健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

生活習慣病の調査を妊娠時から

2012-05-12 08:30:55 | 研究
妊婦の栄養状態と、生まれた子の生活習慣病のなりやすさとの関係を検証するため、妊婦200人を対象とする世界的にも珍しい調査が今月から始まるそうです(YOMIURI ONLINE)。最近は、ダイエットなどによりやせた妊婦と低出生体重児の増加が背景にあるそうで、子どもが成人するまで追跡調査するとのことです。生活習慣病は誕生後の生活習慣だけでなく、母親のおなかの中にいるときから1歳のころまでに形成される体質が発症に関わっているという学説が注目されているそうです。今回の調査では、幼い時の体質が妊婦の栄養状態にどう影響されるかを調べるのだそうです。妊婦から出産までに3回の血液を採取し、栄養状態に関係する血中のアミノ酸のほか、胎児の発育に影響を与える葉酸やビタミンなどを測定するそうです。そして、食生活アンケートも行うそうです。果たしてどのような結果が出るのでしょう。ただこの研究は、結果が出るまでは少し時間がかかりますね。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする