健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

農場のちり

2015-09-30 08:30:18 | 研究
農場で子どもを育てると、アレルギーを予防できるように思われることは、研究者らの間で長年知られているそうです。そして、その秘密は農場の「ちり」にあることを突き止めたとする研究結果が、Scienceに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。農場のちりは「A20」と呼ばれるタンパク質をい誘導し、このA20の作用によって、チリダニ類などのアレルギー誘発物質に対する気道内粘膜の反応を低減させることを発見。農場で育った人2000人を対象とした調査で、アレルギーやぜんそくに悩まされている人がほどんどいないそうです。また農場育ちでも、アレルギーやぜんそくにかかりやすい人々は、保護効果を持つタンパク質が欠乏していることが分かったそうです。
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