投資信託には、以下のような特徴があります。
◇小額で投資が可能
投資家の資金を、まとめて運用するので、小額資金から株式市場への
投資が可能となります。
◇分散投資ができる
まとめた資金を複数の銘柄や資産に分散投資するので、リスクを低減
する効果を期待できます。
◇運用の専門家が運用する
専門家の高度な知識や運用手法を活用できるので、効率的な運用が
期待できます。
◇豊富な種類がある
運用方針や投資対象の異なる多くの商品があり、その中から自分に
あった商品を選ぶことができます。
◇価格変動する
投資信託の「基準価格」は、毎日変動します。購入時と売却時の価格
差で、「値上がり益」または「値下がり損失」が発生します。
◇実績配当
分配金は予め決められた金額ではなく、運用成果や運用方針に基づい
て、分配金額が決まります。
投資信託は、少ない金額でいろいろな投資対象に分散投資ができる商品で
す。またDC制度のなかでは、一定の掛金で運用商品を購入していきますの
で、投資タイミングを分散すること(=ドルコスト平均法)になります。
●確定拠出年金のことを、DCといいます。
DCは、defined contributionを略したものです。
DC制度で、掛金を運用する商品として、投資信託があります。
投資信託は、多くの投資家から集めたお金(資金)を1つにまとめて株式や
債券等複数の資産や銘柄に分散投資しながら運用する商品です。
【投資家】 運用の専門家が運用 【運用商品】
国内株式
→ 投資信託委託会社 → 信託銀行 → 国内債券
外国株式
外国債券
◎運用成果は、投資家に還元されます。
△元本や配当金は保証されていません。
○信託銀行は、投資家から集めたお金(資産)を信託財産ととして分別
管理し、投資信託委託会社の指図に従って運用します。
●確定拠出年金のことを、DCといいます。
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◆いつも、ブログをお読み下さり、ありがとうございます。
ご質問、ご意見は、コメントとしてではない場合は、
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アドレスは、goo0218_2007@mail.goo.ne.jp です。
回答やお返事は、早ければ翌日、遅くても1週間以内に
お送りします。宜しくお願い致します。
リスクをコントロールする方法としては、
①分散投資
・投資対象を分散
・投資のタイミングを分散
②長期投資
があります。
■分散投資
□投資対象を分散
分散投資の投資の対象を分散することを表す有名なことわざがあります。
そうです、「卵をひとつ籠に盛るな」です。
投資対象を分散する方法としては、例えば以下のような方法が考えられ
ます。
・性格の異なる商品への分散投資・・・預金+債券+株式
・国際分散投資・・・日本¥+米国$+ユーロ+その他の国
同じ性格の商品、同じ通貨に投資していると、全ての卵を割ってしまう
ことが起こります。違う種類、違う通貨に分けると、どれかひとつの籠を
落としても=マイナスになっても、他の籠は大丈夫=他がプラスになれ
ばマイナス分をカバーできるからです。
□投資のタイミングを分散
投資のタイミングを分散する方法としては、「ドルコスト平均法」が知ら
れています。ドルコスト平均法とは、等間隔で一定額を積み立てる投
資手法です。値段の高い時は少ない数量を、値段の安いときは多くの
数量を買うことができ、投資期間の平均購入単価を抑えることができま
す。
【例】
毎月1万円で、ある株式を4ヶ月購入します。
株 価 購入株数
1ヶ月 200 50
2ヶ月 400 25
3ヶ月 200 50
4ヶ月 400 25
4万円で150株の購入なので、4ヶ月の平均購入単価は4万÷150株=
267円となります。一方株価の平均は、300円ですから、安く購入できた
ことになります。
■長期投資
価格変動のある商品の運用結果は、短期間では正しい判断ができない
可能性があります。目先の値動きで一喜一憂するのではなく、「長い目
で運用成果をみる」ことが必要です。
●確定拠出年金のことを、DCといいます。
DCは、defined contributionを略したものです。
■債券
債券価格は、金利が上昇すると下落し、金利が下落すると上昇します。
額面が100万円で年3%の利息のつくの債券= があったとします。
その後金利が
5%にアップ →以前の3%の金利の債券は
誰もほしくない →値引きしないと
売れないので
債券価格は下落
その後金利が
1%にダウン →以前の3%の金利の債券は
皆がほしがる →高く売れるので
債券価格は上昇
■為替
1ドル=100円の時に、海外に10,000円投資
円高で1ドル80円 → 日本円に戻すと
$100=¥8,000
{$100投資}
円安で1ドル120円 → 日本円に戻すと
$100=¥12,000
●確定拠出年金のことを、DCといいます。
DCは、defined contributionを略したものです。
主な資産には、預貯金※、債券、株式があります。
それぞれ、以下のような特徴とリスクがあります。
【預貯金】
◇特 徴・・・預けたお金は、利息がついて将来返還されます。
金利は、景気や物価水準に応じて変化します。
◇リスク・・・信用リスク
外貨預金には為替リスクもあります。
【債券】
◇特 徴・・・債券は、国や会社等がお金が必要な時に、投資家から
お金を借りるために発行する証券=借用証書のことで
す。国が発行する債券を「国債」、会社が発行する債券
を「社債」といいます。投資家は、決まった利息を受け取
り、決められた償還日(=満期)に決まった金額で返済を
受けます。
◇リスク・・・価格変動リスク・信用リスク
外貨建て債券には為替リスクもあります。
【株式】
◇特 徴・・・株式は、投資家から出資を募るために会社が発行する証券
のことです。債券との違いは、株式の配当は確定したもの
ではないことと償還日(=満期)がないことです。株価は、
企業の業績や景気の変動などで決まるため、上下の変動
幅が大きくなります。
◇リスク・・・価格変動リスク・信用リスク
外国株式には為替変動リスクがあります。
◇リスクとリターンの関係◇
低い ← リスク・リターン → 高い
預金 債券 株式
※預金と貯金の違いは、ゆうちょ銀行が貯金、それ以外の銀行は預金と
いいます。
●確定拠出年金のことを、DCといいます。
DCは、defined contributionを略したものです。
☆今年からブログの更新は、月、水、金とします。
昨年同様宜しくお願い致します。
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いろいろなリスクの理解は、投資に役立ちます。
リスクにはどのような種類があるのでしょうか?
①価格変動リスク
文字通り、資産の価値が変動することです。
②信用リスク
金融機関や企業等が、業績不振によって倒産し、投資したお金が
戻ってこない可能性をいいます。
③流動性リスク
お金が必要な時、すぐに換金できなかったり、取引をいつでも行う
ことができないことをいいます。
④金利変動リスク
金利の変動によって、資産の価値が増えたり減ったりすることをいい
ます。金利は、その時々の景気等により変動します。
⑤インフレリスク
物価が上がることにより、お金の価値が目減りすることをいいます。
1970年代に、郵便料金(手紙)は15円でしたが、今は80円で5.3倍
です。お米は10キロ2,000円から約4,000になっています。
⑥為替リスク
外国為替相場の変動により、円に換算すると、資産の価値が増えたり、
減ったりすることです。
⑦カントリーリスク
投資先の国の政治・経済情勢の変化により、株式や債券の価値が変
動することです。
図でイメージすると、以下のようになります。
金利変動・為替・インフレ・カントリーリスク
↓ ↓
企業業績
↓ ↓
信用リスク → 価格変動リスク
↓ ↓
{預貯金・保険} {債券・株式・投資信託}
●確定拠出年金のことを、DCといいます。
DCは、defined contributionを略したものです。
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投資では、リスクは「不確実性」を意味します。
先週のブログでもお伝えした、りんごの収穫でもう一度確認すると、
通常50個収穫があるりんごの木から、55個取れる年と45個しか
取れない年があったとすると、このプラスマイナス5個というばらつき
=「不確実性」の大きさがリスクです。
リスクは損失をイマージしがちですが、投資のリスクとは、マイナスだ
けではなく、プラスも含めたばらつき=「不確実性」の大きさを意味し
ます。
↑
この「不確実性」がリスク
↓
リターンには、金融商品の①利息・配当等と②価格の変動によって得
られる収益(損失)があります。①の利息・配当による収益を「インカム・
ゲイン」、②価格の変動による収益を「キャピタル・ゲイン」(損失は「キャ
ピタル・ロス」)といいます。
ローリスクの商品はローリターンで、ハイリスクの商品はハイリターンと
なります。ローリスクでハイリターンという金融商品はありません。
●確定拠出年金のことを、DCといいます。
DCは、defined contributionを略したものです。
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DC制度の中での掛金の運用先としては、元本確保型の商品とそうではない
投資信託があります。
掛金を元本確保型商品で運用するのと、投資信託で運用することの違いは、
「貯蓄」と「投資」の違いです。
「貯蓄」は、あらかじめ約束された利息が支払われる預貯金等に、お金を預け
ることをいいます。預け先の金融機関が倒産しない限り、元本は保証されます。
「投資」は、利益を得る目的で、株式や債券、投資信託等を購入することをいい
ます。これらの商品は、通常元本の保証はなく、価格が日々変動します。
DCの掛金を投資信託で運用することは、「貯金」ではなく「投資」です。
「投資」には、「リスク」があります。
「投資」の中でいう「リスク」は、普通思い浮かべる「危険」という意味ではあり
ません。「不確実性」を意味します。
例えば、通常50個のりんごが収穫される木があったとします。それがある年は
りんごが55個とれ、別の年は45個しかとれない場合、50個に対するプラス
マイナス5個の「ブレ」(=変動)、つまり「不確実性」が「リスク」ということです。
では、「リターン」とは、期待できる運用の成果のことです。リターンにはプラス
のリターンとマイナスのリターンがあります。通常50個のりんごの収穫が期待
される木から、52個、53個りんごが取れると、プラスの成果があったことに
なりますが、逆に48個、47個だとマイナスの成果ということになります。
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DC制度での掛金の運用商品には、大きく分けて元本確保型の商品と
投資信託があります。
元本確保型には、どのような商品があるのか、ゆうちょ銀行の個人型
DCのプランを参考にみてみましょう。
ゆうちょ銀行の個人型DCにはAプランとBプランがあります。
元本確保型商品(A、B共通)
・確定拠出年金通常貯金
・確定拠出年金定額貯金
・確定拠出年金定期貯金(1年、3年、4年)
元本確保型商品(Aプラン)
・すみしんDC固定定期5年(住友信託銀行)
・すみしんDC変動定期5年(住友信託銀行)
・確定拠出年金専用定期預金(三菱UFJ信託銀行)
元本確保型商品(Bプラン)
・りそな据置定期預金「フリーポケット401K」(りそな銀行)
・中央三井DC定期(固定金利型)5年(中央三井信託銀行)
・中央三井DC定期(変動金利型)5年(中央三井信託銀行)
以上は、全て元本確保型の商品です。
DCの運用商品には、この元本確保型の商品が必ず1つ入っていなけれ
ばなりません。
「元本確保」とは、「満期時点で元本が確保される」ことをいいます。
DCの運用商品としての「元本確保型商品」というのは、原則として常時
もしくは満期時に、元本が確実に保証されるもの、またはこれに準ずる
ものを指します。「元本確保型」商品としては、預貯金の他に、生命保険
や損害保険を使った商品もあります。
尚、元本確保と元本保証は違います。元本保証は「いつの時点でも元本
が確保されること」を言います。
元本確保型商品は、極めてリスクの少ない商品です。
リスクのある商品としては、投資信託が用意されています。
→続く
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昨年同様宜しくお願い致します。
新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
さて、DC制度では、掛金は自分で運用します。
掛金の運用については、「そんな危ないこと」といったご意見を、お持ち
の方も多いと思います。
「掛金を運用」するための商品としては、リスクのほとんどない商品(預
貯金など)とリスクのある商品(投資信託)があります。
例えば、主に日本の自動車メーカーや電気機械メーカーの株式で運用し
ている投資信託があるとします。
この投資信託を「掛金の運用先」に選んだ場合は、上記メーカーに間接
的に投資していることになります。自動車メーカーや電機メーカーが作り
出す経済的な価値にお金を「投資」し、リターンを得るのを期待している
ことになります。
一方、投機とは、サイコロの目を当てるような、他人との見通しの違いに
賭けることです。
「投資」つまり「掛金の運用先に投資信託を選ぶこと」は、「投機」のような
ゼロサムゲームをするということではありません。
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