ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

エリア全体でバリアフリー=五輪控え法改正へ-国交省

2017年08月13日 03時18分42秒 | 障害者の自立

 国土交通省は、高齢者や障害者らが円滑に移動できるようにする仕組みを定めたバリアフリー法を改正する方針を固めた。高齢者らが日常的に利用する官公庁や商業施設などが集まる地区のバリアフリー化を重点的に進めるため、市町村に整備構想づくりを促す方法を検討し、盛り込む。早ければ次期通常国会に改正法案を提出する予定だ。
 同法は高齢化の進展を背景に2006年制定。駅や建築物、道路などの新設・改良時に基準に適合したものにするよう義務付けている。制定から10年以上が経過しさらに高齢化が進むとともに、20年東京五輪・パラリンピックで世界中から多くの人が訪れることから、改正することにした。
 重点整備地区を決めて一体的にバリアフリー化を推進するため、市町村が基本構想を作成できると定めているが、全1741市区町村のうち作成済みは17年3月末時点で294市区町村と2割に満たない。また、作成後に課題が見つかっても改定されるケースは少ないのが現状だ。
 そこで国交省は、重点整備地区の面積や対象施設数といった要件を緩和することにより、構想を作って面的なバリアフリーに取り組む市町村を増やす考え。一定期間ごとに構想の評価・見直しを行う仕組みも検討し、課題に応じた改定を求める。

(2017/08/11-時事通信


<ねえねえちょっと> 発達障害の子、将来心配

2017年08月13日 03時11分22秒 | 障害者の自立

「発達障害の子 将来心配」の「泣き虫野郎」さん(七月二十九日付)へ。

 娘(24)も軽度知的障害があり、人ごとではありません。うちは娘と二人の母子家庭で、娘はスーパーで短時間のパートをしています。結婚や子育ては難しいと思うので、私に何かあった時は知的障害者のための入所施設にお世話になる予定です。娘が特別支援学校を卒業後から施設をいろいろと調べ、慣らすために時々泊まらせています。四年前に、私が一カ月半病気で入院した時も施設で預かってもらいました。私自身も頼れる場所ができたことで、心が軽くなりました。ご夫婦がそろっていたりきょうだいがいたりすると、「誰かが面倒を見なければ」と思うのかもしれませんが、いざという時に本人がパニックにならないように、施設利用も検討して試しに預けてみられてはどうですか。=愛知・しろくまん(52)

 発達障害のある息子さんの面倒を、将来は娘さんに見てもらうかもしれないとのことですが、娘さんには娘さんの人生があります。発達障害であっても、グループホームなどに入り、家族と離れて生活している人の話もよく聞きます。同じような悩みを持つ親の会や専門家に相談しながら、息子さんの自立に向けて動かれる方がいいのではないでしょうか。=愛知・のんたん大好き(61)

2017年8月12日   中日新聞


「メッセ」まで 海浜幕張駅から独自に 千葉市が五輪に向け

2017年08月13日 02時55分16秒 | 障害者の自立

 2020年東京五輪・パラリンピックに向け、千葉市は観戦客らが通るJR海浜幕張駅から競技会場となる幕張メッセまでのルートを市独自でバリアフリー化する方針を決めた。国際パラリンピック委員会(IPC)のガイドラインを参考に、大会組織委員会が定めたバリアフリー化の指針「Tokyo2020アクセシビリティ・ガイドライン」に沿って整備し、18年度末までに完成させる予定。

 千葉市がバリアフリー整備するJR海浜幕張駅周辺。7月29日には高校生らがバリアフリーの点検をした
 
毎日新聞   2017年8月12日

事故1カ月、あの日何があった 無責任さが命奪う…男性の両親「本気で考えて」

2017年08月13日 02時47分54秒 | 障害者の自立

 上尾市戸崎の障害者施設「コスモス・アース」で知的障害がある男性利用者(19)が車内に放置され死亡した事故から13日で1カ月を迎える。母親(48)と父親(55)の頭に浮かぶのは、いつも笑顔だった息子の姿。「帰ってきておいで。かなわないと分かっていても諦められない」。両親はそんな思いを去来させながら、「あの日、何があったのか真実を知りたい。二度と同じ過ちを繰り返さないでほしい」と重い口を開いた。

■抱き締める日課

 学校の運動会で赤い帽子をかぶりカメラに向かって微笑む息子。両親の手元にある男性の写真はどれも笑顔だった。男の子を授かったのは、結婚して5年目。子宝に恵まれず、諦めかけていた矢先だった。「ちょっとした変化も見逃さないように」。他の子どもたちより成長が遅く、障害の程度は最重度。一つ一つが手探りだったが、両親と次男の4人家族で幸せに満ちた日常を過ごしてきた。

 「普通の子に比べると大変なことも多いけど、どんな小さなことでも覚えている。親ばかだけど、本当にかわいい子だった」。小学3年生の時、通学路で初めて「お母さん」と口にした息子の表情が母親の目に焼き付いている。

 言葉でうまく伝えられない息子の体調を確認するため、母親は息子を毎日抱き締めた。そんな二人の日課は19歳になっても続いた。いつの間にか、体が大きくなった息子に抱え込まれるようになっていた。自分が落ち込んだ日に息子を抱きしめると、自然と心が落ち着いた。

■愛され支えられ

 「コスモス・アース」に息子が通所し始めたのは今年4月。「ここなら伸び伸び過ごせるかもしれない」。のどかな立地が決め手だった。施設から帰宅すると、息子は「がんばった」と両親に一日を報告する。そして、決まって翌日に出る昼食の献立を確認した。それが日常の風景だった。だが、最後は昼食さえ食べられなかった。

 あの日、施設からの連絡で息子が「心肺停止」と知らされた。駆け付けた病院で両親が目にしたのは、すでに息をしていない息子だった。抱きしめるとまだ温かく、現実を受け入れることはできなかった。

 息子がいなくなり、改めて気付かされたことが両親にはある。「たくさんの人に愛され、支えられて、ここまで大きくなった。幸せな19年間だったと思う」。葬儀に訪れた恩師や同級生は300人以上。予想をはるかに超える数だった。ひつぎには息子が安心できるように、大好きだった茶色のミニカーを入れた。位牌(いはい)の戒名には「天国に行っても笑顔でいられるように」と「笑」の文字を入れた。

■無責任の自覚

 事故から1カ月。時間がたつたび、息子がいなくなった寂しさが増幅する。先日、亡くなる前に通信販売で注文していた息子の夏服が届いた。小包は開けられず、一度も袖を通すことはなかった。母親は息子と行ったスーパーで買い物ができない。「好きだった食材を見ると息子と重ねてしまうから」。気付けば、息子の大好物だったおかずは食卓に並ばなくなった。ふとした瞬間に息子の笑顔を思い出し、涙が止まらなくなる。

 「なぜ、気付くチャンスが何度も見逃されたのか。誰か気に掛けてくれる人はいなかったのか」。息子は一度も施設を休んだことがなかっただけに、施設への不信感や疑問が両親の胸中に渦巻く。

 県警は業務上過失致死容疑を視野に、施設の安全管理などを調べている。父親は事実の解明を願いつつも「何も悪くない息子がどうしてあんなむごい死に方をしなければいけないのか。息子のいない毎日がむなしい」とうつむく。

 ただ、施設を単に否定したいわけではない。

 息子は「コスス」と呼び、通うことを楽しみにしていた。母親は「息子と同じように施設を頼る親子の気持ちが痛いほど分かる。だからこそ、事故に関わった人たちの無責任さが人一人の命を奪ったということを自覚してほしい」。父親は「今の人員態勢で本当に大丈夫なのか。今回の件を本気で考えてほしい」と再発防止を願った。

2017年8月12日   埼玉新聞


助けてカード、全世帯配布へ 一関・千厩、緊急時の備えに

2017年08月13日 02時36分18秒 | 障害者の自立

 一関市千厩町の千厩地区まちづくり協議会は「お願い助けてカード」を製作した。高齢者や障害者が氏名や緊急連絡先などを記入して携帯し、困ったときに「SOS」の意思表示となる。同地区の全約2400世帯に配布するため、製作を主導した同協議会お願い助けてカード部会(菅原弘行部会長)のメンバーは10日、千厩市民センターで行政区長への発送作業に汗を流した。

 カードは、はがきサイズの二つ折り。所持者の氏名、性別、生年月日、血液型、緊急連絡先やかかりつけ医などを記入する仕組みになっている。突然の体調不良や事故、けが、災害時の人定確認に有効で、緊急搬送や家族への速やかな連絡、災害時の孤立防止などにも役立つことが見込まれる。災害時に備え笛もセットにした。

 同部会は地区内で1人暮らしの高齢者が増加していることや、自然災害に備えた取り組みとしてカード製作を計画し、昨年12月から事業を進めてきた。

【写真=完成した「お願い助けてカード」。千厩地区の全戸に配布する】

(2017/08/11) 岩手日報