけた。途中の路地で向こう側から母子が歩いてきた。すれ違う際に母親は子どもを守るように背を向け、息を止めて少年が通り過ぎるのを待った。「障害者は日常、こんな目に遭ってつらい思いをしているのか」と思った。「少しでも重荷を分かち合いたい」という気持ちが募った。「せっかく大学を出たのに、どうして福祉なんかを」という母親や、農学部長に反対されたが、卒業後はめぐみ園に就職した。

「今はもう気力だけです」と話す諌山眞司さん=佐賀市

2015年8月15日    朝日新聞


障害者施設の4人が高知市で絵画や編み物などの作品展

2015年08月16日 02時12分29秒 | 障害者の自立

 障害者支援施設で生活する男女4人の作品展が13日、高知市針木北1丁目の平成福祉専門学校で始まった。絵画など計31点を展示している。21日まで(15、16日は休み)。 

 平成福祉専門学校が企画し、実習先の「オイコニア」(高知県高岡郡四万十町仁井田)から、西村洋一さん(62)と西村純夫さん(60)が絵画、武田拓也さん(28)が詩、田辺嶋子さん(71)が編み物を出品した。 

 会場には風景画や抽象画のほか、カラフルな毛糸で編んだマフラー、家族への思いをつづった詩が並ぶ。 

 西村純夫さんの「爽涼」は白いしぶきを上げながら水が流れる渓谷を描いた。繊細な筆遣いで涼しげな雰囲気を醸し出している。 

 4人とも手足が不自由で、特別な装具を付けて絵筆を持ったり、自作の編み棒を口にくわえたりして、制作している。施設で働く介護福祉士らが装具を作るなどしており、平成福祉専門学校の福井華世教務主任は「創作活動は生活を豊かにする。その支援も福祉専門職の仕事だと知ってもらいたい」と話していた。

2015年08月14日     高知新聞


クラウドファンディング「発達障害者に特化した運転免許取得マニュアル」を刊行します

2015年08月16日 02時06分54秒 | 障害者の自立

誰にとっても自動車運転免許取得は成人になって社会参加するための大きな手がかりのひとつです。しかし、残念ながら教習所の関係者の方々に発達障害の人たちへの接し方や上手な伝達方法が十分に伝わっているとはいいがたい状況があります。

そこで今回、多くの発達障害者の自立、就労と社会参加を促進するための一歩として、発達障害の人たちにも自動車運転免許取得を支援するためにも今回「発達障害者に特化した運転免許取得マニュアル」を3,000部制作します。

しかし現在、印刷費と編集費が合わせて100万円不足しています
皆様のお力を貸していただけないでしょうか!

関連サイト
https://readyfor.jp/projects/dddrivemanual

2015年 08月 14日       有限会社 スペース96のプレスリリース


国体みきゃんLINEに登場 実行委が募金スタンプ

2015年08月16日 01時58分53秒 | 障害者の自立

 2017年の愛媛国体・全国障害者スポーツ大会の実行委員会は開催まで777日となった15日、無料通信アプリLINE(ライン)で使える「国体みきゃん」の募金スタンプの販売を開始する。収益はボランティア活動など大会運営費に充てられる。 
 ラインスタンプは文章の代わりに感情などを伝えるイラスト。国体みきゃんバージョンは40種類の絵柄がセットになっており、120円(税込み)。 
 スタンプはアプリ内のショップでダウンロードできる。問い合わせは実行委事務局(県えひめ国体推進局)=電話089(947)5457。

みきゃんのラインスタンプ

2015年08月15日(土)      愛媛新聞



療育必要な子、掘り起こし 名古屋の東部地域に通所施設

2015年08月16日 01時53分38秒 | 障害者の自立

 発達や知的に障害がある子らが通園する「東部地域療育センター ぽけっと」が、名古屋市千種区猫洞(ねこがほら)通1丁目に開所して1年が経った。名古屋市内では5カ所目の地域療育の拠点で、千種、名東、守山の3区が主なエリアだ。開所以来、当初の予想以上の相談が寄せられているという。

 地域療育センターは、発達への不安や障害を持つ子どもと家族を対象に、診察や治療、訓練、相談などをする通所施設。

 名古屋市内には、東部のほか、昭和区の中央療育センターと、中川区の西部、西区の北部、南区の南部の4施設がある。

 昨年6月に開所した東部は、児童福祉法に基づく「福祉型児童発達支援センター」の機能と医療法の「診療所」が一体化した施設で、定員は0歳児から5歳児までの40人。障害の早期発見、早期療育、子どもや親の困難の軽減や身近な相談から、専門医による医療や訓練などをしている。

 しかし、通園療育では、就園年齢の3歳以上で定員が埋まってしまい、それ以下の年齢では希望者全員が入所できないのが現状だ。

 また、東部地域は市内でも特に転出入が多い地域で、年度末に転居してきても既に定員が埋まっていて、行き先に困る子どもが多いという。

 発達相談も、多く寄せられている。当初は年間500件程度と予想していたが、現在は、最初に問い合わせを受けてから実際に面談ができるのは2~3カ月後。昨年度は、年度途中からで600件以上の相談が寄せられ、今年度も6月までで150件を超えた。

 センターを運営する社会福祉法人名古屋キリスト教社会館の渋谷文平法人事務長は「5カ所目の拠点ができたことで療育が必要な子どもの掘り起こしにつながった可能性がある」と推測する。

 入所を希望する待機児童がいたり、相談までの待機期間が長くなったりしている現状について「施設を増やすことは難しいかもしれないが、入所定員や、ケースワーカーや臨床心理士を増やすことである程度対応できる。自治体に要望していきたい」と話す。

 問い合わせは「ぽけっと」(052・782・0770)。

 

ぽけっとに通ってくる親子。定員が増えれば毎日通えるという

(朝日新聞 2015年8月14日掲載)