ウイングウイングで、「三井マリコさんと語ろう!ジェンダー平等のまちづくり~ノルウエーから高岡のヒント~」がありました。上市,南砺市、高岡市の議員さんや行政の方も参加され、会場はいっぱいでした。
三井マリコさんは、若々しく、大迫力の講演で、圧倒されました。
女性議員を増やす運動などで、ノルウェー王国功労勲章を受章されています。
車いすや乳母車が多く供えられ、男性も子供連れで本を読んでいるノルウェーの図書館。子供が自由に表現できる舞台もそなえられています。
堂々とした女性と台座に小さくたつ男性の彫刻、普通に市場で買い物する女性の彫刻。水汲みしたり子育てする女性、90歳の女性のヌードの彫刻が立つノルウェー。
国会の前の広場ではいつも集会が開かれ、政治と市民の距離が近い。
ノルウェーでは、議員の女性の比率が40%。首相も小児科医で4人の子の母。
市議会は会議室で議員は無給。介護で大変な女性の市長が2人で分担している市もある。
24時間体制の在宅ケア、ホームヘルパーは全員公務員で同一価値労働同一賃金。
女性が政治に多く進出して、初めて北欧福祉地方自治体ができた。
ノルウェーは比例代表制の選挙で、名前の連呼なし、ポスターなし、選挙事務所なしで、お金がない人も選挙に出れる。
12歳から政党に入れる。
政党にクォーター制をとり、4割以上が女性。
小学5年では、子供選挙が盛んで、ずらーと並んだ政党の選挙小屋を回り、アンケートを取り、みんなに発表している。
高校では実際に政党の政治家を呼び、政党討論会をしている。
議会は市民社会を映す鏡である。
ジェンダー平等指数世界125位の日本。まず、小選挙区制を廃止し、民意を反映する比例代表制にしてほしいものである。