ゴエモンのつぶやき

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戦傷病者が伝える深い傷痕 しょうけい館で企画展

2015年08月14日 01時24分20秒 | 障害者の自立

 戦傷病者と家族の労苦を伝える「しょうけい館」(東京都千代田区)では戦後70年のことし、企画展「戦傷病とは? 第1部戦傷」を9月27日まで開催している。常設展とともに、戦争が残す深い傷痕を物語っている。

 けがをしたときに身に着けていた物を展示するコーナーには、弾痕の残る眼鏡や軍帽も。火炎放射器による熱傷を負った戦傷兵の写真や摘出された砲弾の破片を見ることができる。

 常設展の野戦病院のジオラマは、戦争末期、東南アジアの壕の中での手術の様子を再現している。戦場では、医薬品や手術道具などが足りず、麻酔をせずに手足の切断手術をしたという。義足や義眼、つえなども展示され、希望すれば、明治時代の軍人、乃木希典大将が設計した義手のモデルを身に着け、豆を皿から皿へ移す体験もできる。

 戦後、重度障害者を除き、軍人恩給が廃止され、戦傷病者は苦しい生活を送った。1951年にサンフランシスコ講和条約が結ばれ、恩給が復活するなど援護施策が進められたが、戦傷病者の就職や暮らしには不安が絶えなかったという。

 最盛期は会員が約35万人いた日本傷痍軍人会は約5千人に減り、2013年に解散。戦傷病者が戦争とその後の人生を語る姿を見られる証言映像シアターは貴重な史料となっている。

 「戦いに盲となりて五十年おぼろにても見たし孫達の顔」という短歌や「生まれ変わる時は両手揃った健全な人として平和な日本に生まれたい」といったメッセージも後世のために残されている。入場無料。月曜日休館。

新潟日報       2015/08/12 


戦傷病者が伝える深い傷痕 しょうけい館で企画展

2015年08月14日 01時17分53秒 | 障害者の自立

 戦傷病者と家族の労苦を伝える「しょうけい館」(東京都千代田区)では戦後70年のことし、企画展「戦傷病とは? 第1部戦傷」を9月27日まで開催している。常設展とともに、戦争が残す深い傷痕を物語っている。

 けがをしたときに身に着けていた物を展示するコーナーには、弾痕の残る眼鏡や軍帽も。火炎放射器による熱傷を負った戦傷兵の写真や摘出された砲弾の破片を見ることができる。

 常設展の野戦病院のジオラマは、戦争末期、東南アジアの壕の中での手術の様子を再現している。戦場では、医薬品や手術道具などが足りず、麻酔をせずに手足の切断手術をしたという。義足や義眼、つえなども展示され、希望すれば、明治時代の軍人、乃木希典大将が設計した義手のモデルを身に着け、豆を皿から皿へ移す体験もできる。

 戦後、重度障害者を除き、軍人恩給が廃止され、戦傷病者は苦しい生活を送った。1951年にサンフランシスコ講和条約が結ばれ、恩給が復活するなど援護施策が進められたが、戦傷病者の就職や暮らしには不安が絶えなかったという。

 最盛期は会員が約35万人いた日本傷痍軍人会は約5千人に減り、2013年に解散。戦傷病者が戦争とその後の人生を語る姿を見られる証言映像シアターは貴重な史料となっている。

 「戦いに盲となりて五十年おぼろにても見たし孫達の顔」という短歌や「生まれ変わる時は両手揃った健全な人として平和な日本に生まれたい」といったメッセージも後世のために残されている。入場無料。月曜日休館。

新潟日報       2015/08/12 


ダウン症の打楽器奏者、リズム刻む 埼玉・所沢で「タケオコンサート」

2015年08月14日 01時15分21秒 | 障害者の自立

 所沢市の障害者団体「自立生活センター所沢ファントム」が再発足10周年を迎えることを記念し、ダウン症の打楽器奏者、新倉壮朗(たけお)さん(28)を招き、「タケオコンサートin所沢」(実行委員会主催)が16日、所沢市民文化センターミューズで開かれる。

 新倉さんは小学校入学前までさいたま市浦和区に在住。障害を抱えながらも幼少からリズム感が抜群で、8歳からピアノを即興演奏し、11歳でアフリカ・セネガルの太鼓「サバール」に出合い、打楽器に打ち込んだ。平成14年から定期的にコンサートやミニライブなどを開いている。

 コンサートは午後7時開演。新倉さんは1部で作曲家でピアニストの谷川賢作さん、2部でセネガル人のサバール奏者、ワガンさんとボガさんと競演。その場にある楽器を演奏し、興に乗れば得意な即興ダンスなども披露する予定。

 同センターは「タケオさんと一緒にわいわい楽しいひとときが過ごせます。障害者の方も元気をもらってほしい」と話している。

 料金は大人1500円、高校生以下700円、幼児と介助者は無料。問い合わせは同センター(電)04・2992・1310。

2015.8.13    産経ニュース


精神病床の「住居化」4割認めず 都道府県・指定市など調査

2015年08月14日 01時10分30秒 | 障害者の自立

 精神科の病床をグループホームに転換できるよう厚生労働省が省令を改正したのに対し、主要自治体のうち4割は転換を認めていないことがわかった。患者側には「転換しても病院敷地内での『隔離』が続く」という反発が根強く、こうした意見に配慮した形だ。

 調査は「病棟転換型居住系施設について考える会」と「全国精神障害者地域生活支援協議会」の2団体が、6月に47都道府県と20政令指定市、45中核市の全112自治体を対象に実施。今月7日までに92自治体(82・1%)から回答を得た。

 精神科病院の敷地内にグループホームを設けるには、主に税金から払う「障害福祉サービス等報酬」の対象となるように自治体が条例を改正する必要がある。調査結果では、41自治体が条例を改正、14自治体が国の方針に準拠するという条例の規定を適用するなどして設置を認めた。

 一方、神奈川県や三重県、大阪府、さいたま市、長野市、大津市、奈良市、福岡市など37自治体(回答した自治体の40・2%)は条例改正を見送り、グループホームを設置できる環境を整えていない。このうち9自治体は「反対論がある」ことを理由に挙げた。

2015年8月13日    朝日新聞


発言を越える表現

2015年08月14日 01時06分18秒 | 障害者の自立

 空襲警報を意味する赤い旗が示されると、手を止めて全力で逃げた-。その時の避難の様子を、目を見開き、顔を真っ赤にし、両腕を何度も振って説明してくれたのが、太平洋戦争中、工場に動員されていた聴覚障害者の男性。前任地の浜松で手話通訳を介して取材したときのことだ。

 動員中には大地震もあり、本当に怖かったと体を震わせて振り返った。手話をする手にも力がこもり、言葉を発せずとも伝達する力を感じた。

 手話通訳の全国研究会が、手話の行間や多様な表現をDVDで紹介している。そこには、富山県の聴覚障害者の学徒動員の体験も収められている。

2015年8月12日     中日新聞