26ミリオン余裕が有るらしい

　UFAだったRiley Cooperと5年契約、Jeremy Maclinと1年契約。来年で契約が終わるJason Petersと4年、Jason Kelceと6年の契約延長をしました。
　これで、オフェンス側のUFAはMichael Vickのみとなりました。Nick Folesがエース固定で2番手Matt Barkley。Barkleyで2番手が大丈夫か？この一点だけ不安要素が残りますが、リーグ上位のオフェンスだった2013年と同じメンバーでオフェンス陣は固定されました。

　一番信頼しているサラリー情報のサイトが今回の4人の動きに反応していないので、一般的な情報から推測すると、Petersなどの契約延長による一時的なキャップ軽減などもあって、2014年のキャップ使用は123.7ミリオン。17ミリオンのキャリーオーバーを加えた残りのキャップ枠は26ミリオンのようです。
　26ミリオン有れば、ルーキーに5ミリオン使うとして、20ミリオン程度FAに使う事が出来ます（怪我人が出た時の緊急補強や、14シーズン終了後にFolesと契約延長する時の為に使い切る事は無いでしょうけれど）サインボーナスと言う形で1年目のキャップヒットは少なく出来て、放送権料更新で15年以降はキャップ枠がさらに増大する事を考えれば、10ミリオン級に手を出す事が可能です（当然他チームも来年以降キャップヒットする形でFA選手にオファーを出すでしょうから、今年のFA選手の相場は高くなります）
　

　オフェンスで手を入れるとすれば、バックアップQBに2番手のRB。ここだけでしょう。James Caseyが3番手TEでAllen Barbre,Dennis KellyとOLもバックアップは十分です。
　ディフェンスにドラフト上位と20ミリオンを注ぎ込む状況が整っています。欲しいのはランストップ専用のNT、Trent Coleの代替わりを考えたOLB、エースと対峙するRCBにSS.FS両方の5人。FAで3人抜けるSS,FSは別としてもNT,OLB,CBは2013年プレイしたスターターが残りますし、Earl WolffにPatrick Chungとバックアップなら問題ないSのデプス要員も居ます。
　

　ドラフト上位3個とFAで2人。ディフェンスの補強に使えれば素晴らしいチームになるでしょう。ただ、去年も1,2巡にオフェンス指名していますし、Chipのカレッジ時代の人脈で指名選手を選ぶとまたオフェンス取りそうで怖いです・・・

Maclinとも再契約

　Jeremy Maclinと1年契約で合意したようです。3.5ミリオン保障で最大6ミリオン。

　最大と言う事は成績次第なのでしょう。ACLで1プレイもしていないですから、出来高払いの契約分はシーズンが終わるまでサラリーキャップに加算されません。Maclinに6ミリオンは仕方の無いところでしょう、怪我が無ければ5年35ミリオン程度は貰うだろうと考えていましたから。
　ACLから復帰してプレイ出来る所をアピールするシーズンにして1年後にFA市場で大金を得たいMaclin側と、ACLから復帰できないリスクを強調して安い長期契約をしたかったチーム側、結局はそこそこの値段で単年契約を勝ち取ったMaclin側が勝利した形です。もちろん、Nick Foles,DeSean Jackson,LeSean McCoyの居るオフェンス陣に居続ける事を希望すれば、1年後に再契約と言う事にもなるのでしょう。
　ただ、Jason Avant,Arrelious Benn,Jeff Maehl,Brad SmithとMaclin不在の穴を生めたWRたち（Riley Cooperは中期の契約をしましたけれど）ほぼ全員1年後に契約が切れます。1年後のWR陣はDeSean JacksonとCooperにRFAになるDamaris Johnsonだけが残る契約状況なのは良くない気もします。

　Maclinへの6ミリオンでAvantが入れ替えにカットされる可能性が高くなりました。2TEセットで4番目のレシーバーはZach Ertzが担う事になるのでしょうけれど、良いスロットが居ると3rd7辺りの更新率が違うと思うのですけれどね・・・