演劇鑑賞会で、「蟹工船」がありました。
本当に漁船に乗り北海の荒波をかぶるような迫力がありました。
オホーツクの氷の海で、鉄板一枚の厳しい環境で、むちでたたかれ、風呂は1週間に1回、貧しい食事で13時間という長時間労働をさせられる労働者たちが描かれていました。
労働者たちは、ついにストライキをし、要求を工場主につきつけます。しかし自分たちを守るために派遣されていると思った海軍に弾圧されます。「俺たちの味方は俺たちだ」の叫びが心を打ちました。
安倍政治の暴走、年金切り下げ、TPPで国民保険や食の安全性が奪いとられようとしている日本。非正規差別、過労死など戦争で死ぬより、貧困で死にそうな国民。国会審議も強行採決で民主主義が冒涜されています。鹿児島ではついに、県知事が原発推進を打ち出し、県民は裏切られたのです。
韓国の国民は見事に立ち上がりました。でも日本は・・・「市民の味方は市民だ」と叫び、力を合わせて立ち上がりましょう。
再び彼らは団結の歌ソーラン節を高らかに歌い始めます。荒々しい男たちのドラマ、とても感動的な劇でした。ユーモアがあるともっとよかったかも・・・・