ゴエモンのつぶやき

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「フィル」大量解雇者対象 21人参加 倉敷

2018年06月28日 11時46分56秒 | 障害者の自立

障害者就職面接会

 今年3月に閉鎖した就労継続支援A型事業所の運営会社「フィル」(倉敷市)に解雇された障害者対象の就職面接会が26日、同市本町の市民会館で開かれた。障害者21人が訪れ、新たな働き場所を求めて面接を受けた。

  ハローワーク倉敷中央の主催。同市内を中心に一般事業所とA型事業所の計16事業所が参加し、約50人を募集した。

 車の運転ができないという市内の30代男性は「フィルは送迎があったので就職した。送迎がなくても、公共交通機関で通える所があれば」と不安そうな表情を見せた。また、身体障害のある市内の女性(58)は「(昨年7月に閉鎖した)あじさいグループの事業所を解雇された後、再就職したフィルでも解雇された。安心して働けるA型事業所の制度にして」と涙を浮かべて訴えた。

 岡山労働局によると、フィルに解雇された障害者は171人で、再就職が決まったのは11日現在で62人。A型事業所は助成金に頼らない経営を国から強く求められており、採用を望む人材と求職者とのミスマッチも起きているという。

毎日新聞          2018年6月27日


器や菓子、丹精込め 障害者ら尼崎で展示販売 /兵庫

2018年06月28日 11時27分45秒 | 障害者の自立

夢いっぱい工房

 尼崎市の杭瀬中市場(杭瀬本町1)の空き店舗で26日、「夢いっぱい工房」が始まった。近くにある障害者福祉施設「杭瀬福成園」(杭瀬本町3)に通う利用者約70人が手作りした品を展示販売している。

 皿や箸置きなどの陶器、さをり織りの色鮮やかなショールやポーチ、パティシエの指導を受けて作った焼き菓子などが並んでおり、陶器は丹精込めて作られた一点物が多い。50~3000円程度の手ごろな値段で、市場の買い物客らが足を止め、見入ったり、買ったりしていた。

 家族会会長の沢田みちよさん(54)は「工房をきっかけに、地域の人たちに福成園を知ってもらい、障害のある子どもたちへの理解を深めてもらえたら」と話した。

 工房は27日午前10時~午後6時、29日午前10時~午後4時半まで開かれる。問い合わせは杭瀬福成園(06・6481・9797)。

〔阪神版〕         毎日新聞      2018年6月27日


「こんな夜更けにバナナかよ」 障害者とボランティアの交流、葛藤 主演に大泉洋さん 道内ロケ進む

2018年06月28日 11時22分39秒 | 障害者の自立

 難病で障害を抱えた札幌市在住の主人公と介助するボランティアの交流などを描いたノンフィクション「こんな夜更けにバナナかよ」の映画化が決まり、道内各地で撮影が進んでいる。主演は俳優の大泉洋さんで、今冬に全国公開される予定。

 

 原作の主人公は、全身の筋肉が衰える難病「筋ジストロフィー」を発症し、車いすや人工呼吸器を使った24時間介護が必要になった鹿野靖明さん。自宅での自立した生活を選択し、2002年に42歳で亡くなった。

 タイトルは、鹿野さんが深夜に大学生ボランティアを起こし、「腹が減ったからバナナ食う」と言い出したというエピソードから。原作では、介助者にとっては時にわがままとも思える振る舞いをする鹿野さんとボランティアが本音でぶつかり、向き合った。そんな両者の葛藤と苦悩の日々を描いている。

 映画は鹿野さんを演じる大泉さんのほか、高畑充希さん、三浦春馬さんがキャスティングされた。監督は「ブタがいた教室」などの前田哲さん、脚本は「テルマエ・ロマエ2」などの橋本裕志さんで配給は松竹株式会社。

 オール北海道ロケで7月上旬まで札幌や旭川方面などで撮影する。鹿野さんが実際に暮らしていた住宅などでも撮影が行われる。大泉さんは「どんなに『わがまま』を言っても周りから愛され続けた鹿野さんを、その理由を考えながら真摯(しんし)にコミカルに演じられたらと思っています」とコメントしている。【安達恒太郎】

生きることの意味実感して 原作者・渡辺さん

 原作の著者は、ノンフィクションライターで札幌市在住の渡辺一史さん(50)。自身も約2年半、ボランティアとして鹿野さんを介助しながら取材を続け、講談社ノンフィクション賞と大宅壮一ノンフィクション賞をダブル受賞した。

 渡辺さんは「鹿野さんは、どんなに重い障害があっても地域で普通に生きることを貫いた人だった」と話す。

 夜中にバナナを食べることもその一つで、「一見わがままだと捉えられかねないが、動けない人にとっては当然の欲求。それにボランティアも気付き、人間的に成長していった」と強調。鹿野さんとボランティアの交流や葛藤を通して、人が生きることの意味を実感してほしいと願っている。

毎日新聞           2018年6月27日 


県内弁護団結成へ 障害者ら強制不妊問題

2018年06月28日 11時17分13秒 | 障害者の自立

 旧優生保護法(一九四八~九六年)のもと、障害者らに強制不妊手術や人工妊娠中絶手術が繰り返されていた問題で、県内の弁護士らが被害者救済のため弁護団を結成する。結成大会を七月十四日、静岡市葵区追手町の県産業経済会館で開くほか、三日には電話、ファクスによる相談会も実施する。

 県弁護士会によると、県内では九六年までに少なくとも五百二十四件の強制不妊手術が実施された。弁護団は、五月に組織された全国弁護団にも参加している県内の弁護士の有志二十七人で結成。今後、被害者に名乗り出てもらい、国家賠償請求訴訟を起こすことを検討している。弁護団事務局長を務める佐野雅則弁護士は「法律に問題があるのは明らか。訴訟や立法による救済に向けて被害者を助けたい」と話した。

 弁護団結成を前に七月三日に実施する、強制不妊手術に関する電話、ファクス相談会の受け付けは、三日午前十時~正午、午後三~五時。

 電話、ファクス番号は次の通り。

 西部=電053(455)2266、ファクス053(455)2288、中部=電054(255)5788、ファクス054(254)8949、東部=電055(943)5601、ファクス055(943)5602

2018年6月27日          中日新聞


障害者アートを観光名刺に 基山町「PICFA」利用者がスケッチ 特産のエミューも

2018年06月28日 11時09分02秒 | 障害者の自立

 基山町宮浦のきやま鹿毛(かげ)病院内にある就労継続支援B型事業所「PICFA(ピクファ)」の利用者9人は21日、町と町観光協会から依頼されたオリジナル観光名刺用のデザイン画を作るために町内の観光地でスケッチした。

 PICFAはダウン症などの障害がある人が通い、制作した原画やオリジナルグッズを販売して収入を得る施設。昨年の開設以来、福岡市の商業施設で展示する作品を制作したり、町のパンフレットを入れる袋をデザインしたりしている。

 観光振興を目指す町が、地元に根ざした活動をしたいというPICFAに名刺のデザイン画を依頼した。

 この日、利用者は大興善寺や基肄(きい)城水門跡を訪問。同町小倉にある基山ファームでは、町が特産化を目指す大型鳥エミューをスケッチ。飼育場の中に入って間近に眺めながら「顔がかわいい」「目がきれいな色」などと歓声を上げながらペンを走らせた。

 町と町観光協会は「基山ブランド名刺」として町内の観光地の写真が裏面に入る名刺の台紙を販売中。7月からは、PICFA利用者がデザインした新作が加わる予定で料金は両面印刷で50枚千円、100枚1800円。

障害者アートを観光名刺に 基山町「PICFA」利用者がスケッチ 特産のエミューも

基山町のオリジナル名刺のデザインのため、町特産のエミューをスケッチするPICFAの利用者

=2018/06/27付 西日本新聞朝刊=