謝罪するだけ、立憲民主党よりはマシ

ロシアに侵略されているウクライナが、政府公式アカウントの中で「我々はファシズムと戦う」と掲載し、そこにヒトラー・ムッソリーニと並んで昭和天皇の写真を載せていたことに対して、日本政府が正式に抗議をしたそうだ。

それに対して、ウクライナ大使館から正式に謝罪があり、修正された写真（ヒトラーとムッソリーニのみ）に差し替えたらしい。

だた、同時に「ウクライナの政府公式アカウントはウクライナ政府とは何の関係もない」という、わけのわからない言い訳をしている。

たぶん、ウクライナにとっては、日本とチャイナの区別もついていないのではなかろうか。

だから、第二次世界大戦時に三国同盟を結んでいた日本・ドイツ・イタリアを批判する際に使用した写真をそのまま掲載したのだと思う。

もちろん、ヒトラーとムッソリーニはともかく、昭和天皇がどこの国の人かもわからないまま。

でも、これで理解してもらえたのと思っていたら、今度は「ウクライナを支援してくれた国々に対する感謝動画」というものを作ったのだが、その中に日本の名前がなかったらしい。

これに対しても自民党がウクライナ外務省に抗議したところ、またまた謝罪があったものの、同時に「これは外務省が作ったものではなく、防衛省が作ったもの。兵器や弾薬をくれた国に対して感謝しているのであって、人道支援のみしているスイスやイスラエル等も入っていない」という、これまたわけのわからない言い訳が返ってきた。

つまり、「アンタらは兵器や弾薬という本当に欲しいものをくれなかったから、感謝はしていない」と言っているのと同じであり、ホントにまあ失礼な国だわ。

しかも、大使館に抗議したら「あれはうちとは関係ない」と言い、外務省に抗議したら「あれはうちではない」と言うなど、言い方が日本の野党に似ている。

立憲民主党の連中が、「あれは民主党がやったのであり、我々は立憲民主党だから、まったく関係がない」と言っているのと同じ。

まあ、立憲民主党とは違って、一応の謝罪をしているところは、まだマシというところだろうか。

とは言え、戦争の混乱の中にあって、どことどこから、どんな支援があったかなど、国として統一した取りまとめなんて、たぶんできていないのだろうから、ある意味仕方がないのかも知れない。

だけど、ファシスト国家の写真として昭和天皇も含めるなど、「それをやっちゃあイカンだろう」という最低限のマナーは持ってほしいものだ。

まあ、元ソ連の国々に対して、そんなものを求めること自体が無理なのかも知れないが、いずれにしても今は混乱期だし、戦乱が収まってから正式に何かあるだろうと思われるので、それまで猶予を与えてもいいんじゃないの？

というか、ウクライナには正式に抗議するのに、チャイナとか隣のあの国には、「遺憾砲」は発動するけど、正式に抗議はしないのね。