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横須賀薬剤師会での講演会、昨年は低侵襲心臓手術についてお話ししましたが、今年は大動脈疾患の外科治療についてのお話しです。
特にお伝えしたいのは、大動脈疾患は早期発見、予防が大事である、ということです。
時々経験するのは親子、兄弟など血縁のある人たちの中に同じ大動脈疾患が頻発して起こるという事です。三人兄弟で三人とも腹部大動脈瘤が破裂し、三人目でようやく救命された、という経験、少なくとも2組経験があり、また、最近は兄弟が腹部大動脈瘤破裂で搬送されたため自分も調べたら同じ大動脈瘤が見つかった、または、母親が腹部大動脈瘤破裂で搬送され、付き添ってきた息子さんをその場で調べたら巨大な腹部大動脈瘤が見つかり、一緒に入院してもらい、同じ週に手術したことなど、遺伝的な関係で発症したと思われる症例を数多く経験しました。
90分の講演で130枚のスライドを使い、また動画なども交えて熱く語らせていただきました。
昨年は低侵襲心臓手術、本年は大動脈疾患と二回講演させていただきましたが、来年は虚血性心疾患の外科治療という内容でお話しさせていただきたいと思っています。