ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

視覚障害者の会、今年も阿波踊りへ 亡き先輩の遺志胸に

2017年08月14日 01時50分57秒 | 障害者の自立

 街が踊り一色に染まる徳島市阿波踊りに毎年、視覚障害者盲導犬、介助人らがつくる「ハーネス連」が参加している。一昨年、連のリーダーが交通事故に遭い、一緒にいた盲導犬とともに命を落とした。その遺志を継いだ連のメンバーら約100人は、12日に開幕する今年の阿波踊りでも力強く踊りを披露する。

 8日夜、徳島文理大学(徳島市)内の路上で、「徳島の盲導犬を育てる会」らでつくるハーネス連の練習があった。ハーネスとは盲導犬が体につける胴輪。鉦(かね)や太鼓が響く中、盲導犬を連れた視覚障害者が先頭で踊り、介助人や仲間の学生らが後に続く。

 「ヤットサー、ヤットサー、踊りはハーネス!」。道の中央でマッサージ師の鶴野克子さん(52)がハーネスを持ち、右手を上げて笑顔で踊った。2歳の盲導犬ディアは今年が初挑戦。道路の端を歩くように訓練されており、端に寄りたがる。それでも鶴野さんのそばで、少しずつまっすぐ進めるようになった。

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2015年の阿波踊りで踊る山橋衛二さん(手前右)とヴァルデス。これが最後の参加となった

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今年の阿波踊りに向けて、練習する鶴野克子さん(前列右)と盲導犬ディア

2017年8月12日   朝日新聞


事業所、国へ無届けで運営 高松にも2カ所 2市で76人解雇

2017年08月14日 01時45分55秒 | 障害者の自立

 倉敷市内の就労継続支援A型事業所5カ所が閉鎖された問題で、この事業所の一つを運営していた株式会社「あじさいの友」(同市)が、高松市でも事業所を運営していたにもかかわらず、法律で義務付けられた国への届け出をしていなかったことが厚生労働省への取材で分かった。同社はこの事業所も7月末で閉鎖したが、解雇した障害者に対する再就職先の保障が十分でなく、厚労省は同社に対応を求める勧告を出した。

 障害者総合支援法では、複数の都道府県で就労継続支援事業所を設置する場合、国に届け出なければならない。

 毎日新聞2   017年8月12日


 地域での暮らし 鍵は人の支えと専門機関

2017年08月14日 01時42分22秒 | 障害者の自立

 盲養護老人ホームのような施設でなく、地域で生活する高齢視覚障害者は多い。どんな思いで、どのような生活を送っているのだろうか。家族との同居や1人暮らしの視覚障害者、そしてヘルパー派遣の事業所を訪ねた。

 ■自宅で支えあって

 地域で暮らす視覚障害者にとって、同居する家族の存在は大きい。大阪市内に住む70代の弱視女性は、80代の夫(晴眼)と2人暮らし。週2回、視覚障害者施設に通い、パソコンの操作や点字の読み書きを学んでおり「仲間からいろいろな情報をもらえるので、なくてはならない場」と話す。趣味のダンスやカラオケなどにもガイドヘルパーと出かけ、支給されている月51時間を使い切る。要介護度は「要支援2」で、介護保険を使ったのは、自宅の階段に手すりを取り付けた時ぐらい。食材や日用品の調達は生協を利用し、夫も買い出しに行ってくれる。食事の支度がしんどいと感じることはあるが、通院に付き添ってくれ自分のことを一番分かってくれている夫と「2人で頑張ろか」と支えあう。

2017年8月13日    点字毎日


<わたしの道しるべ>障害者に平等な社会へ

2017年08月14日 01時27分58秒 | 障害者の自立

◎宮城県築館高1年 星日菜(はるな)さん(15)=栗原市

 私には、脳に重い障害がある中学2年の弟がいます。歩くこと、話すこと、食べることもできません。自分では何もできないのですが、かわいい弟です。支援学校に行ったり親戚が集まるなど、周りに人がいてにぎやかだと笑顔になります。
 車いすで外出するときも鼻からチューブを入れているので、奇異な目で見られたこともあります。他の子とは違うけど、私は違和感を持ったことはありません。
 相模原市で知的障害者施設で19人が殺害される事件が起きたり、埼玉県では障害者支援施設の男性利用者が送迎車内に放置され、熱中症で亡くなるなどしています。誰もが等しく一つの命を持つ人間として扱われていないのだと思います。
 人々の障害者に対する見方や考え方が変われば、社会は変わります。障害者は何もできないのではないのです。弟は動けないけれど、家族を笑顔にしてくれます。
 障害者が活躍できる場があれば、偏見や差別はなくなるはずです。そんな社会になってほしいし、ならなくてはいけないと思います。

2017年08月13日   河北新報

 


障害者ボートの普及目指し びわろーまつり開催

2017年08月14日 01時17分42秒 | 障害者の自立

 障害者のボートクラブ「琵琶湖ローイングクラブ」(びわろー)が12日、活動紹介イベントを大津市におの浜2丁目の西武大津店で開催した。13日も開かれる。

 びわろーは2013年、障害の有無に関わらずボートを楽しむことを目的に設立され、大津市を中心に活動している。身体に障害のある人ら約30人が所属。20年の東京パラリンピックを目指して練習に取り組んでいる。今年5月の朝日レガッタには、新設されたパラローイング部門に参加した。

 イベントでは、陸上でボートをこぐ練習ができるローイングマシンの体験会を実施。来場者はメンバーから「ひざを曲げて、腕をしっかり伸ばして」「上半身を使い、足で押し込んで」などとアドバイスを受けながら、マシンを動かしていた。小学2年の落合真衣さん(7)=草津市=は「最初は難しかったけど、だんだんこげるようになって楽しかった」。そばで見守っていた父の真和さん(36)は「競技を知らなかったので、少し興味を持てた。これからは注目して見ていきたいですね」。メンバーの山村友彦さん(22)は「広く知ってもらって、一般の方に応援してもらえるよう、練習やPR活動を頑張っていきたい」と話した。

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ローイングマシンを体験する来場者ら

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2017年8月13日   朝日新聞