サンフォルテで、29日、富大の准教授林
夏生さんの講演「3回の米朝会談と今後の展望~日本政府に求められること」がありました。
林さんの講演は3回目ですが、いつもわかりやすく国際関係を教えてくださいます。
行為の主体、利益の実現のための相互作用、リーダーの背後にいるすべての人々の観点、誰も死んではいけないという立場で。
米朝二国間関係、および米朝を含む多国間関係の変化、米・中・ロが北朝鮮の制裁決議に参加しない理由、日本政府の対応について多くの資料を提示して説明されました。
3回目の米朝会談は、会談と言えないもの。
多国間の国際協調を基調とした外交から二国間外交へのシフトの潮流の危険性。
旧六者協議参加国の内で北朝鮮と首脳会談していないのは日本だけ。
近い将来4人に一人はアフリカ人という世界になりそう。中国は100万人のビジネスマンがアフリカにいる。日本は1万人。中国による1帯1路などに参加するか、アメリカ側に参加するか問われている。
北朝鮮は食糧危機に陥る可能性があり、配給される食糧の量は一人当たり1日300gまで減少している。
多くの人々が多様な情報に触れ判断し、市民同士の交流を大切にしていきたいものです。
先生も、韓国のLGBT、障碍者、弱者との交流をしておられるそうです。