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iDeCoを退職金制度として利用する場合(2)中退共について②

2017-03-28 11:10:50 | 確定拠出年金・個人型

中小企業退職金共済は、中小企業が退職金制度として
使いやすい制度ですが、数年たつと問題が発生します。

問題?

それは、掛金のルールが崩れることです。

導入した当初は、入社年数で分けるルールを作ります。

しかし、中小企業は中途で社員を採用することが多いです。

35歳の中途採用の社員に、中退共の掛金5,000では少ないので、
10,000円として設定する。

次に、43歳で入社した人には12,000円。

27歳では、8,000円。

当初作ったルールとは無関係に掛金を設定してしまう例を
よく見かけます。

こうなると、コントロールできなくなります。

掛金建てで、分かりやすい、扱いやすい制度が、逆に仇になって
しまいます。

記事をアップする順番を間違えました。
先週と今日の記事を入れ替えています。
申し訳ありません。


iDeCoを退職金制度として利用する場合(2)中退共について①

2017-03-21 14:05:54 | 確定拠出年金・個人型

iDeCoを退職金制度として利用することを考える前に、
まず、中小企業退職金共済の復習です。

中小企業退職金共済(中退共又は中退金)は、中小企業に
多く利用されています。

分かりやすい、扱いやすい制度だからだと言われています。

掛け金建てで、掛金は5,000円以上10,000円までは1,000円刻み
10,000円から30,000円までは、2,000円刻みです。

退職金制度として、事業主が作ることができます。

例えば、入社1年目から3年までは、掛金は5,000円。
4年目からは6,000円といったように。

退職金規程は、特に必要ないです。

就業規則に、退職金と言う項目を設けて、掛金のルールと
退職金は、中退共での積立額としておけばいいので。

しかし、中退共を導入してから、一定年数がたつと、問題が
発生してきます。

それはどういうことか。。。⇒続く。

記事の順番を間違えました。
   こちらが3月21日の記事です。
     先週の記事と入れ替えています。

 


iDeCoを退職金制度として利用する場合(1)

2017-03-14 10:56:39 | 確定拠出年金・個人型

iDeCo=個人型DCへの加入が伸びています。

金融機関は、手数料0円キャンペーンに熱心です。

あくまでも、個人がiDeCoを利用する場合への対応です。

iDeCoは退職金制度としても利用できる。
これについては、以前、このブルグでも紹介しています。

今回は、昨年の確定拠出年金法の一部改正で創設された制度
についてご紹介します。

従業員100人以下の中小企業で、個人型DCに加入する従業員の
拠出に追加して、事業主拠出を可能とする『個人型DCへの
小規模事業主掛金納付制度』が始まります。

といっても、まだいつから可能となるかは決まっていません。

確定拠出年金法の一部改正法の公布日から2年以内の政令で
定める日となっています。

公布日は、平成28年6月3日なので、それから2年以内です。

まだ先の話ですが、使う場合はどうしたらいいか等について
次回以降に書いていきたいと思います。


iDeCo=個人型DCの加入者数

2017-03-07 11:19:17 | 確定拠出年金・個人型

iDeCoの加入者数は、どれくらいか。

昨年12月末現在で、306,314人です。
・第1号加入者   77,249人
・第2号加入社 229,065人

かなり増えていると思います。

加入者の推移は、国民年金連合会のホームページから見ることができます。

http://www.npfa.or.jp/401K/status/

かなり見づらいですが。。。

加入者の男女比や年齢構成等の情報も載っています。
但し、昨年3月末現在の数字です。

10年で約5倍に増えたと言うことになると思います。