2016年5月24日、衆議院本会議において、確定拠出年金法の改正案が
成立しました。
やっとですね。
これで、確定拠出年金・個人型=個人型DCには「誰でも入れる。」ことに
なります。
今日は、掛金の運用、投資信託についての記事はお休みします。
確定拠出年金の改正法の成立後、色々な記事・報道が出ています。
私からお伝えしたい個人型DCのメリットは、二つです。
つぶれることがない自分だけの退職金制度(老後生活資金)。
ライフステージに合わせてフレキシブルに使える。
今日は、 について。来週は、 についてお伝えします。
『つぶれることがない』
これは、どういうことかと言いますと、ここ10数年の企業年金制度の
あり様からの結論です。
税制適格退職年金、厚生年金基金は、運用難による積み立て不足で
大変残念な終わり方となっています。
採用していた企業では、積み立て不足による掛金の負担増で、
倒産もありました。特に、基金では深刻です。
さらに、日銀のマイナス金利政策により、確定給付企業年金や中小企業
退職金共済の運用・積立に悪影響が出ています。
ここまで書いて、もちろん反論もありますよね。
個人型DCでも運用を間違えると大幅に資産が減る
でも、個人ですから、勤めていた会社が倒産ということにはなりません。
資産が目減りしたからと言って、その分を補てんする必要はありません。
個人型DCでの運用は、短期勝負ではありません。
10年、20年、30年と運用していきます。
じっくりと構えてやっていけばいいのです。
何よりも自分で運用先を決められます。
他人(金融機関、事業主など)に任せて、無くなってしまうことがありません。
個人型DCは、自分の老後生活資金を自分で考えて作っていける制度です。