はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

終焉の始まり?

2024-12-20 | 日記
ナベツネこと渡辺恒雄が亡くなった。

98歳だそうだ。

この男について一言で表すなら「権力の亡者」という言葉がすぐに思い浮かぶ。

人によっては「歯に衣着せぬ」という言い方をする人もいるようだが、とにかくすべてが「上から目線」だった。

亡くなるまで読売新聞社の主筆を務めていたというが、こんなもの「いくつになっても精力的」とか「いつまでも頼られる存在」とかいう言葉はまったく当てはまらない。

たたただ、今持っている権力を手放したくないだけの老害以外の何ものでもない。

この男、読売新聞社に入る前は、共産党に入党していたという。

民主主義を否定する共産党から、民主主義の象徴(?)とも言えるメディアに転換したのは、単に「権力者になりたかった」以外に理由なんかなかっただろう。

戦後は、共産主義の猛威が吹き荒れていたので、日本も共産主義国になるかも知れない。

そう読んだからこそ、共産党に入り、権力者側につこうとした。

ところが、日本が何とか共産主義の猛威から逃れたら、すぐに方向を転換した。

その後のこの男の発言を見れば、プロ野球選手に対して「たかが選手が」と言い放った発言に代表されるように、常に人を見下していて、一方で時の権力者にすり寄るなど、人間としては最低の部類に属する人物だと言ってもいいと思う。

こんな90歳を超えている男を主筆に据え置いている読売新聞社も相当なクソだ。

おそらく、ナベツネの威光を笠に着るヤツがいて、何かにつけ「渡辺さんがそう言っているんだ」という一言で部下に対してエラそうにしている姿が想像できる。

こういう腰巾着野郎が、今後の権力闘争の中でどうなるのかわからないが、ナベツネの死が「オールドメディアの終焉の始まり」になればいいのに、と思う。

ただ、そう簡単にはいかないだろうな。

そういうメディアの報道のし方がクソな例。

クマ対策に頭を痛めている秋田県の佐久知事が、クマ退治に苦情を言ってくるクレーマーに対して、「私なら、お前の所に今(クマを)送るから住所を送れ、って言う」と言って、毅然とした態度を取るという意思表示をした。

この発言を報じるメティアの見出しは、だいたいこんなものだ。

『「お前の所にクマ送る」発言が波紋 クマ対策“苦情”に秋田県知事が・・・』

まさに「波紋を呼んでほしい」という気持ちのこもった見出しだ。

もちろん、佐久知事の言いたいことは「文句をつけてくる人にはクマを送りつけてやる」ではない。

間違いなく「そういうクレーマーには毅然とした態度を取る」ということだろう。

ところが、メディアは煽ることが大好きなので、あえてこのような煽情的な見出しにする。

当然のことながら、この見出しに脊髄反射する連中がいて、ネットなどでも「クマなんかどうやって送るんだ」とかいうアホなことを言うヤツもいれば、中には「もし相手がウソの住所を教えてきたらどうするんだ。送られてきた人は迷惑じゃないか」というバカ丸出しのヤツもいた。

メディアが偏った見出しをつけるから、それに反応するバカが出てくるのだと思う。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000392478.html

ナベツネがいなくなったくらいで、メディアが劇的に改善するとはとても思えないが、何かのきっかけになればいいと思う。

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