今回は「スティルウォーター(CS)」です。
マット・デイモンが主演、アカデミー賞受賞作「スポットライト 世紀のスクープ」のトム・マッカーシー監督がメガホンをとったサスペンススリラー。娘のアリソン役は「リトル・ミス・サンシャイン」「ゾンビランド」のアビゲイル・ブレスリンが務めた。
主演:マット・デイモン
共演:カミーユ・コッタン、アビゲイル・ブレスリン、リル・シャウバウ、イディル・アズーリなど
<ストーリー>
逮捕された娘の無実を証明するため、異国の地で真犯人を捜す父親の姿を描いた。留学先の仏マルセイユで殺人罪で捕まった娘アリソンの無実を証明すべく、米オクラホマ州スティルウォーターから言葉も通じない異国の地へ単身渡ったビル。現地の協力者を得るも、ほとんどの地元民はよそ者のビルに口をきこうともしない。何者かの襲撃を受けるなど自らの身にも危険が迫る中、ビルはわずかな手がかりを頼りに前進していくが
2022年の作品だが、劇場で公開されたという記憶はない。
マット・デイモン主演の映画なので、公開されていればたぶん見たはずだからだ。
ただ、映画紹介のところには「サスペンススリラー」と書いてあったが、実はスリラーではない。
「人生は残酷だ」というセリフが随所に出てくるので、それがスリラーの意味なのかも知れないが、ハラハラ・ドキドキ感はあったものの、決して怖さは感じなかった。
内容についても、途中で「なるほど、もしかして・・・」という予感がしたし、だいたいその通りの展開だったのだけど、結末は意外だった。
というか、「あれでいいのか?」というのが終わった後の感想だ。
ネタバレにはなるが、実は主人公の娘は無実ではない。
確かに実際の殺人を行ったのは彼女ではないが、明らかに主犯である。
その主犯格の娘の言葉を真に受けて、娘との距離を縮めたい(?)一心のアホな父親が奮闘するのだけど、とにかくムキになって突き進むので、見ていて感情移入できない。
だいたい娘にしても、自分がルームメイトに対する犯行(単にイヤガラセをしたかっただけらしいが)を依頼したにもかかわらず、よくも「私は無実だ」などと言えたものだ。
「まさか殺すとは思わなかった」というのは、言い訳にもならない。
しかも、自分が犯行を依頼した相手の名前(アキーム)を父親に教えるなんて、意味がわからない。
主人公に同情したシングル・マザーのヴィルジニーの友達のおかげで、娘が参加したパーティの写真を手に入れ、それを持って娘に会いに行ったところ、娘が「あっ、これがアキームよ」と答えたわけだけど、この女はアホなのか?
父親がアキームを捕まえるとは思いもしなかったのだろうが、万が一捕まってしまうと、彼女の犯行自体がバレてしまうのだから、いくら観客を騙すつもりの展開だったとしても、これはあり得ない描写だと思う。
しかも、アキームを捕まえた主人公は、アキームが必死に弁解しているのに、一切耳を貸さない。
これも、万が一ヴィルジニーやその娘マヤが地下室に閉じ込めたアキームを見つけて問い詰めたとしたら、真相はすぐにわかってしまう。
しかも、実際に見つかってしまってるし。
このあたりをいいかげんに描いておいて、最後は「無罪放免されて良かった、良かった」は、さすがにないと思う。
主人公の行動は無鉄砲であるとは言え、ある意味仕方がないと思うのだが、この娘の行動はまったく理解できない。
ということは、この脚本がおかしいということになると思う。
マット・デイモン主演の映画なので、かなり期待していたのだが、この展開はないと思う。
ということで、評価は「C」にしておきます。
マット・デイモンが主演、アカデミー賞受賞作「スポットライト 世紀のスクープ」のトム・マッカーシー監督がメガホンをとったサスペンススリラー。娘のアリソン役は「リトル・ミス・サンシャイン」「ゾンビランド」のアビゲイル・ブレスリンが務めた。
主演:マット・デイモン
共演:カミーユ・コッタン、アビゲイル・ブレスリン、リル・シャウバウ、イディル・アズーリなど
<ストーリー>
逮捕された娘の無実を証明するため、異国の地で真犯人を捜す父親の姿を描いた。留学先の仏マルセイユで殺人罪で捕まった娘アリソンの無実を証明すべく、米オクラホマ州スティルウォーターから言葉も通じない異国の地へ単身渡ったビル。現地の協力者を得るも、ほとんどの地元民はよそ者のビルに口をきこうともしない。何者かの襲撃を受けるなど自らの身にも危険が迫る中、ビルはわずかな手がかりを頼りに前進していくが
2022年の作品だが、劇場で公開されたという記憶はない。
マット・デイモン主演の映画なので、公開されていればたぶん見たはずだからだ。
ただ、映画紹介のところには「サスペンススリラー」と書いてあったが、実はスリラーではない。
「人生は残酷だ」というセリフが随所に出てくるので、それがスリラーの意味なのかも知れないが、ハラハラ・ドキドキ感はあったものの、決して怖さは感じなかった。
内容についても、途中で「なるほど、もしかして・・・」という予感がしたし、だいたいその通りの展開だったのだけど、結末は意外だった。
というか、「あれでいいのか?」というのが終わった後の感想だ。
ネタバレにはなるが、実は主人公の娘は無実ではない。
確かに実際の殺人を行ったのは彼女ではないが、明らかに主犯である。
その主犯格の娘の言葉を真に受けて、娘との距離を縮めたい(?)一心のアホな父親が奮闘するのだけど、とにかくムキになって突き進むので、見ていて感情移入できない。
だいたい娘にしても、自分がルームメイトに対する犯行(単にイヤガラセをしたかっただけらしいが)を依頼したにもかかわらず、よくも「私は無実だ」などと言えたものだ。
「まさか殺すとは思わなかった」というのは、言い訳にもならない。
しかも、自分が犯行を依頼した相手の名前(アキーム)を父親に教えるなんて、意味がわからない。
主人公に同情したシングル・マザーのヴィルジニーの友達のおかげで、娘が参加したパーティの写真を手に入れ、それを持って娘に会いに行ったところ、娘が「あっ、これがアキームよ」と答えたわけだけど、この女はアホなのか?
父親がアキームを捕まえるとは思いもしなかったのだろうが、万が一捕まってしまうと、彼女の犯行自体がバレてしまうのだから、いくら観客を騙すつもりの展開だったとしても、これはあり得ない描写だと思う。
しかも、アキームを捕まえた主人公は、アキームが必死に弁解しているのに、一切耳を貸さない。
これも、万が一ヴィルジニーやその娘マヤが地下室に閉じ込めたアキームを見つけて問い詰めたとしたら、真相はすぐにわかってしまう。
しかも、実際に見つかってしまってるし。
このあたりをいいかげんに描いておいて、最後は「無罪放免されて良かった、良かった」は、さすがにないと思う。
主人公の行動は無鉄砲であるとは言え、ある意味仕方がないと思うのだが、この娘の行動はまったく理解できない。
ということは、この脚本がおかしいということになると思う。
マット・デイモン主演の映画なので、かなり期待していたのだが、この展開はないと思う。
ということで、評価は「C」にしておきます。
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