ゴエモンのつぶやき

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与野党駆け引き 障害者拒む 障害者差別解消法施行40日の国会

2016年05月13日 11時48分33秒 | 障害者の自立

 衆院厚生労働委員会で十日に行われた障害者の自立を後押しする目的の障害者総合支援法改正案を巡る参考人質疑で、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の出席が拒否された問題で十一日、与野党に対する批判が広がった。障害者に対する差別を禁止した障害者差別解消法が四月に施行されたばかり。法律を成立させた国会が、法の理念を踏みにじったとの思いからだ。国会では与野党が責任を押しつけ合った。 

 NPO法人「日本障害者協議会」の藤井克徳代表は十一日、「当事者抜きで当事者のことを決めるべきではない。差別解消法を成立させ、模範を示すべき国会に法の理念が浸透していないことが残念だ。差別的な対応だと感じている。経緯を検証して再発を防がなければ、せっかくの法の価値も下がってしまう」と指摘した。法律の成立を政府に働き掛けた障害者団体からも批判の声が上がる。

 藤井さんは十一日、衆院厚生労働委員会を傍聴。障害者総合支援法改正案は委員会可決された。同改正案には、会話ができない難病患者がコミュニケーションを図りやすくするため、入院中のヘルパー利用を解禁する内容が盛り込まれた。出席を拒否されたALS患者で、日本ALS協会副会長の岡部宏生さんが出席を望んだのもそのためだ。

 自民、民進両党は十一日、責任を認めなかった。民進党の山井和則国対委員長代理は記者会見で、「差別をなくそうと旗を振るべき国会で、大変な前例を残した」と自民党を批判。自民党の小此木八郎国対委員長代理は「なぜか分からないが、民進党側から『招致をやめる』という話があった」と反論した。

 出席拒否が起きたのは、別の法案を巡る対立からだ。招致を求めた民進党に対して、自民党は見返りとして政府提出の児童福祉法改正案の審議入りを要求。民進党は、野党四党が共同提出した保育士らの賃金を引き上げる法案の審議入りを求めた結果、協議は難航し、民進党は招致を断念した。

 障害者差別解消法は二〇一三年六月、国会で全会一致で成立した。障害者に対する差別を禁止し、合理的な配慮(その場で可能な配慮)を義務づけた。障害者と健常者が一緒に暮らす社会を目指すのが目的。

◆出席拒否されたALS協会副会長・岡部さんメッセージ

 衆院厚生労働委員会への出席を拒否された日本ALS協会副会長の岡部宏生さんは、代理出席した日本ALS協会常務理事の金沢公明さんに次のようなメッセージを託した。 (要旨)

 本来ならここ(厚労委)に座ってお話しさせていただいたはずですが、コミュニケーションに時間を要するということで参考人招致を取り消されました。障害者総合支援法の国会審議で障害者の参考人を拒否なさったわけです。

 国民の中には私たち障害者も存在しています。国会の、それも福祉を最も理解してくださるはずの厚労委で、障害があることで排除されたことは、深刻なこの国のありさまを示しているのではないでしょうか。

 コミュニケーションに時間がかかり議論が深まらないという懸念は一見もっとものように聞こえますが、少しの工夫があればほとんど問題なく議論できます。ただしそれには、長期間訓練した通訳の技能が必要で、この法案の内容にも直接関わっています。この場で先生方にご覧いただきたかったです。

<筋萎縮性側索硬化症(ALS)> 運動神経に異常が生じ、神経からの命令が伝わらなくなって筋肉が縮み、次第に動かなくなる病気。一方で脳の機能や目を動かす筋肉、視覚や聴覚などには異常は生じにくい。厚生労働省の指定難病で、原因はよく分かっていない。2014年末の国内の患者数は約9900人。

2014年9月、記者会見する日本ALS協会の岡部宏生副会長(左)と金沢公明さん

2016年5月12日  東京新聞


障害者ら、合コンで出会いを 6月開催

2016年05月13日 11時41分09秒 | 障害者の自立

 障害を抱える人や難病患者に出会いの場を提供する「Go!コンパーティー」が、6月5日午後5時半から佐賀市歴史民俗館「浪漫座」で開かれる。食事やゲームで交流しながら、新たな出会いにつなげていく。

 障害者の就労支援に取り組む「スロープ」(中尾彰宏代表)が主催し、今年で2回目。恋愛や結婚に対する社会の偏見や障壁を乗り越え、障害者らに恋人や友人、仲間をつくるきっかけにしてもらう狙い。昨年7月に開いた前回、34人が参加した。カップルは成立しなかったが、多くの人が交流を続けているという。

 対象者は身体、精神、知的障害や難病患者、障害や難病に理解ある健常者など。当日はイタリアンのコースやアルコール類が味わえるほか、ビンゴゲームなどで盛り上がる。

 募集は男女10人ずつ。参加費は男性4500円、女性4千円。申し込みは27日まで。問い合わせは中尾代表、電話090(4584)5776。

「Go!コンパーティー」のチラシ

2016年05月12日  佐賀新聞


「前代未聞の障害者差別が国会で行われた。与党は猛省を」山井国対委員長代理

2016年05月13日 11時35分07秒 | 障害者の自立

10日の衆院厚労委員会での与党による参考人拒否について

 10日の衆院厚労委員会で「障害者総合支援法改正案」の審議に関して、民進党が難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の男性を参考人とすることを求めたところ、与党側から出席を拒否された。この件について記者団から見解を求められた山井代理は「前代未聞の障害者差別が、こともあろうに衆院厚生労働委員会の場で行われてしまった。与党に猛省を求めたい」と述べた。その上で、同委員会の速記録から、この男性の代理として出席した日本ALS協会の金沢理事が読み上げたメッセージを紹介した(以下は男性のメッセージ)。

おはようございます。日本ALS協会の岡部と申します。本来であれば、ここに座って委員の先生方とお話をさせていただいているはずです。冒頭のごあいさつとして一言申し述べさせていただきます。私はALSという神経難病の患者当時者で、人工呼吸器をつけていますので、コミュニケーションには特殊な方法を用いて通訳者を必要とします。それでコミュニケーションに時間を要するという理由で、今日の参考人として招致されたものを取り消されました。障害者総合支援法の国会審議において、障害者の参考人を拒否なさったわけです。国会の場は、まさに国民の貴重な時間と費用の極みだと認識しております。その国民の中には私たち障害者も存在しています。国会の、それも福祉に関する最も理解をしてくださるはずの厚生労働委員会において障害があることで排除されたことは、深刻なこの国のあり方を示しているのではないでしょうか。

 山井代理によると、障害者総合支援法改正案には、「重度障害者へのコミュニケーション支援」などが盛り込まれていることから、民進党は「当事者の意見を聞くべき」として、日本ALS協会の副会長である岡部宏生さんを参考人として招致することを提案。ところが与党側は「コミュニケーションに時間がかかる」などとしてこれを後ろ向きな姿勢を示し、後日、まったく関係のない法案である「児童福祉法改正案の趣旨説明を行うならば、参考人として認める」と回答してきたという。これに対し民進党としては「障害者の参考人招致に何らかの条件を付けることは、障害者差別を是認することになる。無条件で参考人として認めるべき」と主張して折り合わず、岡部さんの招致を断念した。

  山井代理は「岡部さんのおっしゃるとおりだ。安倍政権は1億総活躍と言っているにもかかわらず、国会で障害を理由に参考人を拒否するなど、聞いたことがない」と憤り、「重度の障害者への差別をなくそうと先頭を切って旗を振るべき国会で、『当事者は時間がかかるからだめだ』とは。法案は今日の委員会で可決される見込みだが、いくら良い法案を作っても審議の中で障害当事者を排除するようなことでは、実効性に疑問を持たれるのではないか。極めて残念だ」と述べた。

 民進党機関紙局  2016年05月11日

 

 


発達障害者支援法改正案、成立へ 地域での支援強化

2016年05月13日 11時31分45秒 | 障害者の自立

 発達障害者支援法改正案が今国会で成立する見通しになった。自閉症やアスペルガー症候群といった発達障害のある人に対する支援を充実させるため、都道府県が地域協議会を新設できるようにすることが柱。民進党が10日の「次の内閣(NC)」で了承した。主要な与野党が賛成し、10年ぶりに改正される。

 地域協議会は当事者や家族、相談支援にあたる行政関係者や民間団体で構成。地域の支援体制の課題について情報を共有し、改善に向けて話し合う。現在はすべての都道府県と政令指定市にある相談窓口「発達障害者支援センター」の増設も求め、より身近な地域で利用できるようにする。

 新たに基本理念も規定。発達障害のある人の日常生活や社会参加を妨げる「社会的障壁」を取り除くため、支援を切れ目なく提供することを明記した。

 2016年5月11日 <アピタル:ニュース・フォーカス・その他>


櫻井翔が検定に満点合格でファンの「後追い受験」殺到か!?

2016年05月13日 11時27分50秒 | 障害者の自立

 嵐の櫻井翔が慶大卒の頭の良さを見せつけた。4月25日放送の「NEWS ZERO」の「イチメン」コーナーでのこと。この日取り上げた「ユニバーサルマナー検定」2級に見事合格したのだ。

 同検定は今後日本に増え続ける高齢者や障害者をサポートするためのノウハウを学んで、実際の生活に生かすことを目的とした検定だ。昨年はホテルや小売業など、接客することの多い企業が団体で受験、約1万5000人が受験している。

「準3級、3級、2級があり、櫻井が受けたのは2級。2級は3級を合格しないと受けられないため、3級は合格済みだったようだ。『NEWS ZERO』の仕事は櫻井自身がやりたいと始めた報道キャスターで、本人の中で別格の仕事として位置付けられている。当然気合いの入れ方が違う」(芸能ライター)

 番組では櫻井が車いすに乗ったり介助をしたり、いろいろな器具を装着して高齢者を疑似体験する姿を伝えていく。「段差が怖い」などリアルな感想が次々飛び出す中、注目されたのは合否だった。

「一応、きちんと勉強したので手ごたえはある」と櫻井が自信ありげに答えた後、村尾キャスターが「満点でした」と合格を発表。「満点でした? 100点ですか?」とウキウキの櫻井。思わず「あー、嬉しー、本当嬉しいですね。大切にいただきます。嬉しい。ありがとうございます」と感謝の声を連発した。

 しかし、優等生の櫻井にとっては、これくらい朝飯前では?

「今回は勝手が大いに違って面食らってばかりだったようです。櫻井は計画的に順序立ててきっちり事を運ぶのが大好きなタイプ。だが、これはテキストが当日会場で配布されるため、予習ができないぶっつけ本番。当日は、講義70分、実技研修150分の後で、30分かけて検定試験を受けました。一般人に混じって受けた研修、その後に試験というのは大変な集中力がいります。それでも、満点合格してみせたのはさすがです」(女性誌記者)

「『ユニバーサルマナー』という名前の通り、これからは、誰もが知って身につけるマナーになれば、障害のある人もない人も住みやすい世の中になるのではないかなと思いました」と締めの言葉もキメてみせた櫻井。櫻井ファンの間で“後追い検定受験”がブームになるかもしれない。

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