ゴエモンのつぶやき

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「国会は障害者に配慮を」=ALS患者が意見陳述-参院厚労委

2016年05月25日 03時16分02秒 | 障害者の自立

 今月初旬の衆院厚生労働委員会への参考人招致が認められなかった難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の岡部宏生さんが23日、参院厚生労働委に出席した。障害者総合支援法改正案審議のための参考人として意見陳述し、「今回の私の件を契機に、意見陳述できるようにするなど障害者や難病患者に配慮してほしい」と訴えた。
 岡部さんは、口の動きを読み取る「通訳」のヘルパーら2人の助けを借りながら、議員からの質疑などに応じた。重度障害者の治療や介助の実態を把握するため、議員が病院で患者の意見を聴く機会を設けることも要望した。
 終了後に参院議員会館で記者会見した岡部さんは「理解を深める機会になり、出席できて良かった」と感想を語った。ヘルパーとの意思疎通に時間を要するため、その間に他の参考人への質問を行うなど時間の有効活用を提案したほか、「欲を言えばエレベーターがもう少し広いといい」と国会内の施設面で障害者への配慮も求めた。 
 岡部さんは、今月10日の衆院厚労委への参考人としての出席を断られた。これを受け、民進党などが「深刻な障害者差別」と非難。自民党が「民進党が(岡部さんの)推薦を取り下げた」と反論するなど、与野党で責任を押し付け合う展開となったが、その後の与野党協議で岡部さんの参考人招致を決めた。

参院厚生労働委員会で意見陳述する筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の岡部宏生氏(中央)=23日午後、国会内

(2016/05/23-)  時事ドットコムニュース


ALS患者、ようやく国会に 「障害に思いをはせて」

2016年05月25日 03時07分54秒 | 障害者の自立

 いったん見送られた筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者でALS協会副会長の岡部宏生(ひろき)さん(58)の国会出席が23日、実現した。参院厚生労働委員会の障害者総合支援法改正案の審議で、人工呼吸器をつけ車いすに乗って10分ほど意見を陳述。「私にできる方法で、このような生き方もあると発信することで、皆様に様々な障害に思いをはせて欲しい」と訴え、質疑にも応じた。

 事前に決めていた発言を除く質疑は、「口文字盤」と呼ばれる手法で行った。通訳者のヘルパーが岡部さんの口の形を読み取り、「あ」の形なら「あ、か、さ、た……」と順に読み上げる。岡部さんがまばたきで合図し、その文字をつないでヘルパーが代読した。

 ALS患者は症状が進むと自力で呼吸できず、十分な支援を受けられないケースも多い。家族の負担も考え、患者の7割は人工呼吸器を着けず亡くなるという。こうした状況に岡部さんは「少しでも改善を望んでいます」と求めた。

 ログイン前の続き岡部さんは衆院厚労委でも参考人招致が決まっていたが、与野党間の駆け引きのあおりで出席できなかった。岡部さんは「私の件を契機として、衆参両院で障害者や難病患者への合理的配慮に取り組むことを要望する」とも語った。

写真・図版

参院厚労委で参考人として意見陳述を終え、委員会室を後にする日本ALS協会副会長で患者の岡部宏生さん

2016年5月23日   朝日新聞デジタル


災害時でもゆっくり排せつ 障害者のためのトイレカーが活躍

2016年05月25日 02時58分27秒 | 障害者の自立

トイレカーの内部

トイレカーの内部

 神奈川県のNPO法人やさしくなろうよ(品田直子理事長)は4月26日から4日間、熊本県身体障がい者福祉センター(熊本市)で、障害者のトイレ支援をボランティアで行った。熊本地震の影響で、多くの障害者が避難しており、150人以上が利用したという。

  トイレカーは同法人がいすゞの2㌧車「エルフ」と、日産の3㌧車「アトラス」を改造したもの。いずれも車内は車いすで回れる余裕があり、アトラスにはシャワーも付いている。このトイレは、便槽におがくずが入った〝バイオトイレ〟。細菌が汚物を分解すると同時に、ヒーターで水分を飛ばす。排気口もあるため、悪臭も少ないという。

  トイレカーは、同法人の所在地、神奈川県海老名市と2010年に災害協定を締結。東日本大震災の被災地でも活躍した。また、障害者のスポーツ大会などイベントでも活用されている。

  同法人の八木正志さんは「多くの人に感謝され、こちらこそ勇気づけられた。災害時だからこそ、ゆっくりと排せつできる空間を提供できれば」と話している。

 トイレカーの外観

トイレカーの外観 

2016年0524日  福祉新聞編集部


増田明美 障害者スポーツ大会に見た鳥取県のおもてなし 教室では学べない経験

2016年05月25日 02時48分33秒 | 障害者の自立

 5月上旬、朝一番の飛行機で鳥取空港へ降り立った。時間に余裕があり、朝食もまだだったため、空港内の喫茶店へ。その名は「すなば珈琲」。平井伸治知事が鳥取砂丘を砂場に例え、「スタバはないけど、スナバはある」との発言が話題になったが、それを受けて地元企業がオープンした店である。

 朝8時を過ぎたばかりなのにお客さんで満員。皆さん朝食が目当てらしい。メニューを見てびっくりした。のどぐろ定食が500円! 「のどぐろの一夜干しだけで1000円くらいしますよ」と店長。それをいただくことにした。

 小鉢も多く、テーブルに載りきれないほどの料理。採算がとれるのか心配しながら食べていると、「早朝便の利用者をおもてなしするサービスです」と話してくれた。県から補助が出ているらしい。

 空港から県立布勢総合運動公園(コカ・コーラウエストスポーツパーク)へ。リオデジャネイロ・パラリンピックの選考大会でもある日本パラ陸上競技選手権大会の取材である。12年ぶりに訪れたが、競技場はリニューアルされていた。スタンドとフィールドの間にあった50センチの段差が解消され、バリアフリー化が進んだ。2つめの大型モニターが北側のスタンドの上に完成したばかりだった。

 競技が始まると、既設の南側の画面に競技の映像が映し出された。そして、北側の画面には障害のクラス分けについての解説。障害の度合いや部位がイラストで表示され、競技をより分かりやすくしてくれる。また式典などのときは手話通訳の映像も流されていた。

 この大型モニターの設置は鳥取県と日本財団の共同プロジェクトで実現したそうだ。鳥取県は健常者と障害者が一体となってスポーツ振興をはかり、障害者スポーツの先進地を目指している。それを日本財団が支援。ほかにもユニバーサルデザインタクシー14台がこの日運行を開始。200台を導入する計画とか。

 障害者スポーツの大会はいろいろ見てきたが、鳥取で驚いたのは観客の多さである。小学生や敬老会の団体と、動員をかけていることもあると思うが、それにしても正面スタンドには観客がぎっしり。観客は扇子状の応援グッズを鳴らしていた。だから競技場内が大きな手拍子で盛り上がる。

 入り口でそれを配っていたのは花岡伸和さん(ロンドン・パラリンピック車椅子マラソン5位)だった。「これなら片手でも、お年寄りでも、楽に大きな音が出るでしょ」と花岡さんは笑顔で話してくれた。

 大勢の観客からの大きな応援。それを受けてか、この日、山本篤さん(スズキ浜松AC)が走り幅跳びで世界記録をマークした。中西麻耶さんも女子走り幅跳びでアジア記録を出すなど好記録が続出した。

 そして、表彰式でプレゼンターを務め、入賞者にメダルをかけたのは地元の子供たち。最初は切断された脚や腕を間近に見てちょっと緊張していたが、義足に触らせてもらったり車椅子を押したり。すぐに慣れた様子だった。

 視覚障害者にメダルをかけるとき、横を向いたままの選手に戸惑う子供がいた。でも「メダルです」と声をかけ、その声もだんだん大きくなっていった。子供たちにとっても教室では学べない大切な経験ができたのではないだろうか。鳥取県のおもてなし。今後も目が離せない。すごい。

【思ふことあり】スポーツジャーナリスト・増田明美 箱根駅伝生みの親 金栗四三らを生んだ熊本よ 駅伝精神で地震に克とう!

2016.5.24  産経ニュース


障害者採用で1人当たり120万円 東京都が新奨励金

2016年05月25日 02時39分58秒 | 障害者の自立

 東京都は、障害者の雇用の安定化と処遇の改善を図るため、障害者を新たに無期雇用または正規雇用として雇い入れた企業などを対象とする障害者安定雇用奨励金を創設した。雇入れ後の賃金が最低賃金を5%以上上回っていることや、今後の育成方針を策定することなどを要件に、障害者1人当たり120万円(大企業は同100万円)を支給する。有期雇用の障害者を無期雇用に転換させ、賃金を5%以上改善した場合にも同額を支給する。…

2016.05.24  【労働新聞】