世界の海面上昇のペースが加速しており、今世紀末までに66センチ上昇する可能性があるとの研究報告書が先日、米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。この数値は国連(UN)の推定値とほぼ一致しているそうで、沿岸部の都市への重大な影響も懸念されるそうです。報告書によると、過去の海面上昇のペースは年約3ミリだったが、2100年までに3倍以上の年10ミリとなる可能性があるということです。25年に及ぶ衛星データを基にまとめられた報告書では、海面上昇の加速は、主にグリーンランドおよび南極大陸の氷床融解の加速に起因するもので、2100年までの総上昇量は、海面上昇が一定のペースで進むと仮定した場合の約30センチではなく、2倍の60センチを超える可能性があるとしているそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3162180?cx_position=6
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