はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

ちょっと悲しい死

2012-01-25 | 日記
JRAの小島貞博調教師が亡くなった。
自殺だったとのこと。

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20120124-893987.html


この小島貞博氏は、意外と多くの人が知らない(覚えていない)と思うのだが、実はダービーを2勝している。

過去にダービーを2勝以上している人は、これは私も知らなかったのだが、実に12人もいる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%84%AA%E9%A7%BF



このうち、橋本輝雄、岩下密政、蛯名武五郎、栗田勝なんていう人は、名前さえ聞いたことがない。

何が言いたいのかと言えば、「ダービーなんて所詮そんなもの」ということだ。

なぜなら、ダービーの季節になってこれらの人たちの名前が挙がってくることなど、ほとんどないからだ。
「歴代ダービージョッキーをスタジオに呼んでのトーク」などという企画も私の知る範囲では見たことがない。

「ダービーは最高!」と言っている本人たちが、実はそんなに思ってもいない、ということだろう。

そして、競馬関係者にとっては、「いつかは取ってみたい」と(あくまでも表面上は)思っているらしいダービーだけど、私のような競馬好き(ギャンブル好き)にとっては、ダービージョッキーなんて、競馬予想の際には、何の参考にもならない。

私が知っている範囲でも、大西直宏、安田隆行なんて人たちは、ダービーを勝つ前も勝った後も、変わらず「下手くそ」と言われていた。

そして、この小島貞博という人も、そんなジョッキーの一人だった。

師である戸山為夫調教師のおかげもあり、あのミホノブルボンで2冠を制し、タヤスツヨシで2度目のダービーを勝った。
さらには、チョウカイキャロルでオークスも制しているし、何と言っても、中山大障害を2度も制している。
ダービーと中山大障害を2度ずつ勝っているジョッキーは彼だけらしい。

にもかかわらず、評価は低いままで、戸山調教師亡き後は、兄弟子である鶴留調教師には面倒を見てもらったものの、戸山師の弟子である森調教師には、まったく信用されなかった、とも言われている。

戸山調教師によれば「実力よりも人気がいつも低い」ということらしいが、彼のインタビューを聞く限りでは、朴訥であるというよりは、ちょっと「頼りない」という感じしかしなかった。

何だかかわいそうな人だった気がする。

新聞紙上でも、あまり大きくは取り扱われてはいないし、「ダービージョッキーの死」というのであれば、もっと大きく扱っても良かったのに、と思う。

とりあえず合掌!


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