重厚で迫力があり、とても考えさせられる映画でした。水谷夫婦の共演、主役のこどもたち、わき役陣の演技も見事でした。
第2次大戦という暗い時代の中で、ハイカラな神戸の街で、キリスト教の母と洋服屋の父の一家は、家族愛にあふれ、自分の頭で考え、おかしいことはおかしいといえる子へと育てていた。
この優しい家族にいろんな苦難が押し寄せる。戦火の中ようやく生き延びた少年Hは、「この戦争は何やったんや。お父さん教えてくれ」と父に迫る。
戦後、軍国主義を進めていた人々は民主主義に豹変する。活気づく闇市の様子。
大人の裏切りを多く見て、彼は鉄道自殺を図るが一命を取り留める。15歳になった彼は自立を始め、自分の絵の才能を生かし、飛翔する火の鳥の看板を書く。
理性的で誠実で、勇気のある少年Hこそ、この日本をつくっていくのだと思った。
憲法改正や秘密保全法で人権を制限し、戦争する国づくりをめざす安部政権。戦争時の悲惨さを訴えるこの作品の世界がこれから日本にこないか警鐘を鳴らす映画である。
第2次大戦という暗い時代の中で、ハイカラな神戸の街で、キリスト教の母と洋服屋の父の一家は、家族愛にあふれ、自分の頭で考え、おかしいことはおかしいといえる子へと育てていた。
この優しい家族にいろんな苦難が押し寄せる。戦火の中ようやく生き延びた少年Hは、「この戦争は何やったんや。お父さん教えてくれ」と父に迫る。
戦後、軍国主義を進めていた人々は民主主義に豹変する。活気づく闇市の様子。
大人の裏切りを多く見て、彼は鉄道自殺を図るが一命を取り留める。15歳になった彼は自立を始め、自分の絵の才能を生かし、飛翔する火の鳥の看板を書く。
理性的で誠実で、勇気のある少年Hこそ、この日本をつくっていくのだと思った。
憲法改正や秘密保全法で人権を制限し、戦争する国づくりをめざす安部政権。戦争時の悲惨さを訴えるこの作品の世界がこれから日本にこないか警鐘を鳴らす映画である。