10日程前に、確定拠出年金制度に誰でも加入できるようにすると
いう報道がありました。
確定拠出年金制度には、企業型と個人型があります。
企業型は、企業・事業主が掛金を拠出する制度です。
個人型は、加入する個人が掛金を拠出する制度。
個人型はこれまで、企業年金制度がない企業に勤務する従業員や
個人事業主およびその配偶者、非正規の労働者が加入対象でした。
今回の改正案では、個人型に専業主婦(年金制度の3号被保険者)
と公務員、企業年金がある企業に勤める従業員も加入できるように
するというものです。
厚生労働省が10月14日開いた社会保障審議会・企業年金部会
(厚労相の諮問機関)に提出された改革案です。
年末までに具体案をまとめ、年明けの通常国会に関連法案を提出、
早ければ2016年度にも施行するといういうのもです。
公務員の個人型への加入は、公務員の共済年金が2015年度に
会社員の厚生年金と一元化することと関連しています。
専業主婦の加入が認められることは歓迎ですが。。。
この改革案が出てきた背景が「老後の備えを厚くするため」である
なら、問題はないのですが、その裏に公的年金制度の切り下げが
隠されていないか不安に思うのは、私だけでしょうか?