妊婦のインフルエンザへの感染と、子どもの自閉症との間には、何ら関連性はないとする研究結果がJAMA Pediatricsに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。子どもの自閉症をめぐっては、母体感染が関連していると指摘する研究者がいる一方で、そうした関連性を真っ向から否定する意見もあり、その見方は割れていたそうです。研究では、米国California州で2000~2010年に生まれた子ども19万6000人以上を対象にデータを収集し、調査。このうち、自閉症と診断されたのは3100人。自閉症は、遺伝的あるいは環境的な要因で発症すると考えられているが、その原因についてはほとんど解明されていないそうです。今回の研究では、母親が妊娠中にインフルエンザにかかったことと、子どもの自閉症発症リスクには何ら関連性も見られなかったそうです。また、妊娠第2期(13~28週)と第3期(29週以降)に母親がインフルエンザの予防接種を受けたことも、子どもの自閉症との間に関連性は見つからなかったそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3109492
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