退職金規程には、かなり古いものが結構あります。
これは、計算を算盤でしていた時代のものだな、なんて思うことが
あります。まあ、昔は給与計算も算盤でしていたわけですから。
そもそも、『最終基準給与×支給倍率』という退職金の計算方法は、
算盤は言いすぎかもしれませんが、電卓での計算の時代ものだと
思います。
中小企業では、給与計算は給与計算ソフトを使ったり、社労士事務
所等に依頼したりというケースが多いと思います。そして、ある程度は、
給与制度を変更したり改定したりしています。
一方、退職金は、昔のまま置き去りにされているか、保険会社が保険
商品を売るために作って置いて行ったものであることが多いです。
給与計算に給与計算ソフトを使いるなら、退職金制度を、パソコンの
エクセル機能を使って、作り直してはどうでしょうか?
『最終基準給与×支給倍率』方式での退職金支給額は、もっと払って
あげたい人には少なく計算され、これほどの金額は支給したくないとい
う人には、多く計算される傾向もあります。
時代と企業にあった退職金制度は、企業の風通しとキャッシュフローの
改善につながると思います。
(途中の説明抜きで、ちょっと飛躍しすぎかもしれないですね。)
最近、退職給付会計と養老保険について検索して、このブログを見て
くださる方がいるようです。分からないことがありましたら、是非お問い
合わせください。
ご質問やお問合せは、メールまたはお電話で。
goo0218_2007@mail.goo.ne.jp (0218と2007の間は、アンダーバー)
04-2955-3407
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左下のブックマークにある「適格退職年金の移行コンサルティング」です。
コンサルティング業務では、適格退職年金の移行と同じくらい、退職一時金
制度の見直しや新規導入を行っています。
今コンサルティングしている案件は、適年から中退共への移行と、退職一時
金制度の見直しです。
このうち退職一時金制度は、退職金の準備手段として養老保険ハーフタック
スを使っています。事業主からの依頼事項は、「保険会社が作ってきた退職
金規程が、自分の考えていた内容と違うような気がする。」ということでした。
確かに、退職金制度や退職金規程を作ったというより、養老保険の販売が
まずありき、という内容になっています。
さて、では私は養老保険をやめさせて、というコンサルティングをしているか
というと、そうではありません。
事業主は、養老保険ハーフタックスを使いたいというお考えです。
会社の業績は順調に伸びていますが、しかし時にはキャッシュフローに困る
こともあるということで、その時には、養老保険の契約者貸付をということです。
私が行うことは、「退職金規程の見直し」です。
事業主のお考えをよくお聞きして、企業業績、給与の支給内容や支給水準、
従業員の構成等から、規程を見直すことです。
そして、その退職金規程による、将来の支給額シミュレーションを計算して、
今後の企業の負担額を予測できるようにしておくことです。
つまり、この案件は、保険会社が作った退職金規程が事業主のイメージに
合わないということがまずありましたが、事業主としては、退職金に対する
企業の負担額の将来予測を立てておきたいのだが、その点について保険
会社では対応してくれなかったということです。
私にとっては、一つのビジネスチャンスになりました。
11月17日のブログでお知らせした、“マネー力”セミナーは、女性を
対象としています。日本の女性は、何しろ世界で一番長生きですから、
“マネー力”を鍛えておくのは大切です。
しかし、このブログの読者は、あれ?と思うかもしれません。
いつもと違う内容ですから。
また、シティリビングを読んで、ホームページやブログをご覧になった
方も、あれ?と思いますよね。
そこで、過去に女性を対象として(女性の立場から)ブログも書いてい
ますので、一部をご紹介いたします。
2007年11月2日
「働く女性にとっての育児休暇、育児休業へ正しい理解を。」
2007年11月1日
「離婚による年金分割、実際に受け取れるのはどれくらい?」
2007年10月31日
「女性の公的年金の受取額は、どれくらいか?」
2007年10月30日
「女性のための個人型DC・・・税金がまったくかからない老後資金が
作れます。」
2007年10月29日
「個人型DCは、女性にこそ活用してほしい制度です。」
さて、11月17日のブログでお伝えしたようなライフプランや“お金”に関する
セミナーは、今後予定されているDC制度のマッチング拠出の開始や継続
投資教育を視野に入れて、いろいろな視点から行っていきたいと考えてい
ます。
また、適格退職年金の移行や企業年金・退職金制度についてのセミナーも、
これまで通り開催していきます。
宜しくお願い致します。
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左下のブックマークにある「適格退職年金の移行コンサルティング」です。
来月12月の2日(水)、9日(水)、16日(水)に、“マネー力”セミナーを
㈲彩コンサルティングの主催で行います。
既に、ホームページでもお知らせしていますが、今後、投資教育や
継続投資教育セミナー、ライフプランセミナーを手掛けていくための
一環です。
ライフプランを組み立てるとき、お金の知識があれば夢の実現に一歩
近づくはずです。知識や考え方を学んで、“マネー力”を鍛えてみませ
んか?
明日のために、お金の基礎を学ぼう
「おんなの魅力をアップするマネー力~今より輝く未来のために~」
日時:12月2日(水)、9日(水)、16日(水)
午後6時30分開場、7時開演(8時30分終了)
会場:東京国際フォーラム・G棟(有楽町)
定員:各回36人 参加費:無料
講師:山田静江(CFP、㈲彩コンサルティング取締役)
今回は、女性を対象として行います。
シティリビング11月13日号に、セミナーのお知らせを掲載しました。
また、ホームページでもご案内しています。
セミナーへのお申し込みは、参加希望日、氏名、メールアドレスを明記
のうえ、下記メールアドレスまで、お願いいたします。
goo0218_2007@mail.goo.ne.jp
※0218と2007の間は、アンダーバーです。
シティリビングでは、ハイフォンのように表記されていたためご迷惑を
おかけいたしました。シティリビングからメーリングリストへご登録の
皆様へは、訂正のメールが届くことになっています。
山田静江の紹介コーナー
セミナーや個人相談のほか、新聞・雑誌での執筆や、楽天マネーニュース
の連載などで活躍しています。
今回のセミナーでは、失敗しない貯蓄と投資の仕方や、保険の賢い活用法、
お金に関する良い習慣・悪い習慣などをレクチャーいたします。
セミナーに参加された方には、コーセー化粧品の無料サンプルをプレゼント
いたします。
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左下のブックマークにある「適格退職年金の移行コンサルティング」です。
適格退職年金から中小企業退職金共済へ移行する際、適年の積立金を
加入者である従業員の持分に分配します。
分配方法は、「退職年金規程」に記載されています。
分配方法は、①責任準備金比例、②要支給額比例、③勤続年数比例の
いずれかになっています。
この分配方法は、従業員の同意をとることによって、変更することができ
ます。
適年はどうせ積立不足なんだし、「従業員同意」などという面倒なことを
しないで、決められた方法で分配すればいいのではないか、というと、
決してそうではありません。
適年制度の中身(退職金は適年から全て支給あるいは一部支給、支給
率)等にもよりますが、上の3つの方法での計算方法に差がでてきます。
責任準備金比例では、積立金は定年が近い従業員に多くの分配されます。
その金額は、自己都合要支給額(自己都合退職した場合に受取れる金額)
を上回ることもあります。
勤続年数比例では、勤続年数が短い従業員に要支給額以上の金額が分配
されてしまうことがあります。
何が問題かというと、ご存知のように中退共(企業型DCも)では、一度拠出
した掛金(適年移行時の分配金を含む)は、二度と再び事業主のもとには
戻りません。
適年から中退共への移行後、自己都合退職されると、自己都合退職金以上
の金額を受け取ってしまう従業員がいるということになります。
「分配方法に問題があったから返して」と、果たしていえるでしょうか?
適年の積立金の分配方法には、気をつけましょう。
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左下のブックマークにある「適格退職年金の移行コンサルティング」です。
企業年金・退職金制度について書かれているいろいろな記事等は、中小企業の
立場で書かれていないものが多いと思います。そういう記事は、大企業の制度と
してどうあるべきかという観点で論じられています。
それをそのまま、中小企業にあてはめても無理があります。
中小企業の適年の移行については、中退共と養老保険ハーフタックスプランの
組み合わせが多いようです。中退共を簡便な形で利用し、後は養老保険でと
いうパターンは、余り手間がかかりません。しかし、このパターンが中小企業に
向いているかというと、そうではありません。
手間がかからず、簡単にできることが中小企業向きということはありません。
すでにご案内したように、11月12日(木)にセミナーを開催いたします。
内容は『適格退職年金を中小企業退職金共済へ移行する際の留意点』です。
中退共への移行は、どのような手順で行うのか、注意すべき点にはどのような
ことがあるのか等、実務経験をもとにお話いたします。
また、参加された方々と、中小企業の企業年金・退職金制度はどうあるべきか
ということについて、意見を交換していきたいと思います。
宜しくお願い致します。
当日は、適年の移行、退職給付制度に関する個別のご相談も承ります。
■日時:11月12日(木)13時受付開始
13時30分~15時:セミナーおよび質疑応答
15時10分~16時20分:個別相談
■場所:朝霞市 産業文化センター
朝霞市大字浜崎669-1
東武東上線朝霞台駅、JR武蔵野線北朝霞駅から徒歩5分
http://www.city.asaka.saitama.jp/guide/bunka/commu/07.html
■参加費:3,000円(資料代を含む。)
■セミナーのお申込は、彩コンサルティングまで、メールまたはお電話で。
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ホームページにも、セミナーの案内を掲載してあります。
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左下のブックマークにある「適格退職年金の移行コンサルティング」です。
昨日、「労働組合のための退職金・企業年金制度移行対応ハンドブック」
ということで、このブログをお読みいただいた方がいます。
適年の移行は、ほとんどが、金融機関主導で行われています。
従業員の立場は、考慮されていないことが多いです。
企業の総務担当者が、面倒だと感じていることも背景にあります。
「適年移行ハンドブック」は、参考になると思います。
労働組合の皆様も、是非をご活用ください。
7月10日発売
*A5版
*48ページ
*500円(税込み)
お申込は
①送付先ご住所
②お名前
③お電話番号(なくてもかまいません。)
④必要部数
をお書きの上、下記メールアドレスまでお願い致します。
goo0218_2007@mail.goo.ne.jp
送 料 :1冊~5冊が100円、6冊~10冊が180円、11冊~15冊が260円
15冊を超えた場合(16冊以上)一律600円
お支払方法 :代金はお届け商品に同封いたします請求書にしたがっての
お振込み(郵便振替または銀行振込)をお願いします。
送付について :木曜日までのご注文分を、週末にメール便または宅急便にて
発送いたします。メール便は到着までに3~4日かかる場合が
ありますので、ご了承下さい。
個人情報の取扱:お知らせ頂いた個人情報は厳重に管理し、商品の送付と
商品の送付に関する連絡以外には使用しません。
ご質問、お問い合わせは、04-2955-3407 へお願い致します。
11月12日(木)にセミナーを行います。
「適年から中退共への移行」がテーマですが、個別相談の時間も設けて
あります。セミナーについては、10月6日のブログでご案内しています。
また、ホームページ(左のブックマークの一番上)でも、内容を掲載して
います。宜しくお願い致します。
中小企業が一定の規模になると、総務・人事部門の重要性がまして
きます。要といってもいいでしょう。
企業を創設して、発展してくる過程では、とにかく走っていきますよね。
製造、研究、営業など、いろいろな部門が人材を採用し、育成ていきます。
どの企業でも、総務・人事部門は、最初は小さいです。
しかし、一定の規模(企業によって違いはありますが)以上になってくると、
総務・人事部門の重要性が増してきます。
すなわち、『従業員にどのような仕事をしてもらいたいか、それをどう評価
するか』ということが、企業の土台を固め企業を更に発展させる上で、大変
重要になっています。
結構、おろそかにされがちかなと、感じています。
別の言葉でいえば、見くびっているかな、とも言えます。
人事制度の改定で失敗するのは、次のようなケースです。
・取引先の大手金融機関系列のコンサルティング会社に頼む。
→上からの目線の内容になることが多いと思います。
・事業主が自分でできると勘違いする。あるいは総務担当者(企業の中で
総務担当者が一番偉いと思っている)が行う。
→客観性に欠ける内容になりがちです。
総務・人事部門は重要ですが、そこが企業の中で一番偉いのではなく、
製造、研究、営業、経理部門などがあって企業は成り立っているのです。
人事制度の改定には、謙虚さと、『心をくだく』姿勢が大切だと思います。
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