健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

食物アレルギーの子どもが増加している

2013-12-17 08:30:40 | 研究
食物アレルギーがあると学校に届けられている子どもは45万人余りと全体の4.5%に当たり、9年前の1.7倍に増えていることが文部科学省の調査で明らかになったそうです(NHK NEWS WEB)。こんなに多いのですね。驚きです。一方で、医師の診断書などが提出されているのは20%余りで明確な根拠がないまま対応している可能性も示されたとも。この調査は、去年12月、東京・調布市の小学校で食物アレルギーのある女子児童が給食を食べたあとに死亡した事故を受け、文部科学省が全国の公立の小中学校と高校を対象に9年ぶりに行った結果だそうです。食物アレルギーがあると学校に届けられている子どもは45万3962人と全体の4.5%に当たり、9年前(2.6%)の1.7倍の割合に増えていることが分かったというもの。しかし、このうち医師の診断書などが提出されているのは21%にとどまっていて、明確な根拠がないまま対応している可能性がるとも。医師がしっかり検査をせずにアレルギーの可能性を示唆したことで、保護者が心配して学校に届け出るケースもあるとみられるとい意見もあるようで、専門医育成の必要性も指摘されているようです。昨年度1年間にアレルギーの原因食材を誤って食べてしまう「誤食」が40件起き、このうち8件でアレルギー症状が出て、薬を注射したケースが2件あったそうです。大きな問題ですね。
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