ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者の60%余 年収100万円以下

2016年05月19日 03時15分44秒 | 障害者の自立

生活保護を受けずに暮らしている障害がある人のおよそ60%は年収が100万円以下にとどまっているというアンケート調査を全国の福祉作業所などで作る団体がまとめました。調査を行った団体は、障害者が自立して生活できるような所得保障が必要だと指摘しています。

この調査は福祉作業所などの団体「きょうされん」が、去年7月からことし2月にかけて加盟する全国の作業所などの協力を得て行い、知的障害者と身体障害者、それに精神障害者など、1万4000人余りから回答を得ました。
まず、生活保護を受けているかどうかを尋ねたところ、「受けている」が11%、「受けていない」が89%でした。「生活保護を受給していない」と答えた人に障害年金に作業所から受け取る工賃などを合わせた年収の総額を聞いたところ、61%が「100万円以下」と答え、合わせて98%が「年収200万円以下」という結果となりました。
団体によりますと、調査に答えた障害者の平均年齢は41歳でしたが、半数余りが「親と同居している」と答え、年齢が高くなってからも親が生計を支えているケースが多いとみられています。
「きょうされん」の藤井克徳専務理事は「障害のあるなしにかかわらず、自立して社会参加していくための経済的基盤が不十分だ。国には障害者個人の所得保障の確立を求めたい」と話しています。
これについて厚生労働省は「障害者が地域で暮らしていけるように、就労の支援や工賃の引き上げなどを進める一方、介護などの福祉サービスを受ける際の負担の軽減にも引き続き取り組みたい」と話しています。

5月18日   NHK


「難病患者、国会に出席できる環境を」団体要望

2016年05月19日 03時03分28秒 | 障害者の自立

 難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者が衆院厚生労働委員会に参考人として出席できなかった問題で、日本難病・疾病団体協議会と日本ALS協会は17日午前、衆院の大島、参院の山崎両議長にそれぞれ要望書を提出した。

 要望には、参考人として出席できなかったALS患者で同協会副会長の岡部宏生氏も同席。要望書では、国会で障害者が参考人として発言できる環境を整えることなどを求めた。大島氏は「対応できるように努力していく」と応じた。

大島衆院議長(左)に要望書を提出したALS患者の岡部宏生さん(右)(17日午前、国会で)=中村光一撮影

大島衆院議長(左)に要望書を提出したALS患者の岡部宏生さん(右)(17日午前、国会で)

2016年05月17日   読売新聞


ALSの男性と衆院議長が面会 「障害者の対応改善」

2016年05月19日 02時57分23秒 | 障害者の自立

 難病で障害のある男性が国会の参考人質疑への出席を拒否された問題で、衆院の大島理森議長は十七日、国会内で男性と面会した。男性は障害者に対する国会の対応を見直すよう要請、大島氏は「(今回の事態を)重く受け止める。対応できるよう努力したい」と改善する考えを表明した。

 男性は全身の筋肉が徐々に動かなくなる筋萎縮性側索硬化症(ALS)の岡部宏生さん(58)。人工呼吸器を装着し声は出せないが、顔のわずかな動きで一文字ずつ表し、「通訳」のヘルパーが読み取って会話できる。

 面会で、岡部さんは「これを良い機会にして障害者の参考人の在り方について態勢を構築してほしい」と要望した。

 岡部さんには難病団体の代表らも同行。山崎正昭参院議長とも面会した。

筋萎縮性側索硬化症の岡部宏生さん(右)と面会する大島衆院議長(左)=17日、国会で

2016年5月17日   東京新聞


<発達障害者を支える>(下) 安らぎの場はどこに

2016年05月19日 02時48分00秒 | 障害者の自立

 「避難所の音に悩まされて、すっかり耳栓コレクターになりました」。発達障害の一つ・高機能自閉症の大学生ユキコさん(27)=仮名=は笑った。

 親元を離れ、熊本市内のシェアハウスで暮らしていて被災。近くの市立体育館に避難した。聴覚が敏感なユキコさんにとって「地獄だった」という。苦手な救急車のサイレン、ヘリコプターの騒音が頻繁に響く。周囲から耳に飛び込んでくる話し声も気になった。余震の際に一斉に鳴りだすスマートフォンの警報に、何度もビクッとなった。

 日常のリズムが崩れたこともつらかった。いつご飯を食べるか、いつ寝るか、見通しがつかない。ユキコさんの発達障害を知らない友人から、被害情報の収集をお願いされたが、何時までやって、どの程度集めればいいか分からず、夜通しネットとにらめっこした。

 我慢は三日目に限度に達した。激しい頭痛と吐き気に襲われ、自分が参加する発達障害の当事者会「リルビット」顧問の精神保健福祉士に助けを求めた。その橋渡しで、同会のフジさん(25)=同=のアパートに移ることができて、症状はぴたりと止まった。そこで二週間過ごし、今はシェアハウスで日常を取り戻している。

 同会の病院職員ナカジュンさん(31)=同=も、フジさんのアパートに泊めてもらった一人だ。家は無事だったが、余震のたびに恐怖を感じ、悲鳴を上げてしまう。両親に「騒ぎすぎだ」と責められ、反発するうちに心のバランスを崩し、自分の腕をこぶしでたたき続けてしまう。親元から一時避難して、少し楽になった。

 今月七日、フジさんの呼び掛けでリルビットの集会があり、六人が参加した。震災直後の会合では口々に不安や恐怖を語っていた会員たちも落ち着き、穏やかにおしゃべりをして過ごした。それぞれが、周囲に理解してもらえない苦しさを日常的に体験しており、貴重な「安らぎの場」だ。

 ユキコさんは、地震後の体験をもとに自作した「当事者災害手帳」を披露した。

 自身の診断名、障害の特性、災害時・避難時にほしい配慮、支援機関・担当者の名前、医療機関の連絡先、服用している薬、障害者手帳のコピーなどをまとめた手帳だ。「被災した時のために自分に合ったものを作ってみては」と仲間たちに勧めた。

 「発達障害の人たちは助けを求めることが苦手。当事者同士で助け合えるのはすばらしいことです」。日本発達障害ネットワーク理事の辻井正次・中京大教授は話す。

 辻井さんによると、台風などと違い、予測のできない地震は一般の人でも不安や恐怖を大きく感じやすいが、発達障害の人はより強烈で生活の混乱が激しくなる。さらに、仕事に行けないなど日常のリズムが崩れると、精神的に調子を崩す場合もあるという。

 辻井さんらが今月六、七日に熊本県内の被災地を調査したところ、子どもの支援には発達障害者支援センターや特別支援学校などが頑張っていたが、成人は「何らかのサービスにかかわっていなければ把握は困難」と、後回しになりがちだったという。

 「当事者のつながりを強めることも含め、これから力を入れていくべき課題」と辻井さんは強調する。

被災からやや落ち着き、語り合うリルビットのメンバー。障害の特性を分かり合った者同士で、気持ちが和らいだ

2016年5月18日   中日新聞


20日に「のぎく」で障害者手作り加工品を販売

2016年05月19日 02時43分39秒 | 障害者の自立

 障害者らの就労支援施設「このめの里」(嬉野市)が運営する福祉販売所「のぎく」で20日午前10時から、同施設が作っている加工品などを販売するほか、餅まきや抽選会などが楽しめる。

 餅まきは午前10時と午後1時の2回。利用者や職員による餅つきは午前10時半、同11時45分、午後1時半の3回あり、計30キロを作る。午前中は市内の井手川内保育園の園児らも参加する。

 利用者が作っている豆腐製品や、摘みたての新茶も販売する。新茶は試飲もできる。受け付けを済ませると抽選会に参加でき、景品として豆腐や新茶、米などが当たる。問い合わせはこのめの里、電話0954(42)1380。

2016年05月18日   佐賀新聞