2011年「 高岡市男女平等推進センター学習支援講座」
原発は「いらない!」
~スリーマイル、チェルノブイリを通して、福島が見えてくる~
講師: 淡川典子さん 元富山大学教育学部社会科教育教員
日時:11月13日(日)午後1時半~4時 高岡男女平等推進センター会議室にて
世界の動きを深く研究されている淡川さんから話を聞くことができ、私達は世界から学ぶことが大切だとわかりました。又、震災前から反原発運動に取り組んできた参加者からなぜ原発に反対してきたのかも話していただき、参考になりました。
① 原発は原爆より怖いこと
②スリーマイル島の事故後、周囲でガン、白血病、心臓病など多くの病気に罹患しているこどもが多い。
③チェルノブイリ後25年たっても、甲状ガン、白血病、心臓病に罹患した子どもが増えている。
④ドイツでは、1年間に国民の被爆量は0.3ミリシーベルトに規制されている。
日本で「安全協定」が出てくるのは、法的住民保護がはかられていないため、
公害防止で、住民運動が勝ちとった実績を継承したもの。
紳士協定とも呼ばれ、実際の効果を発揮する手掛かりみたいなもの。(しかし、約束違反は約束違反として、厳しく追及すべきもの)
能登や北海道の場合、立ち入り調査権は関連自治体(おおむね防災計画が策定される範囲。ただし、旧富来町は外されていた)がもっていて、一般住民が立ち入れるわけではありません。
カナダのみごとな点として挙げたのは、
4時間で1mSvになる予測がついたら、防護行動に入れというところ、です。
平常時と緊急時の基準となるところを一応重ねているから。本当なら、事故の場合も年間1mSvに納められないなら、
原発やってはいかん!はずです。
⑤原発の危険性を訴えた裁判官は左遷させられている。現実は司法も行政に握られている。
⑥低線量被爆の怖さ。
⑦原発カルタを作り啓蒙に務めている市民。
⑧東京から避難してきた人は被爆量を測定しているが、富山のこの地、屋内でも高い値が出て心配だ。