膀胱にたまる尿の量を体内時計が調節している。そんな研究結果が報道されています(YOMIURI ONLINE)。体内時計を制御する「時計遺伝子」が、膀胱の筋肉を収縮しやすくするたんぱく質の量を睡眠中は減らすことで排尿を抑えていたというものです。時計遺伝子の働きで、活動中はこのたんぱく質の量が増えるため、マウスは少しずつ頻繁に排尿するそうです。マウスの時計遺伝子を働かなくすると、排尿に昼夜の区別がなくなったとも。例えば、睡眠中は腎臓が作る尿の量が減るとともに、膀胱にためることのできる尿の量も増えるため、長時間排尿せずに済むらしいのです。この研究成果は、膀胱の筋肉を収縮しやすくするたんぱく質の量を制御する物質が見つかれば、子どもの夜尿症や高齢者の夜間頻尿の治療薬につながるものだそうです。
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