健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

全国民を臓器提供者として登録へ

2018-02-17 08:30:48 | 研究
日本のことではありません。オランダ上院は先日、臓器提供を望まないとの意思を明示した人を除き、18歳以上の全国民を臓器提供者として登録する法案を可決したそうです(AFPBB NEWS)。同法案は、人口1700万人の同国で臓器提供の登録者増加を目的として、革新政党「民主66(D66)」の一人の議員が提案したものだそうです。上院の採決では賛成38、反対36の僅差で可決。新法が施行されると、オランダ国民は郵送で2度通知を受け取り、臓器提供意思の有無を表明することになるそうです。2度目の通知でも返答がなかった場合、自動的に臓器提供者として登録されるそうです。法案は2016年に下院を僅差で通過。その際に反対派は、国民の死後の遺体に関する過剰な権限を政府に与えるものだと批判していたそうです。今回、法案の一部を修正し、死亡した人が事前に臓器提供を望まない意思を明確に示していた場合を除き、最終決定は必ず親族が下すという条件を追加。さらに、当局は親族との事前協議なしに臓器提供を行うことはできないと定められているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3162320
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