ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

ダウン症の書家が「祈」 障害者殺傷事件1年で

2017年08月02日 12時24分47秒 | 障害者の自立

害者殺傷事件1年で

ダウン症の書家、金澤翔子さんは、NHKの大河ドラマの題字を手がけるなど幅広く活躍していて、殺傷事件が起きた相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」にも訪れ、入所者と交流していました。

今月26日で事件から1年となり、金澤さんは、31日に事件後初めて津久井やまゆり園を訪れ花を手向けました。

このあと、施設の建て替えに伴って入所者が一時的に生活している横浜市の施設を訪れました。

そして、およそ50人の入所者や職員に見守られながら、縦横1メートル余りの紙に犠牲者への追悼の思いを込めて大きな筆で「祈」のひと文字を力強く書き上げました。

金澤さんは「心を込めて集中して書けました」と話していました。

施設の入倉かおる園長は「これから頑張っていくための勇気をいただきました。入所者の方たちにも伝わり、力になっていると思います」と話していました。

7月31日    NHK


「障がい者はこの世から全て消えて」 NHKで紹介された意見に「辛辣すぎる」の声

2017年08月02日 11時39分48秒 | 障害者の自立

「障がい者は目障りかつ邪魔」「精神障がい者は人を刺す」そんな意見がNHKの番組で読み上げられたと話題になっている。

この放送について障がい者差別を助長するのではないか、と心配する人がいる一方で、差別する側のホンネを取り上げ議論したNHKのチャレンジ精神を評価するなど賛否両論が交わることになった。

相模原の事件の親族たちは「ホッとしている」?

その番組はNHKの福祉情報番組「ハートネットTV」(2017年7月26日放送)。16年7月26日未明に相模原市の知的障害者福祉施設で起きた、元施設職員(当時26歳)による19人の刺殺事件から1年ということで特集が組まれた。

番組ではこの事件に関する意見を募集していて、約1000件が集まった中から16歳の時に事故に遭い車椅子生活をしている詩人・作家の豆塚エリさんはこうしたコメントを読み上げた。

「障がい者は私たちプロの社会人戦士から見たら、目障りかつ邪魔以外なにものでもありません。お願いですから障がい者はこの世から全て消えてください」

そして、相模原の事件の容疑者の考えに賛成という意見として、

「正直、今の日本に障がい者を保護する余裕はありません。普通の人でも生きるのが精いっぱいなのに、生産性のない障がい者を守ることはできません」

この意見に対し豆塚さんは、

「こんな事をどうして言えるのかな?という思いと、言わなくちゃいけないこの人は、かわいそうだ」

とコメントした。

この他の意見としては、相模原の事件で殺された人たちの親族は「ホッとしているのではないか」や、30代の精神障害を持つ人が婚活パーティーに参加したところ、自分の事も満足にできない人が恋愛をしてもいいのか、イライラしたら人を刺すんじゃないのか、と言われ号泣したという報告があった。

この番組では冒頭に、障がい者の存在を否定する意見が寄せられているため、それに向き合い差別や偏見について本音で話し合いたい、としていた。討論に参加したのは障がいを持つ人とその保護者数人で、こうした視聴者の意見が紹介されると女装パフォーマーのブルボンヌさんは、「ここまで(意見の紹介を)やられるのか」「動揺している」などと感想を述べていた。

「ネット上で留めて置く意見」という感想も

番組の最後では、健常者は障がい者に対し「呪い」のような言葉を浴びせているが、今は健常でもいつか障害を負ったり、家族や親しい人が障がい者になる可能性もあるし、老いると動けなくなったりもする。

「自分がその立場になったら、と考えてほしい」

とし、障がい者を認めることが巡り巡って自分を認めることになる、と結論付けた。

ネット上では、「NHKは露骨過ぎる」などといった声があがり、

「さすがに辛辣すぎ。ネットでとどめておくべきだろこれは」
「こんな刺激的な言い草が天下のNHKで紹介されたら、増えてきた意見、とか解釈されて、障害者に不満抱えてる奴が共感覚えて過激思想を正当化しかねんでしょ?」
「色んな意見を取り上げるのがバランス良いという判断なんだろうけど、これはそのままヘイトになっちゃうからなあ」

といった意見が出る一方で、

「NHK見直した」
「『情けは人の為ならず』だよ。誰かを助けるのは自分が何かあったときの為の保険でもあるんだよ」
「障害者の家族は社会に貢献してる一人の市民だろ。その家族が障害者に生きていて欲しいと願ってるんだよ。どうしてそれがわからないのか」

などと番組に賛同する声も多い。この番組は、17年8月2日13:05~13:35に再放送される。

2017年7月31日    J-CASTニュース


障害者配慮に課題 車いす男性、自力でバニラ・エア搭乗

2017年08月02日 11時09分09秒 | 障害者の自立

 足の不自由な車いすの男性が階段式のタラップを腕の力で上るという出来事が、格安航空会社LCC)のバニラ・エア(本社・成田空港)で先月起きた。企業に求められている障害者に対する「合理的配慮」への理解が課題になった。

 友人5人と鹿児島県奄美大島への旅を楽しもうと、関西空港へ向かった木島英登(ひでとう)さん(44)=大阪府豊中市。広告会社勤務をへて、2004年に「バリアフリー研究所」を起業。海外旅行記をメディア向けに執筆したり、企業研修の講師を務めたりしてきた。飛行機に乗る機会も多いが、バニラ・エアの搭乗カウンターで「歩けないこと」を理由に搭乗を拒否された。

 昨年4月施行の障害者差別解消法(解消法)は、障害があることを理由にサービスの利用を拒否することや、サービスの提供の場所や時間などを制限したり、条件をつけたりする「不当な差別的取り扱い」を禁じている。また、障害者から障壁を取り除くよう要請があった場合、企業には負担が重すぎない範囲でこれを取り払う「合理的配慮」をする努力を義務づけた。

 国土交通省は法の施行を受け、差別解消に取り組むための「一般的な考え方」を対応指針にまとめ、セミナーなどを通じて航空各社にも周知した。

 同省安心生活政策課の担当者は「(合理的配慮の程度や負担の範囲が)航空会社の事業規模で差が出ることはあり得るが、LCCだからといって合理的配慮を提供することに取り組まなくてもいい、ということではない」と説明する。

 この出来事の報道後、木島さんの元には同社に事前連絡すべきだったとの声がメールなどで届いた。木島さんは、多くの荷物があったり、複数の車いすの人がいたりするなど過度の負担が予想される時は連絡をしている。ただ、過去には「当日空港で判断する」と言われて搭乗を諦めたり、電話でたらい回しにされたりした経験もあり、悔しい思いをしてきた。

 ログイン前の続き今回は「ひょっとしたらタラップかも」とは予想したが、何かあれば同行者に手伝ってもらえばいいと気軽に考えて、連絡しなかった。「断られるとも思っていなかった」と話す。しかし、バニラ・エアは当時、関空と奄美を結ぶこの便では「車いすのお客さまから事前連絡があった場合、搭乗をお断りしていた」(同社人事・総務部)という状況だった。

 木島さんは大阪に戻った後、鹿児島県大阪府障害者差別の窓口などに相談した。事実確認がされ、同社は、座った状態で運べる担架「アシストストレッチャー」や座ったまま階段を移動できる「階段昇降機」の導入の案を示し、6月29日までに設置した。

 ネット上では木島さんのことを「クレーマー」などと書き込む人もいた。こうした現象に国際人権NGO「ヒューマンライツ・ナウ」(東京)事務局長で弁護士の伊藤和子さんは、「障害者が声をあげることが『わがまま』と受け取られたためで残念としかいいようがない。『弱者』に対する社会の冷たい目線が背景にある」と分析。「だからこそ声をあげることは、多くの人が目に見えないことを気づかせてくれるので重要なはずだ」と話す。相談を受けた鹿児島県の担当者は「不便や不満を感じていても、言われなければ気づかないところがある。不都合なことがあれば声をあげて知らせてほしい」と話した。

 解消法は、06年に国連で採択された障害者権利条約に日本が翌年署名して以来、整備が進められてきた。条約は、障害に基づく差別の禁止をうたい、障害がある人の人権や基本的自由、平等を促すと規定している。そのためにも、社会にある障壁をなくすことが必要であり、様々な分野での「合理的配慮」を求めている。

 外務省人権人道課によると、7月現在で締結しているのは173カ国と1地域機関(EU)。日本は解消法制定への取り組みなどを進め、ほかの先進国に比べて遅く14年1月に締結したが、以来3年あまりがたつ。

 解消法の今後について、東洋英和女学院大学大学院の石渡和実教授(障害者福祉論)は「誰しも納得できる社会にすることが目標だが、現実はまだその前段階」とみる。「企業との間で知恵を出し合っていくことが大事。そうした積み重ねが合理的配慮をどの場面でどれだけするのがいいかといった国民的合意につながる」と指摘している。

 〈出来事の概要〉 高校時代にラグビーの練習中に脊椎(せきつい)を損傷し、車いすで生活をしている木島英登さんが6月3日、関西空港発奄美行きのバニラ・エア便に乗ろうとした際、降機時に階段式タラップになるとして、搭乗カウンターで「歩けない人は乗れない」と言われた。同社は当時、昇降機などの機材を奄美空港に設置していなかった。

 木島さんは「同行者に手助けしてもらう」と伝えて搭乗し、行きは友人らに車いすごと担いでもらって降りた。ただ、同社ではそれを危険だとして禁じていたため、同5日の帰りの便に乗ろうとした際、同社の業務委託を受けた空港職員に止められた。木島さんは車いすを降り、階段を背にして腕の力でタラップをずり上がって搭乗した。

写真・図版 

バニラ・エアが奄美空港で導入した階段昇降機

写真・図版 

障害者差別解消法が求めていること

2017年7月31日   朝日新聞


『ココがズレてる健常者2 障害者100人がモノ申す』

2017年08月02日 10時39分37秒 | 障害者の自立

『ココがズレてる健常者2 障害者100人がモノ申す』(NHK総合 8月18日(金)放送)の取材会に、放送作家の鈴木おさむのほか、カンニング竹山、FUJIWARA、土田晃之、有働由美子アナウンサーらが登壇した。

 この番組は、昨年12月に放送した『ココズレ』第2弾。障害者100人がスタジオに集まり、健常者タレントと本音のトークバトルを繰り広げる前代未聞のバリアフリー・エンタテインメントで、前回は、健常者がいかに勝手な気遣いをしていたのか、そのズレを露にした。今回は、さまざまなシチュエーションで、障害者と接したときに健常者はどう行動するべきなのかを徹底的に掘り下げていく。

 鈴木は前回の放送について「誰もやったことのないような番組をNHK総合でやるということでかなり勇気がいりました。でも、もっと話題になってもいいのかなってところもあった」と反省しつつ、「今回はいいと思います。なかなかヒリヒリしてるところと、飲み会で“おまえならどうする?”って人に話したくなる、っていうのが結構あるんじゃないかなって」と手応えを語った。

 収録では、目の見えない方の“ある能力”が明らかになったそうで、「緊迫したところも、面白いところも、初めて知った不思議な力も見たし(笑)、見どころがたくさんあると思います」と竹山。“ある能力”で収録は大盛り上がりだったそうで、有働アナは「私は男運が悪いんですけど、多分、視覚障害者の方と話したら男を見る目ができる気がする。そういう企画をぜひ第3弾で…」と目を輝かせていた。

 また、収録で、あるむちゃぶりに頭を抱えた藤本敏史は「藤本やったら批判されてもええやろ、ってところで僕が選ばれたと思う(笑)」と自虐的に語るも「新しい芸を身につけたなという自負があります。なかなか難しいと思いますけど、使っていけるところがあれば使っていきたい」と意気込んだ。

 土田は「100人いたら100通りあって、1人として同じ人はいないから、障害者のくくりってちょっと難しいと思いました」と冷静に語り、「1人ひとりをフィーチャーして、いろんな人を知ってもらうってのがいいんじゃないかな。ぜひ第3回も近いうちにやってもらいたいです」と語った。

『ココがズレてる健常者2 障害者100人がモノ申す』は、NHK総合で8月18日(金)後10・00~10・50放送。

『ココがズレてる健常者2 障害者100人がモノ申す』

2017年07月31日      TV LIFE