インド東部ビハール(Bihar)のムザファルプール(Muzaffarpur)で、熟していないライチの果実を食べたことが原因とみられる急性脳炎症候群(AES)が多発する中、死亡した子どもたちの数が6月24日で152人となったことが分かったそうです(AFPBB NEWS)。当局は同州の複数の県で子どもたちが死亡したと発表。またインド最高裁判所は、被害拡大を阻止するために講じた措置についての説明を要求。ビハール州政府に対しても、州の医療施設、栄養、公衆衛生の状態について報告するよう命じたそうです。ビハール州では、ここ10年の間に1350人超の子どもたちがAESで死亡。2014年の子どもの死者数は355人だったそうです。この疾患に罹患すると、高熱や嘔吐、発作などの症状がみられるそうです。栄養状態が良くない10歳未満の子どもに発症することが多いそうです。AESの正確な原因は不明とのことですが、熟していないライチの果実には毒素が含まれており、栄養不良の子どもたちが口にすると血糖値が急激に下がって脳に影響が及ぶのではないかと、専門家らはみているそうです。ムザファルプールではライチが豊富に産出されるそうです。
https://www.afpbb.com/articles/-/3231873?cx_part=top_category&cx_position=2
https://www.afpbb.com/articles/-/3231873?cx_part=top_category&cx_position=2