健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

人体からマイクロプラスチック

2018-11-07 08:30:51 | 研究
欧州とロシア、日本の被験者を対象にした調査で、それぞれの排せつ物から微小なプラスチック片が検出されたことが発表されたそうです(AFPBB NEWS)。食物連鎖の中にプラスチックが広く存在することを示した初の調査結果だそうです。この結果は、小規模の予備的研究に参加したボランティア被験者8人全員が数種類のプラスチックを排出しており、排せつ物10グラム当たり平均20個のプラスチック微粒子が検出されたというもの。プラスチック微粒子は大きさが50~500マイクロメートルで、海産物、食品包装材、ほこり、ペットボトルなどを経由して体内に取り込まれた可能性があると推測しているそうです。最も多く検出されたのは、ペットボトルのふたや梱包用ロープなどに使われているポリプロピレン(PP)と、飲料水のボトルや繊維素材などに使われているポリエチレン・テレフタレート(PET)の2種。この2種とポリスチレン(使い捨て食器やカップ、保冷容器など)とポリエチレン(レジ袋など)を合わせると、今回検出された微粒子全体の95%以上を占めたそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3194474?cx_part=search
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする