今日から11月。すっかり寒くなりました。そこで、温かい話題を1つ。それは「筋肉を温めて運動すると効果が増大する。」といものです。これは、当研究室の研究テーマの1つです。身体を温めるといっても一般にはウォーミングアップをイメージされる方が多いと思います。ウォーミングアップはけがの予防という目的で行われていますが、別の意味があるという考えです。もちろん、まだ完全に証明できていないのですが、温めることは確実に筋肉に刺激として捉えられており、その刺激に対する適応が筋肉強化につながると考えています。運動やトレーニングを行えば、筋肉は刺激を受けて、それに応答して適応を示します。通常、刺激は抵抗(力)や耐久性(持久性)といった筋肉のパフォーマンスに密接に関与するもので、筋肉はこうした刺激を再び受けた場合には以前以上にパフォーマンスを発揮できるように適応します。これが、トレーニング効果です。でも、実はこうした抵抗とか耐久性などの刺激を筋肉がどのように受容するか完全には解明されていません。ひょっとすると、全く別の刺激でも筋肉は同じような適応を示すかもしれません。その全く違う刺激として温熱が有望と考えています。もちろん、適切な方法で温めないと効果は期待できません。また、温める温度も重要です。これらを間違えると、逆効果が出るということもあります。特に熱過ぎるのは確実にマイナス効果となります。また、低温やけどなどの別の副作用の可能性も高まりますので、注意が必要です。ですので、温めて運動するというのは、簡単そうですが効果を得るのは難しいということになります。詳しくは、また別の機会にでも。
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