ゴエモンのつぶやき

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茅ヶ崎市出身ルダシングワ真美さん 「ルワンダに義足届けたい」

2016年01月23日 02時08分08秒 | 障害者の自立

ネットの力で支援呼び掛け

 アフリカ・ルワンダで義足の製作・提供を通じた身体障害者の支援を行っているルダシングワ真美さん(52)=茅ヶ崎市出身=が、より多くの人へ義足や杖を届けるため、1月24日(日)までネットを使う「クラウドファンディング」の手法で資金を募っている。

 真美さんはOLを経験した後1989年にケニアのスワヒリ語学校に留学。そこで、ルワンダから紛争を逃れ難民として生活していた夫のガテラさん(61)と出会った。医療ミスで幼少期から右足に障害を抱えているガテラさんの存在や、ルワンダの内戦に巻き込まれ義足を付けることができずに暮らしている多くの障害者の状況を聞き、義肢装具士になることを決意。横浜の義肢製作所で5年間修業し、国家資格を取得した。

 真美さんとガテラさんは1996年にNGO「ムリンディ/ジャパン・ワンラブ・プロジェクト」を設立。翌年ルワンダに義肢製作所を立ち上げた。

 今日までの18年間、義足や杖を無償提供してきた人数はルワンダで延べ8000人、隣国ブルンジにおいて延べ3000人に上る。真美さんは「ここまで続けて来られたのは夫のおかげ。今も目の前に私たちの技術を必要としてくれる人がいるので出来る限り応えたいと思っています」と話す。

今回は250人分の義足を目標に

 これまで真美さんたちは学校や企業を訪ね、地道に支援を集めてきた。しかし、積極的に情報発信を行わないと支援が集まりにくいという現状もあり、インターネットを通して自分たちの活動を紹介し賛同を募る「クラウドファンディング」を、昨年10月から初めて行うことに。当初は目標額を215万円とし、ルワンダの地方に住む障害者100人に対して巡回診療を行い義足や杖を配る予定だったが、知人らの協力によって支援が広がり、早い段階で目標額が集まった。

 そこで隣国ブルンジからルワンダへ流れてきた難民にも義足・杖を配ろうと目標額を500万円に変更。達成されれば計250人に義足や杖を配ることができるという。1月19日現在414人が支援し460万円程が集まっており、ネット上には「頑張って」「自分が中々できない国際協力をやってくれてありがとう」などの声が寄せられている。

 普段は現地で活動しているが、年に一度日本を訪れ、茅ヶ崎などで講演を行っている真美さん。「茅ヶ崎に戻る時に活動の成果を伝えたいと思います。どうか皆さんの力をお貸し下さい」とコメントを寄せた。協力の方法や詳細は【URL】https://readyfor.jp/projects/rwandagisokuへ。受付は1月24日(日)午後11時まで。

義足製作・提供を行う真美さん

2016年1月22日       タウンニュース


福祉事業所「ともしび」展 思い伝えるアート100点

2016年01月23日 02時01分00秒 | 障害者の自立

 障害者らの就業支援を行う福祉事業所を運営するNPO法人「ともしび」(佐賀市鍋島町)が、利用者約10人のアート作品100点余りを集めた展示会を、同市の高伝寺前村岡屋ギャラリーで開いている。24日まで。

 北村祐美佳さんは樹脂液でワイヤ内に膜を張り、花や葉を作るアメリカンフラワー作品「移り気」を出品した。アサガオに似た球状の花が連なった、立体的な表現に挑戦している。藤本千紘さんは17種類の柄の折り紙でカエルを折り、生き物の楽園のような箱庭を作った。礎春美さんは「笑って生きてん 元気を出してん」と、勇気づける言葉を詩にしたためている。

 ともしびの江頭邦子理事長は「普段一緒に接する私さえ、彼らの作品から新しい一面を発見する。伝えたい思いを感じ取ってもらい、障害者理解を深めてほしい」と話す。

 会場では折り紙、アメリカンフラワーの無料体験教室を実施している。折り紙は23日午後1時開始で4人限定。アメリカンフラワーは6人までの事前予約制で、毎日午前10時から。予約は講師の武藤志歩さん、電話090(7458)9240。

福祉事業所利用者の作品を手に紹介する江頭邦子理事長=佐賀市の高伝寺前村岡屋ギャラリー

2016年01月22日     佐賀新聞


駄菓子屋交流 世代超え 輪島・馬場崎商店街

2016年01月23日 01時52分15秒 | 障害者の自立

たまり場目指し あす開店

 デイサービスや障害者の就労支援に取り組んでいる輪島市宅田町の社会福祉法人「弘和会」が23日、中心市街地にある同市河井町の馬場崎商店街に、昔懐かしい駄菓子屋をオープンする。デイサービスを利用しているお年寄りとサポートする施設職員が店番をして、地域の子どもや住民が交流する「たまり場」になることを願っている。(山本義久)

 店名は「駄菓子MAU(まう)」。店のマークは将棋駒の左馬。左馬は馬の字を左右逆に書いた文字。「うま」を逆さに読むと「まう」となる。「まう」は、めでたい席で踊られる「舞う」を思い起こさせる。「左馬」は福を招く縁起の良い駒とされていることから取り入れた。

 店舗は以前、塗師屋だった空き家を借りて運営する。店にはくじ付きの駄菓子のほか、十円や三十円、五十円、百円といった格安のチョコレートやフーセンガム、糸付きあめ、キャンディー、ソースかつなどが並び、昭和の雰囲気に包まれている。店内には地域の人たちの休憩所として六畳半の和室もあり、コーヒーを一杯百円で味わえる。

 駄菓子屋では、店番や店を訪れる高齢者が、買い物に来る子どもたちに人生の貴重な経験やさまざまな知恵を伝え、子どもたちには高齢者への尊敬と思いやりなどを学んでもらいたいとしている。

 弘和会の畝和弘理事長(47)は「子どもからお年寄りまでの幅広い世代のコミュニティーを育む場になってほしい。将来は若年性認知症の人が、職員の支援を受けながら就労できるようにしていきたい」と話している。

 営業日時は火、木、土、日曜日。火、木曜日は午後一時半~五時、土、日曜日は午前十時~午後五時。 

23日のオープンを控え、駄菓子が並んだ店内
 
2016年1月22日      中日新聞
 
 
 

全盲の保育士 後輩へエール 「夢や好きなことを力に」

2016年01月23日 01時43分51秒 | 障害者の自立

 全国で初めての全盲の保育士だった日出町出身の小川みきさん(37)=京都府=が大分市の県立盲学校(魚形幸助校長)での「卒業生と語る会」で講演した。後輩に「みんなの未来は日々の積み重ねでできている。小さなことでも一つ一つ自分で考え、選び、行動することが大切。それが夢への一歩になる」と語りかけた。

 小川さんは生後間もなく未熟児網膜症を発症。幼稚園まであったわずかな視力も失い、県立盲学校の小、中学、高等部で学んだ。卒業後は「広い世界を知りたい」と大阪の視覚支援学校専修部音楽科へ。多くの人と接するうち、「無理と諦めていた保育士になる夢が動きだした」と振り返る。
 だが、道は険しかった。「視覚障害者を受け入れたことがない」という理由で多くの大学が受験を拒否。3度目の挑戦で京都の短大に入り、保育士資格を取得した。就職活動でも門前払いの連続。30園以上で面接を受け、2001年に大阪の保育園に採用された。当時、全盲の保育士はおらず、全国で初めてのケースだったという。「子どもと接するのが大好きだから諦めたくなかった。前例がないのなら自分で現状を変えるしかない」ときっぱり。
 結婚、出産を機に昨年退職するまで13年間、子どもたちと向き合った。声やにおい、しぐさで一人一人を判別する。「子どもは見える、見えないで判断せず、私がこういう人だと認めてそばに来てくれる。それがうれしい」。幼児教育の現場への復帰を望んでいる。
 同校の児童、生徒、職員ら約20人の前で、夢を実現するまでの苦労や保育園での体験談を披露。「好きなことは力になる。好きなことをたくさん見つけて自分らしく生きてほしい」とエールを送った。会場からは「保育士になってうれしかったことは」「くじけそうになった時はどう克服したか」など質問が上がり、小川さんは一つ一つ丁寧に答えていた。
 大学で英語を学びたいという高等部2年の敷嶋杏美さん(17)は「意志を強く持ち、やり遂げることの大切さが分かった。進路に迷うこともあると思うけど、今日のお話を忘れずに努力していきたい」と話した。

「自立心、行動力を身に付け、諦めない人生を進んで」と生徒たちに語りかける小川みきさん(右端)=大分市の県立盲学校

「自立心、行動力を身に付け、諦めない人生を進んで」と生徒たちに語りかける小川みきさん(右端)=大分市の県立盲学校

 全国で初めての全盲の保育士だった日出町出身の小川みきさん(37)=京都

※この記事は、1月22日大分合同新聞朝刊8ページに掲載されています。


完走者に贈る記念メダル完成

2016年01月23日 01時33分41秒 | 障害者の自立

 第14回石垣島マラソン大会で使用される完走記念メダルが21日までに完成した。メダルは焼き物で、グリーンガラスの上薬を使った光沢性のあるデザイン。10㌔、ハーフ、フルの全完走者に贈られる。メダル製作は、石垣市から委託を受けた3業者が担当し、1業者1400枚で合わせて4200枚。

 このうち、障害者の就労継続支援を行っている社会福祉法人わしの里(栽里秋理事長)の大浜工房(島袋喜代美施設長)では、完成したメダルにネックストラップを取り付ける仕上げの作業に大忙し。利用者らは「全員が完走できるように頑張って」とエールを送る。

 焼き物のメダルは、大浜工房の提案で2012年の第10回大会から採用。大浜工房が地元の土を使って粘土をつくり、各業者に提供している。粘土から製作まですべて地元というのが特徴だ。

 大浜工房ではメダル製作に約30人が関わっており、売り上げはすべて工賃として利用者に還元される。島袋施設長は「一枚一枚微妙に色合いが違っており、世界でたった一つのメダル。ぜひ完走して受け取ってほしい」と話している。

完走メダルを手に「完走目指して頑張れ」とエールを送る人たち=21日午後、大浜工房

石垣島マラソンで完走者に贈られるメダル=21日午後、大浜工

2016年01月22日       八重山毎日オンライン