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個人型での掛金・積立金の運用・・・みかんの話の続きです。

2016-03-29 15:25:54 | 確定拠出年金・個人型

個人型DCでの掛金・積立金の運用で、まず、みかん=預貯金を
選んだ場合、日銀のマイナス金利の影響を受け、当然利息は極端に
少なくなります。

でも、自分は運用などということは、あまりしたくない。
みかんでも仕方がないという人もいると思います。

ほとんど増えないのですが、みかん=預貯金には、メリットが
全くないというわけではありません。

日銀のマイナス金利政策のあと、自宅用に金庫を買う人が増えたとか。
タンス預金では心配だから、金庫です。

みかん=預貯金は金庫だと思ってください。
普通の金庫だと、鍵があれば、自分以外でも開けられますが、
個人型DCは、自分だけが開けることのできる金庫です。

また、普通の金庫では、可処分所得(税金を払った後のお金)を
入れておくことになりますが、個人型DCでは、税金を払う前の
お金を入れることができます。

DC掛金には、所得控除があります。

金庫から出すときにも、DCでの積立金は、退職所得控除などの
所得控除が使えます。

と考えると、みかんは、必ずしも否定すべき選択肢でもなさそうです。

 


個人型DC・・・掛金と積立金の運用は。

2016-03-22 11:22:56 | 確定拠出年金・個人型

個人型DCでの掛金・積立金の運用では、自分で理解できるものを
選びましょう。

地図の話に戻ると、地図上には果樹園、農園、牧場、川・海などが
描かれています。

それらから収穫されるものに、自分のお金を投資すると考えて下さい。

果樹園では、ミカンやリンゴを栽培しています。

ミカンは分かりやすいですよね。
馴染みの果物です。

ミカンを栽培している果樹園にお金を投資して、果樹園がミカンを
販売して得た利益を、投資額に応じて分配してもらうということです。

ミカンは、昔から親しまれてきたの果物で、安定的に供給される。
ということで、ミカン=預貯金ということにします。

え~~~だって、この低金利で預貯金は???
確かにその通りです。

でも、分かりやすいという点では、預貯金は有力な候補です。

これでは嫌だという場合には、もう一度地図に戻ることになります。

 


パソコンが壊れて。。。個人型DCの運用に関する記事はお休みします。

2016-03-15 23:40:30 | その他

突然、パソコンが壊れました。

少し前から気にはなっていたのですが。。。

パソコンメーカーはじめあっちこっちに電話して聞きましたが
どうも寿命らしい?

新しいパソコンを買いに行ってきて、やっとネットとつながりました。
設定等に疲れ果てしまいました。

今週は個人型DCに関する記事はお休みさせていただきます。
よろしくお願いします。

 

 


個人型DCでの掛金の運用はどうするか?

2016-03-08 10:32:56 | 確定拠出年金・個人型

少し前に、金融機関(運営管理機関)から渡される資料は地図だと
書きました。そして、その内容を全て読み解く必要はないとも。

地図には、平地、山 海、川、道路が描かれています。

そして、果樹園、農場が記入されていて、海・川では魚介類が取れます。

決められた金額で、毎月・毎年、果樹園に投資し、果樹園では林檎あるいは
桃等を育てて販売し、その利益を投資してくれた人に投資額に応じて
分配します。

農場に投資した場合、農場では野菜や卵・豚・牛からの利益、海・川では、
魚介類の収穫による利益になります。

ただし、収穫は、気候の変動等の影響を受け、変化します。

自分は果樹園に投資し、その利益を受け取れればいいと言う人もいれば、
農場の方が幅広い生産物があるので、その利益が魅力だという人も
います。

投資先、つまり掛金の運用先には、興味を持てるもの、理解しやすいものを、
まず選びましょう。


個人型DCの掛金の運用で、まず覚えておくことは。

2016-03-01 11:12:55 | 確定拠出年金・個人型

掛金の運用を始める前に、覚えておくべきことは、リターンとリスクです。

よく言われることですが、リスクは危険という意味ではありません。

リターンは、掛金の積立額の合計より上回った、あるいは下回った金額です。

たとえば、ある金融商品に毎月1万円ずつの掛金を個人型DCの制度に
預けていくと、元金の合計は1年間で12万円です。

この12万円より1,000円増えた、あるいは1,000円下回った金額について
1,000円上回った金額をプラスのリターン、1,000円下回った金額を
マイナスのリターンと言います。

リスクはリターンのブレ幅です。

毎月1万円ずつの掛金を個人型DCの制度に預けていって、1年間で
121,000円になる、あるいは119,000円になる、この差額2,000円が
リスク、つまりブレ幅です。 

 リスクはリターンのブレ幅で、リターンにはプラスとマイナスがあります。