厚生年金基金上乗せ給付の移行先としての簡易型DBは有利かどうか?
簡易型DBとは、簡易な基準に基づく確定給付企業年金のことです。
計算基準日において、500人に満たない確定給付企業年金に適用されます。
基礎率のうち、予定利率と予定死亡率だけで掛金を計算します。
(キャッシュバランスプランでは、予定再評価率が加わる。)
これは、お勧めできるかどうか?
簡易だから中小企業が使いやすい?と言うことはないと思います。
適年の移行先として使われた簡易型DBは、運用利回りが予定利率以下で、
不足額が発生、企業に掛金の追加負担が生じているということで、ご相談を
承った企業が数社あります。
適年の移行先として使われたケースでは、積立金の運用を一般勘定で行って
いました。
一般勘定とは、保険会社の個人保険や企業年金資産等を合同して運用するもの。
一般勘定は、元本と一定の利率の保証(保証利率)がされています。
が、その一定の利率は、約1.5%くらいです。
簡易型DBの予定り利率を2%と設定していた場合、確実に積立不足が生じます。
見落とされがちなのは、保険会社に払う手数料です。
運用報酬、業務委託費などの項目で、年金資産から引かれています。
この手数料を計算に入れると、実質利回りは、当然1.5%以下です。
簡易型DBの導入に当たっては、注意が必要です。
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