ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

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2012年08月31日 01時25分00秒 | 障害者の自立
 知的障害のある人たちへの災害時の支援のあり方を考える福祉フォーラム「支援が必要な人たちの災害時の備え、どこまで進んでいる?」が来月6日午前10時半から、盛岡市西部公民館で開かれる。

 当事者の親たちでつくる市内の福祉団体「すまいる倶楽部」が主催。基調報告として県障害福祉課の担当者が現状を説明し、養護学校でPTA活動をしている保護者や、通所施設の施設長がそれぞれの取り組みを事例発表する。最後には市の担当者も加わりパネルディスカッションを行い、聴講者とも意見交換する。同団体の小田島佳子代表は「震災から1年半がたち、対策が進んだところ、不十分なところをみんなで共有したい」と話している。

 聴講は誰でも可。無料。問い合わせは同団体(電話090・7524・6807)。

毎日新聞 2012年08月30日 地方版

災害支援バンダナ:聴覚障害者を支援 深谷市が作製、無料配布 /埼玉

2012年08月31日 01時18分51秒 | 障害者の自立
 災害時に聴覚障害者が支援を受けられるように、深谷市が災害支援用バンダナを作製した。「耳が聞こえません」などの表示が見えるように首に巻いたり頭にかぶったりすることで、周りの人たちに気付いてもらうことができる。9月10日以降、希望者に無料配布する。バンダナには紫とピンクを配色し、55センチ四方。対角コーナーに「耳がきこえません」「手話ができます」と記している。たたみ方を変えることで、聴覚障害者も手話通訳者も使用できる。

 聴覚障害は外見では分かりづらく、災害時に周囲の手助けや避難情報が届きにくいことから、東京都墨田区が08年に専用バンダナを製作した。デザインを統一して全国に広まっており、県内では熊谷市も作製している。市内在住や在学・在勤者の聴覚障害者20+件や市の手話通訳登録者に配布する。問い合わせは、市障害福祉課(電話048・571・1211)。

毎日新聞 2012年08月30日 地方版

ロンドン・パラリンピックが開幕

2012年08月31日 01時14分38秒 | 障害者の自立
障害者スポーツの祭典パラリンピックのロンドン大会は29日午後8時半(日本時間30日午前4時半)から開会式が行われ、開幕した。

 初参加の北朝鮮などを含む史上最多の164の国と地域から約4280人の選手が参加。身体障害者に加え、知的障害者が出場する競技も3大会ぶりに復活し、20競技で計503個の金メダルを目指し、熱戦が繰り広げられる。

 五輪スタジアムで開かれた開会式には、6万人を超える観客が詰めかけた。アルファベット順に各国選手団が入場するたびに会場は盛大な拍手に包まれた。

 日本選手団は、競泳に出場する全盲の木村敬一選手(21)を旗手に、伴走者やコーチも含めて183人が日の丸の小旗を振りながら笑顔で入場行進した。


五輪スタジアムで行われたロンドン・パラリンピックの開会式=ロイター

(2012年8月30日11時16分 読売新聞)

ロンドン・パラリンピック開幕

2012年08月31日 01時03分30秒 | 障害者の自立
障害者スポーツ発祥の地、ロンドンで行われる第十四回夏季パラリンピックの開会式が二十九日夜(日本時間三十日朝)、五輪スタジアムで華やかに催され、十二日間の大会が開幕した。 

 史上最多となった出場百六十四の国と地域が、アルファベット順に入場行進した。日本選手団は選手と役員計百八十六人が七十七番目に登場した。先頭は旗手で全盲の競泳木村敬一(21)。同じ競泳の山田拓朗のガイドで日の丸の旗を掲げて行進し、続いて選手団は小旗を振って観客にアピールした。日本選手団は全百三十四選手で二十競技のうち十七競技に出場する。

 式典にはエリザベス女王が出席。筋萎縮性側索硬化症(ALS)で車いすの理論物理学者スティーブン・ホーキング博士も登場し、宇宙の起源などを解説した。六百人の障害者ボランティアによるダンスや車いすの空中ショーなどで盛り上げた。

 聖火は前日、大会発祥の地とされるストーク・マンデビル病院を出発していた。最終点火者は、一九六〇年ローマ大会の女子アーチェリーで英国初のパラリンピック金メダリストとなったマーガレット・モーハンさん(83)が務めた。

 国際パラリンピック委員会(IPC)のフィリップ・クレーバン会長は、選手に向けて「あなたたちはメダルを獲得する可能性があるだけではなく、世界を変える力も持っている」と呼び掛けた。


ロンドン・パラリンピックの開会式で、日の丸を振りながら入場行進する日本選手団=29日、五輪スタジアムで

◆全盲スイマー 先輩追い成長

 【ロンドン=河北彬光】四年前はあどけなかった青年が、入場行進で先頭を歩き、八万人のスタジアムに高々と日の丸を掲げた。ロンドン・パラリンピックの開会式で、日本選手団の旗手を務めた全盲のスイマー木村敬一(21)=東京都世田谷区。パラリンピックで日本人最多の二十一個のメダルを獲得してきた同じ全盲スイマーの先輩、河合純一(37)=浜松市=の背中を追い、大役を任されるまでに成長した。

 十七歳で初めて臨んだ北京大会は五種目に出場し、100メートルの自由形と平泳ぎで五位。経験したことのない大歓声に圧倒されて終わった。

 先天性の病気で二歳で失明し、十歳で水泳を始めた。目が見えないと初めはまっすぐ泳げない。コースロープに体をぶつけ、手や腕は擦り傷だらけになった。

 同じ筑波大付属視覚特別支援学校(東京)出身の河合は、幼いころからの憧れ。過去五大会で獲得した金メダルは五個に上る。「本番に必ずピークを合わせる。怪物のような大先輩」。大会や強化合宿で一緒に泳ぎ、レベルの高さを肌で感じた。

 進学した日大では水泳サークルに所属し、自分よりずっと速い健常者の仲間たちと競い合ってきた。ここ数年、大会で優勝を重ね、得意の50メートル自由形は世界ランクで日本人最高の二位。河合から「僕がいつ引退しても大丈夫」といわれるまでになった。

 五月にはパラリンピック競泳チームのゴーグルを提供してもらうため河合と東京都内の企業を回り、一緒に頭を下げた。障害者スポーツの環境改善にも取り組む先輩の姿に、障害者スポーツ界のために尽くす大切さを知った。

 再び迎えた大舞台。「この四年、すべてが成長できた。何としてもメダルを持って帰る」。日本の顔としてチームを引っ張る覚悟に迷いはない。


旗手を務める木村敬一

2東京新聞-012年8月30日 夕刊

パラリンピック:日本の視覚障害者ら20人、開会式堪能

2012年08月31日 00時55分41秒 | 障害者の自立
 【ロンドン和田浩幸】14回目を迎えた夏季パラリンピックが、障害者20+件スポーツ発祥の地・英国で開幕した。メーン会場の五輪スタジアムで29日午後(日本時間30日午前)に行われた開会式には、日本からの視覚障害者ツアー客も駆け付けた。五輪と並ぶ4年に1度の祭典はさまざまな演出で彩られたが、ツアー客らは耳で楽しみ、肌に伝わる振動に酔いしれた。

 東京の旅行会社「クラブツーリズム」が主催し、全盲と弱視、同伴者の計20人が参加。入場行進で日本選手団が登場すると、日の丸の鉢巻きをした参加者らは客席から立ち上がって声援を送った。国立民族学博物館(大阪府吹田市)准教授で全盲の広瀬浩二郎さん(44)は「国ごとに観客の反応が異なり、違いを聞き比べていた。スタジアムを埋め尽くした観客の声援が振動となって体に伝わり迫力満点だった」と興奮気味に語った。

 広瀬さんは1歳半で弱視となり、13歳で光を失った。それでも、スポーツが好きで年に数回、野球観戦に出掛ける。バックネット裏に座り、投球がキャッチャーミットに収まる音を聞いて直球か変化球かを判断し、楽しむという。

 視覚障害者サッカー(ブラインドサッカー)の普及活動も進める広瀬さん。今大会、日本は、この競技は出場できなかったが、他競技を観戦する予定で「目が見えなくても、耳で聞き、声を出して応援すれば十分に楽しめる。視覚障害者の楽しみ方があることを多くの人に知ってほしい」と話す。

 今回のツアーのもう一つの目的は「日本盲人の父」と言われる好本督(よしもとただす)さんの足跡をたどることだ。

 弱視だった好本さんは1900年に渡英し、オックスフォード大に留学。点字図書館や盲学校を視察し、帰国後は点字の普及に尽力。大阪毎日新聞(現毎日新聞)に「点字毎日」の創刊を呼び掛け、同紙は今年、創刊90年を迎えた。

 ツアーに参加した日本視覚障害者柔道連盟の前会長、笹川吉彦さん(78)は「パラリンピック発祥の地であり、好本さんが盲人福祉を学んだ英国に大会が戻ってきたことは非常に感慨深い。スポーツは障害者に自信を与えてくれるので、大会を通じて多くの障害者が興味を持ってくれたら」と話した。

毎日新聞 2012年08月30日 12時11分(最終更新 08月30日 12時26分)