健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

グローバルCOEとグローバル30

2010-11-19 07:37:17 | 研究
また事業仕分けで大学における研究拠点の形成に係る事業が仕分けられました。日本の遅れている国際化を推進する「国際化拠点整備事業」(グローバル30)と、研究拠点整備や博士学生育成の「グローバルCOEプログラム」です。こうした拠点作りは、経済界からも強い要望があります。それは、こうした拠点が形成されることで、世界各国から優秀な人材が集まるからです。これは、日本の国際競争力を確実に高めてくれると考えられます。これらの事業関連の予算削減反対を訴える有識者などには、張富士夫トヨタ自動車会長、小林陽太郎元富士ゼロックス会長、内永ゆか子ベルリッツインターナショナルインク会長、などなど(日刊工業新聞)。こうした分野は、成長戦略に入っていないのでしょうか?もちろん、全ての予算が適切に使われているかを点検する必要はあると思います。でも、研究を行うには優秀な人材がたくさんいなければなりません。つまり、膨大な人件費が必要になります。いくら機械化が進んだとはいえ、論文を書いたりデータをまとめたりするのは人間が行う必要があります。そして、こうした研究の成果が上がるのは10年、20年、四半世紀ぐらいはかかるでしょうか。こうした視点で、日本の将来を考えてほしいですね。
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